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2006年07月22日

自慢の友達と憧れの人

今、俺には自慢の友達がいる。
笑顔がかわいくて、
いい体をしていて、
話がおもしろい人気者。
そして何より、澄んだ心の持ち主。
そんな彼と一緒にいると、
自然と笑顔になれて、
とても幸せな気持ちになれる。
彼の純粋な心に触れるたび、
心が洗われる気分になる。
彼と友達でいることは俺の一番の自慢だ。

けれども、その反面、
彼と一緒にいると、
何の取り得もない自分を痛感してしまう。
彼のきれいな心を前にすると、
自分の心の濁りが浮き彫りになってしまって
思わずため息が出てしまう。

とても魅力的な彼と自分とを比べることが
そもそも間違っているのはわかる。
でも、彼のようになりたいと思えば思うほど、
彼を妬ましく思う、醜い自分に気付いてしまう。

そんな俺に、彼は、
俺のいいところを探して伝えてくれた。
そんな彼の優しさが、とても嬉しかった。

やっぱり、自慢の友達だと思った。


そんな、友達とのやりとりがあった直後に、
俺の憧れの人「横浜Cruiseネットワーク」の
シンジさんからメールがあった。

Cuiseは横浜でゲイコミュニティのための情報発信を行っている。
俺は、ゲイ雑誌でCruiseの活動を知り、
シンジさんにひそかに憧れていた。

そして、自分もHIVの活動に関わるようになった頃、
縁あって、シンジさんに会うことができた。
憧れの人に初めて会うときの緊張といったら
そりゃあもう大変なものだった。

で、実際会ってみたら、
意外とくたびれたオヤジで拍子抜けだった(笑)

でも、その夜、HIV+の友達と飲んでいるシンジさんを見て、
俺は以前より強い憧れを抱くようになった。

会話の中身はHIVについての話題もたくさん出ていたけど、
シンジさんは常に「友達」というスタンスで話をしていた。
ときに率直すぎるほど、ストレートに思っていることを口に出していた。
それが作られた「友達」ではなく、本当に心からの「友達」だからできることだと思った。

HIVの活動をしている人の中には、ごくまれにだけど、
「支援者」としての目しかもっていない人もいる。
過度に気を遣ってるのが見え見えの人もいる。
興味本位で詮索してくる人もいる。

シンジさんの振る舞いは、俺にとって最も自然で、最も近くに感じた。
HIV+かどうかは関係なく、
出会った人、一人ひとりと大切な友達として付き合っていくその人柄に、
俺は人として惚れ込んでしまった。

シンジさんと出会っていなかったら、俺は今頃、
とっくにHIVの活動なんてやめていたに違いない。

そして、俺がくじけそうになっているとき、
なぜか、いつもシンジさんからメールが届く。
遠い横浜にいるというのに、
俺のことを気にかけてくれているんだ。
それは、シンジさんが俺を「友達」だって思ってくれているからに違いない。
シンジさんのメールは、俺をいつも勇気づけてくれた。

今回も、ものすごいタイミングのいいメールだった。
他愛もない会話を交わしながらも、
俺の気持ちをすぐに見透かしてくれた。

ふとしには、取り得がいっぱいあるよ。
(中略)
まるで俺の若い頃にソックリだよ〜(笑)

冗談めかして書いてくれたこの最後の一文が
一番うれしかった。
憧れの人に、「俺の若い頃にソックリだ」と言われるなんて。

俺って幸せな奴だと思う。
自慢できる友達や憧れの人が
「友達」として
今の俺をしっかり支えてくれている。

これからは、俺が成長して、
「友達」の輪を広げて
いつか誰かの力にならないと。

自慢の友達だと言ってもらえるように。
そして、
「俺の若い頃にソックリだ」って言えるように。
posted by ふとし at 16:38| Comment(0) | GayLife