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2007年03月27日

HIV抗体即日検査ヴァーチャル体験

先日、福島県郡山市にある
郡山駅前健康相談室のHIV抗体即日検査を
体験させていただきました。

郡山駅前健康相談室があるのは、
郡山駅前にあるビッグアイという高層ビルの7階。
ビルにはテナントも多く入っていて
洋服、雑貨から飲食店までなんでもそろっています。

HIV抗体即日検査は毎月第3土曜日に実施(2007.3月現在の情報)。
予約無しで検査が受けられるため(同じく2007.3月現在の情報)
受付開始時間の午後1時半には
受付に列ができるほどの盛況ぶり。
1時半の時点で定員(15名)に達することがほとんどらしいので
確実に検査を受けたい方は、1時半前から待機することをお勧めします

受付で番号札を受け取ったら待合室へ。
受付番号を呼ばれたら、前の机で今日の検査の流れや注意事項の説明を受けます。
ここで受付の番号札と引き換えに、採血の番号札を渡されます。
番号札の後ろには目安となる採血予定時間が書いてあるので
その時間までに会場へ戻れば外出もOK!
ビッグアイの中の喫茶店やショップで時間をつぶしてもいいし、
会場前のロビーでそのまま待機していても可。
ただし、ロビー脇の部屋はいろいろな催事で使用されていることが多いので
人目が気になる人は、他のフロアに移動することをお勧めします

採血予定時間になったら会場付近で待機。
番号を呼ばれたら採血室へ。
簡単な問診を受けたら(答えたくない項目は答えなくて可
採血(5cc2本)。
ちなみに、問診には異性間/同性間を問う項目は含まれていませんでした

採血後、結果がわかる時間を教えてもらいます。
結果が出るまでの時間も、もちろん自由行動。

約束の時間に会場付近へ戻り、再び番号が呼ばれるのを待ちます。

結果を伝えるのは、医師です。
結果は「陰性」か「要確認」のいずれかで、
「陽性」という結果は出ません
陰性」の場合、検査日からさかのぼること3ヶ月前まで
HIVに感染していないということになります。

要確認」の場合は「確認検査」が必要になります。
これは、即日検査がたいへん感度の高い検査方法であるため
「HIVによる抗体」も「HIVによる抗体と似ているもの」もすべて検出してしまうので
「確認検査」で「HIVによる抗体」なのか「似ているもの」なのか
再度検査をする必要があるのです。
ちなみに、HIVに感染していない人の100人に1人が
「要確認」と判定されると言われています。

要確認」の判定が出た場合は、採血した2本のうちの1本を使って確認検査をします。
(新たに採血はしません)
確認検査の結果は、後日(平日)郡山保健所で伝えられます。

今回のヴァーチャル体験では、結果を伝える医師から
彼女は・・・」なんて発言が飛び出してしまっていましたが
「相手」という言い方で置き換えましょうねって提案しておきました。

東北のHIV抗体検査会場の中では
開催日時(土曜の午後)、立地(駅前のビルの中)とも申し分のない
群を抜いたところであることに加え、
検査担当の方々も好印象です。
すぐに定員に達してしまうのも納得。

「問診ブースが並んでいるため隣の声が聞こえるおそれがある」と提案したところ
早速「問診ブースをできるだけ離し、BGMを流すことにしました」と対応していただきました。

他の東北各地の保健所にも、ぜひ見習っていただきたいものです。




HIV抗体検査受検者アンケートにご協力ください

東北HIVコミュニケーションズ(THC)では
東北でHIV抗体検査を受検された方を対象に
HIV抗体検査アンケートを実施しております。
アンケート結果およびアンケートで寄せられたご意見などは
東北HIVコミュニケーションズ(THC)が取りまとめて
「受検者の声」として検査機関へ届けます。
受検者本位のHIV抗体検査の実現へ向けて
率直な感想・ご意見をお待ちしております。
あなたの声を聞かせて下さい。


HIV抗体検査アンケート
PC http://www.cgi-maker.com/tools/form/kensa
携帯 http://www.cgi-maker.com/m/tools/form/kensa
posted by ふとし at 15:52| Comment(0) | HIV
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