ありがとうございます「ゆめ風基金」! [2013年01月12日(Sat)]
2012年、奏海の杜へ出発の年の最後に、
私たちのもとへ、嬉しい嬉しい贈り物が届いていました。 ゆめ風基金からのご寄付!!! あぁ。神さま、仏さま、ゆめ風さま。 〜〜阪神淡路大震災での障害者たちは、 ことごとく後回しにされた立場だったのですが、 被災地の彼らは普段の助け合いネットワークを活用し、 いち早く炊き出しを実施、 寒さに震える地域の人々に「日頃の恩返し」と豚汁を配ったのでした。 この心意気に後押しされて、それでは緊急時に普段から備えておこうと、 「ゆめ風基金」運動が発足しました。 全国の障害者運動と永六輔さん、小室等さんをはじめ、 各界の多数の方々を呼びかけ人とし、 自然災害の被災障害者への救援・支援をつづけている。 〜〜(ゆめ風基金HPより抜粋) という団体へ、全国から届けられたお金です。 ゆめ風基金からは、 東北関東大震災障害者救援本部としても、 日常の活動資金の支援をいただいています。 それにプラスして今回のご寄付。 私たちの願いをかなえていただき、本当に本当に感謝しています。 大阪に足を向けて眠れません。(大阪どっち?^^;) 今回いただいたお金は、 拠点の建設用地を整える造成費用に使わせていただきます。 津波で建物の7割が流された南三陸町。 もともとリアス式海岸特有の海と山が迫った地形。 狭い平地は大部分が津波でやられてしまいました。 また、大切な子どもたちをお預かりするところ、 津波の心配がないところというのが、 怖さを実感している私たちの絶対条件でした。 南三陸町の拠点、探しました。探しました。 でも、 水道からはるか彼方離れていたり、 雪が降ったら仙人になりそうだったり、 南三陸町は見事に山でした。 山肌にわずかに残った建物には、 人に住んで欲しかった。町に帰ってきて欲しかった。。 でもある日。 「そこ、使って」 私たちの活動を理解してくれ、応援してくれる方が、 ご自身の土地を提供してくださいました。 一瞬耳を疑いました。心臓がドキンとしたのを、 あの衝撃を、今でも覚えています。 その輪は、今、どんどん広がっています。 地域の方々が自分の得意分野で、 ここに関わってくれようとしてくれています。 土地を見に行くと「どんな具合?」 建物が建つのを楽しみにしてくれています。 目的は障がい児・者の居場所を作ること。 でも、 障がいのある人も、ない人も、 大人も子どもも、おじいちゃんもおばあちゃんも、 地域の人がみな寄りたくなる場所になる、 障がい者が地域で生きるきっかけの場所になる、と思います。 ・・いいえ、確信しています。 手前の葉が落ちた木のあたりから、 写真の奥、大きな杉が立ち並んでいるあたりまでが、 私たちに与えられた所です。300坪弱。 今はまだ農地ですが、 先日いただいた「忘れない基金」のお金で、 測量、分筆、農地転用書類の提出が済み、ただいま認可まち。 2月には手を加えることが出来るようになります。 写真でわかるように、見事に山。傾斜地です。 造成にはプラスアルファのお金がかかるかもしれませんが、 今回のご寄付で一気に現実味がでました。 また、このタイミングで決めていただけ、 農地転用の手続きもスムーズに進みました。 本当に、ありがとうございます!ゆめ風基金! そして、 これからも私たちの活動を、 南三陸の復興を、見守ってください。応援してください。 何卒よろしくお願いします。 次の目標はいよいよ建物建設。 みなさま、引き続き、 温かいご寄付を、何卒何卒、よろしくお願いします!! |