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支援のTANE(1)〜障害観について [2018年05月03日(Thu)]
「障害」があるということをどのようにとらえるか,
ということは子どもたちの支援をするわたしたちにとってはとても大切で,
最も「共通理解」しておかなくてはならないことです。
社会は大きく変化し,その中で「福祉」という考え方も変化しています。

 従来の考え方では,
「障害」は変わらずあるもので,
「社会」や「機能不全」が,直接「社会的不利」(障害)につながる,という考えでした。
この考えにもとづくために,
「障害があるから外出できない」
「障害があるから遊べない」
「障害があるから〇〇できない」=「障害があるからかわいそう」
という考えに固定しやすい状態を生み出していました。

現在も残っているこの考えは,はっきり言って「古い」わけです。
現在はこちらの「ICF」という概念に切り替わっています。

つまり,「障害」という状況におちいるのは、
「環境」と「個人」との相互作用であるということになります。
この考えから,
現在はさまざまな形で「障害」である「障壁」をなくす「合理的配慮」が行われることにより,
本人が社会的不利を被らないように生きていくということが求められるのです。
ですから,この考えでみるならば,
ある意味では「全ての人が障害のある状態に陥る」ことになるし,
「全ての人が障害がなく暮らせる」というが理念になるわけです。

にこま〜るの「障害があってもなくても」という障害観は,
旧障害観から現障害観への通訳をしていく,
そんなイメージではないでしょうか。(育)

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