繭玉 [2009年10月21日(Wed)]
先日、県内に現存する唯一の養蚕農家さん
金屋さんのお宅へおじゃました際に 繭(まゆ)玉を4つ頂いて帰ってきて なにげなく職場の机の上に置いていたら 休み明けの10月5日月曜日、 自ら作った繭をつき破って 生まれ出てきました! カイコ蛾(成虫)です。 まるでおしろいをはたいたように 全身がパウダリーな白色。 黒目がちでとってもカワイイです。 繭をとるために人工的に家畜化された昆虫なので 翅は小さく退化して飛翔能力を全く持たない上に 餌を食べることもしません。 というか、そもそも口も退化していてありません。 交尾産卵をして命が尽きるはかない一生です。 数日後、レモン色の卵を産みました。 卵はレモン色→茶褐色に さらに茶褐色→紫色に 机の上で羽化した日から16日目の今日。 朝起きると最後の1匹が力尽きてしまいました。 短いながら、平均寿命の10日間を上回る生涯でした☆ 小学生の頃、理科の実習として教室でカイコを飼育して観察しましたが 最後どうしたか思い出せない、というか最後を見届けた記憶がありません。 20年以上を経て、観察の続きをすることになるなんて想像もしませんでしたが しっかりと見届けたいと思います! |