エクセル2013より、散布図にデータラベルを付ける機能が搭載されました。
しかし、3月22日の統計データの活用勉強会の時に、エクセルのバージョンが2013以降に対応している参加者は1割に満たなかったため、エクセル2010以前の利用者に向けて散布図にデータラベルを付ける方法を説明を掲載することになりました。
この記事はIIHOEの川北秀人さんのブログ記事【集落単位の「高齢者率」×「18歳未満同居世帯率」分布図のつくり方】にある内容の散布図を作りたい!という場合に「データラベルの付け方が分からない!」という方向けに詳しくしたものです(もちろんそれ以外の散布図でも利用可能です)。
利用するのはXY Chart Labelerエクセルのアドインです。一旦設定すると、その後散布図のデータラベル作成に便利です。
1.以下のページよりファイルをダウンロードしてエクセルのアドインをインストール。
2.エクセルにThe XY Chart Labelerを利用可能なアドインに設定する。
Excelのファイルタブから「エクセルのオプション」をクリックする。
エクセルのオプション画面の左メニューで「アドイン」を選択し、出てきた画面で「設定」をクリックする。
アドイン画面で「XY Chart Labeler」を選択し、OKボタンを押す。
エクセルにアドインの設定が完了しました。
3.The XY Chart Labelerで散布図にデータラベルを付ける。
データラベルをつけたいグラフ(散布図)を選択し、アドインタブのAdd Labels」ボタンをクリック。
「Add Labels」画面で「Select a Label Range」を選択。
データラベルに表示したい範囲を選択すると、「Add Labels」に選択範囲が表示される。Enterボタンを押す。
範囲が選択されたのを確認して「OK」ボタンを押す。
散布図にデータラベルが付きました!!
例1 JSTATMAPからダウンロードした周南市の校区単位のデータにラベルを付けました。
一度、2のエクセルのアドイン設定まで完了していれば、2回目以降は毎回3のラベルを付けるところだけになります。
例2 JSTATMAPからダウンロードした周南市の小地域単位のデータにラベルを付けました。
エクセルの散布図にデータラベルを付ける方法はマクロを使うなど検索すると他にもいろいろ出てきますが、比較的導入しやすいものということでいくつか試したなかの一つをご紹介しました。
エクセル2010以前のバージョンをお使いの方はぜひ試してみてくださいね。