NPO法人事務局基盤強化セミナー
「NPO法人の会計実務」「NPO法人の労務」に続き、
シリーズ最終章「NPO法人の決算」を開催しました。
多くのNPO法人が3月末で決算を迎えるにあたり、事務局で働く方にぜひ理解してもらいたい決算処理や決算書類の作成について集中的に学ぶ3時間。
プログラムに沿って、講師の解説や会計に関するお話やワークが行われました。
講師:加藤 彰子 さん
T.NPOの会計
・・・企業会計でいう「損益計算書」作成の要領と変わらないこと、新会計基準に基づく計算書類「活動計算書」等についての説明がありました。また、NPOには会員台帳の他、認定NPO法人を目指す場合、「寄附金台帳」が必須であることなど、台帳についても再確認されました。
U.日常の会計で気をつけること
V.仕訳に慣れよう (20問の仕訳ワーク)
「仕訳」ワークの様子
W.決算処理チェックリスト
@現金(現金出納帳の残高は貸借対照表と一致しているか、現金過不足の処理は正しくされているか)etc.
A預金
B未収金・未払金
C固定資産の減価償却
D費用・収益の繰延
E費用・収益の見越
F事業費の内訳
G事業費・管理費の按分
上記@〜Gのチェックリストの、特に重要なポイントについての解説がありました。
X.集計して決算書を作ろう(Bのワークの数字を基に決算書類作成)
仕訳した数字を集計表に転記し、「活動計算書」「貸借対照表」「財務諸表の注記」を作成しました。
セミナーの休憩や終了後講師の加藤さんに
・事業費と管理費の按分について
・四半期決算について
・NPO会計ソフトについて
etc. NPO会計でお悩み中のご質問もありました。
また、参加者アンケートより
・決算を楽にするために、日々の業務を考える!…身にしみています…
・事業費と管理費に分けて考えることが「注記」作成上必要になるため、日頃からコツコツとやるべきだと思った。
・担当1人の責任にせず、組織内のルールづくりが必要!
・「寄附金台帳」のこと、印象に残った。
その他、様々なご意見をいただいています。
仕訳、現金出納帳などの作成が日常的に行われる経理の基本であり、法人内、団体内でもルールを共有し、日々の正しい積み重ねが決算書類作成の土台となることを認識できた3時間でした。
スタッフ 宮内
参考URL(NPO会計税務サポートサイト)
日時:2015年12月4日(金)13:30〜16:30
会場:パルトピア山口 3F 中ホール
講座名:NPO法人事務局セミナーPart3「NPO法人の決算」
参加者:33名(県内各地域のNPO法人、任意団体、行政、中間支援スタッフなど)
講師:加藤 彰子 さん(NPO法人岡山NPOセンター・NPO事務支援センター長)
会場:パルトピア山口 3F 中ホール
講座名:NPO法人事務局セミナーPart3「NPO法人の決算」
参加者:33名(県内各地域のNPO法人、任意団体、行政、中間支援スタッフなど)
講師:加藤 彰子 さん(NPO法人岡山NPOセンター・NPO事務支援センター長)