CANPAN ブログ検索
Loading
  • もっと見る
<< 2021年11月 >>
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        
プロフィール

北勢線の魅力を探る会さんの画像
カテゴリアーカイブ
リンク集
最新記事
https://blog.canpan.info/hokuseisenn/index1_0.rdf
https://blog.canpan.info/hokuseisenn/index2_0.xml
最新コメント
最新トラックバック
全近協「鉄道部会・2015愛知研修大会」 [2015年11月13日(Fri)]
 11月6日(金)、春日井市の勝川ペレッタ会議室で「全国近代化遺産活用連絡協議会・鉄道部会、2015愛知研修大会兼東海・北陸ブロック研修会」が開催され、北勢線の魅力を探る会の近藤代表が北勢線の紹介やこれまでの会の取り組みなどについて報告しました。
 全国近代化遺産活用連絡協議会とは、近代化遺産(幕末から第二次世界大戦までに建設され、国の近代化に貢献した産業・交通・土木に関する遺産)の所在する都道府県・市区町村や、企業・NPO法人・任意団体・個人などの会員で構成された近代化遺産の全国ネットワーク組織です。近代化遺産の保存・活用を図り、伝統産業などを活かした地域振興、歴史的町並みの保存、地域資源を活かした文化的な観光の創出に資することを目的に設立された任意団体で、近代化遺産の価値や魅力を広く一般に普及するための活動を行っています。
2015_1106-01.jpg

 まず、国立東京文化財研究所・近代化文化遺産研究室長の中山俊介さんから、「近代文化遺産の保存と修復、産業遺産を中心にー世は動態遺産−」と題した基調講演がありました。
 冒頭、昨年から今年にかけて富岡製糸場と明治日本の産業遺産が世界遺産に登録され、産業遺産の対する関心が高まっていること。また、中部地方は近代化遺産の保存と修復に関する活動が活発であるといわれた。
 産業遺産の保存と修復の問題として、@勝鬨橋など隅田川三橋(重文)は道路交通法が優先して適用されるなど文化財保護法より優先する法令があること。A三菱重工長崎造船所のハンマーヘッドクレーン(ユネスコの世界遺産)などのように実働している産業遺産があること。また、B足尾銅山の通洞浮遊選鉱場は坑道に入ることができ、現役で使用できる機械類も残されていて、日光市が世界遺産に登録する運動をしているが、所有者は指定されることに反対の意思を表明している。C現在、近代化遺産(特に建造物)を修復する場合、文化庁の要請もあって耐震化は避けて通れないこと。など実例を挙げて話された。
 近代化遺産の保存と修復には、意匠・技術的な豊富さ・希少性・宗教的価値・住民の意志など残すべき価値が何かを明確にする。さらに産業遺産の保存は、原料の搬入路→加工のライン→製品としてのストック→製品の搬出路などシステムとして残すことが重要である。
 講演は産業遺産の保存と修復に関する話題多かったが、鉄道遺産の動態保存には修理に使用される部品などで価値が減損することもあり、同じ資産を3組用意して原状保存と動態保存に対応することも必要と考える。また、マニアックな部分にも価値があることを知るべきだとも教えて頂いた。
2015_1106-02.jpg

 昼の休憩のあと、平成18年12月に廃線となった「旧神岡鉄道」を走るレールマウンテンバイクを運行して神岡町を活気づけている「神岡町づくりネットワーク」の田口由加子さんが活動を紹介されました。神岡町の人たちは「心の財産」である神岡鉄道の存続を願って、廃線になる以前から「神岡鉄道協力会」を作って駅の清掃や沿線の草刈りを行っていた。廃線が決まると鉄道の面影だけでも残せないかと考えて、町を元気にできる何かを作り出そうという気運が高まりました。廃線の1年前、リーダーがサイパンで体験したサイクリングツアーの話を聞いて、マウンテンバイクで神岡鉄道のレールを走ることを決め、地元の鉄工所と協力して「レールマウンテンバイク」を考案、平成19年のゴールデンウィークに無料モニタリング、夏休みに奥飛騨温泉口から神岡鉱山前間の営業を開始した。
 その後、乗客を増やすために車両の開発を進め、電動アシスト付のハイブリッド車、観覧シート付き、6人乗りの木製トロッコ付き、チャイルドシートやペットケージをつけた車両などを運行している。利用者も開業時の1300人(19日)から平成26年度は33000人(198日)と順調に増加している。安全第一で取り組んでいて現在は岩手県の小坂鉄道レールパークなど同業他社との情報の共有を進めている。目下の悩みはスタッフの高齢化が進んできて、力仕事に難渋することがあることです。
2015_1106-03.jpg

 次いで「北勢線の魅力を探る会」の近藤順子代表が会の活動ぶりを発表した。近鉄が北勢線を手放すことを表明して存続が危ぶまれたが、平成15年4月、地元の三岐鉄道が運行を引き継いで存続できたことを機に、沿線ウォーキングを実施して北勢線の利用促進に協力したいと思うメンバーによって会が発足したこと。同年8月に「第1回北勢線の魅力を探る・ここにもある阿下喜の魅力」を開催し、その後、年2回実施して毎回100人前後が参加し、今秋、第25回を迎えたことを発表した。
 昨年10月の「第23回北勢線の魅力を探る」の様子をDVD上映し、パワーポイントを使って大正3年4月に開業した北勢線が日本に3路線しかないナローゲージ路線であること。そして阿下喜駅の転車台、ねじり橋・めがね橋、北大社車庫、三崎踏切など北勢線の見どころや、桐林館、六把野井水、諸戸徳成邸など沿線の名所を画像で紹介した。
 現在、北勢線100周年記念の時に発行した「報告書総集編」を手にして北勢線を利用し、家族やグループで沿線を歩いて頂くことを目的に過去に歩いたコースのウォーキングマップを制作していること。将来、皆さんのお知恵を拝借して、北勢線が四日市あすなろう鉄道とともに国の登録文化財になるように運動したいと思っていることを述べて協力をお願いした。
2015_1106-04.jpg

 事例発表が済むと、JR勝川駅から中央線に乗って定光寺駅で下車し、愛岐トンネル群保存再生委員会の皆さんのご案内で「愛岐トンネル群」の現地見学です。昭和41年(1966)に電化複線された際、廃線となった高蔵寺〜多治見の間の軌道敷と13基のトンネル群のうち、愛知県側の3〜6号の赤レンガ造りのトンネルと約1.7キロの廃線跡は、平成19年から地元有志の方たちによって調査、復旧作業が行われ、平成20年から春・秋の年2回一般公開されています。トンネル建設で使用した赤レンガは1800万個、廃棄された赤レンガを回収して敷設した「赤レンガ広場」には自転車ペダルで回転することができる「C57型蒸気機関車」の動輪が置いてあります。
2015_1106-05.jpg
Posted by at 14:27
この記事のURL
https://blog.canpan.info/hokuseisenn/archive/84
コメントする
コメント