10月12日(月・祝)開催予定の「第25階・北勢線の魅力を探る」の下見をしました。麻生田駅をスタート、天王橋を渡って大安町丹生川久下(にゅうがわひさか)から県道609号沿いに片樋と高柳の寺や神社、郷土資料館などを訪ね、三笠橋を渡って下笠田へ向かいます。その後、めがね橋やねじり橋を見ながらゴールの楚原駅に向かいます。
9時17分到着の北勢線に乗って麻生田駅に集合しました。
丹生川久下墓地で珠算教師となって多くの子弟を育てた県会議院出口沢吾像や『伊勢輯雑記』などを著した松宮周節の墓碑などを見ています。
浄土真宗本願寺派の持光寺は、大正2年(1913)住職の佐藤巌英師が蔵書を公開するために開設した「大正図書館」が本堂の横にあります。
善了寺は浄土真宗本願寺派、本堂に蓮如上人直筆の六字名号が掛けられています。
この地には久下マンボや生水(しょうず)マンボなど、農業用水として築造された横穴式地下水路「マンボ」が多く残されています。
片樋マンボの総延長は約1000メートル、受益面積は約7ヘクタールです。庄屋の富永太郎左衛門が私財を投じて掘削を行い、安永4年(1775)に完成しました。
大神社(おおみやのやしろ)の主祭神は大物主大神(おおものぬしのおおかみ)です。境内の神池には地下水が湧出しています。
浄土真宗本願寺派の教楽寺には、平安時代末期、恵心僧都の作と伝えられる観音菩薩立像が安置されています。
浄土真宗本願寺派の西岸寺には、江戸時代の紙幣、忍国益所札や大井田私札の他、寺普請の時発行した私札の版木が所蔵されています。
いなべ市郷土資料館は昭和44年に大安町役場として建設され、昭和61年より大安町郷土資料館として発足、平成15年に現在の館名に改めました。
了圓寺は真宗大谷派、寛永5年(1628)了圓がこの地に坊舎を建立したのを開基とします。山門前の寺号標柱は「元禄元年(1688)戊辰正月吉日」の造立です。
員弁川三笠橋の東にある「員弁川第一頭首工」は昭和39年4月に竣工しました。