7月27日・28日に、さんごく誌のライターほそほそさんを三岐線の取材ポイントに案内した。
7月27日(水)9:30
大安駅併設大安図書館 説明:元図書館員の辻真理子さん
丹生川駅貨物博物館 説明:伊藤治さん
(多志田谷拱橋)
東藤原駅
西藤原駅
okudo中村舎(昼食)説明:山崎基子さん
三重の糸大矢知手延素麺梶@説明:大塚さん
JR富田駅
近鉄富田駅(乗車)―旅客・貨物分岐点ー大安駅17:20
午前中は抜けられない仕事があり、土井さんと伊藤忠さんに案内を頼み、私はお昼のokudo中村舎から合流した。
西野尻駅から歩いて10分かからないとのことで、三里駅から乗車した。東藤原駅で、停電がありこの先の信号が稼働しないためこの先に進めないとのアナウンスがあり、下車して迎えをお願いしようとしたら、駅員さんが運行できるようになったといわれ、再び電車に乗り込み、西野尻に向かう。電車を利用した理由の一つに、太平洋セメントの間近を走り、工場見学の気分が味わえるからです。

東藤原駅ホーム

電車から見える太平洋セメント

貨車が引込線を走っている様子がわかる
西野尻駅で下車、他のメンバーが車で待っていた。早速昼食を予約してあるokudo中村舎に向かう。今日は休みであるが、私達のために特別開店してくれた。
ついて早速、おくどさんや蔵の中を見せてもらう。

江戸時代の塗膳。今日もこれで料理を出していただく。

本日の料理。自家製鳥ハム、じゃこ山椒、胡瓜のキュウちゃん、漬け卵黄、人参ラペ、五目ひじき、卯の花、ハマチ漬け刺身など。
地元の野菜や新鮮な食材を使った料理やおくどさんで炊いたおいしい白米、そしてハナチの刺身の出汁茶漬けなどを堪能し、お腹いっぱいになって、次の取材先、大矢知手延べ麺に車で移動。

三重の糸大矢知手延素麺(株)の事務所兼販売所

江戸時代から続く、手延べ麺の産地。鈴鹿おろし、朝明川の清流、原料の小麦の産地が近いと条件が揃い、昭和初期の最盛期には300軒あった生産者が今では10軒未満である。朝2時からの作業と素麺は寒い冬の間しかできないということで、後継者不足に悩んでいる。これはここだけでなく、全国の手延べ麺産地共通の問題である。
お土産に三重の糸(手延素麺)をいただく。外に出ると、大矢知村役場跡や西南の役殉難碑があった。


この後、貨物のJR富田駅、旅客の近鉄富田駅と2つの富田駅を回り、富田駅から、電車で車のある大安駅まで移動、途中両線の分岐点を見た。

JR富田駅

駅ロータリーで連結バスを見る

三岐線側の駅、鯨がモチーフである。
ユネスコの無形文化財に登録された鳥出神社の鯨祭りが3年ぶりに行われる。
7月28日(木)8:20〜
保々駅集合
潮吹き防波堤 説明:北野保さん
末広橋梁
保々車両区 説明:山田正樹さん
三岐本社
三岐線2日目、この日の朝は三岐線を離れて太平洋セメントの貨物が渡る国の重要文化財である末広橋梁を見に行く。保々駅でほそほそさんと待ち合わせて、伊藤忠さんと車に乗せてもらい、北野さんを迎えに行ってもらう。
北野さんの案内で、末広橋梁に向かうが、まずは近くにある、これも国の重要文化財である潮吹き防波堤を見に行く。

入口の公園にある潮吹き防波堤の模型。原理がよくわかる。

潮吹き防波堤

記念碑
いよいよ末広橋梁である。着いた時は既に橋が下りていた。10分ほど待つと、太平洋セメントの貨車がやってきた。

対岸で太平洋セメントの引込線からきた空の貨物と入替て、再び橋を渡る。

さらに待つこと10分、自転車で職員が来て、橋梁を上げる。1分ほどで巻き上がり、最後はロケットの打ち上げのように空に垂直に立つ。


この後、太平洋セメントの引込線を見に、対岸に向かい先ほど見た貨物車を見つけて写真に収める。

次の保々車両区に向かう前に、北野さんを自宅に送り、ちょうど11時半に三岐鉄道の内田さんが待つ保々駅に到着する。すぐに車両区を見せてもらう。案内するのは区長の山田さんである。
珍しい信号機の説明から始まり、車輪やエンジンの修理をする作業場、エンジンの点検する場、西武カラーの車両の説明、貨物車の説明と多くのことを語っていただき、30分の予定が、1時間以上になってしまった。

古いプレス機を大事に使っている。昔の機械は頑丈にできているので大切に使うと長持ちするとのこと。

奥で車輪を真円に削る作業をしているのは28歳の作業員。

昔の三岐カラーの電車。風景の緑に映えるように、今の黄色い電車に変えたそうです

西武カラーの電車。さらに赤い西武カラーの電車の走っていったが、他の車両の陰に隠れて、シャッターチャンスを逃した。

サービスで、電車の中から洗車の様子を見せてもらう。

さらに貨物車の中も見せてもらう

車庫に2編成並ぶ
この後は、三岐本社に行って三岐の歴史やグッズなどの紹介をしてもらう予定であるが、私は午後からの予定があり、ここで失礼した。