CANPAN ブログ検索
Loading
  • もっと見る
<< 2019年10月 >>
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
カテゴリアーカイブ
最新記事
最新コメント
日本語は難しい [2019年10月29日(Tue)]
日本語は難しい


 「小説家になろう」に投稿されたWeb小説を「小説を読もう!」で読んでいて、表現に違和感がありました。


外れスキルをもらったけど、敵の攻撃食らってたら最強になってた 〜Fランク冒険者は最強英雄候補です〜
10、初めてのクエスト
 普段は下町の女の子って感じのファルルが、黒のミニドレスにハンディバッグにハイヒールまで穿いてるという気合の入れようだった。


 「ハイヒールまで『穿』いてる」という表現が、「ハイヒールまで『履』いてる」の間違いだろうと、「誤字報告」をしようとして、念のためネットで検索しました。

 すると、「ハイヒールまで『穿』いてる」でも間違いとは言えないことが分かりました。

 しかし、私個人としては、ひらがなの「はく」で良い気がします。

 つまり、「ハイヒールまではいてる」という表現となります。


アスペ日記
2014-07-27
「履く」と「穿く」が面倒なことになったいきさつ

 ズボンや靴を「はく」というのは、どう書くか。*1
 ご存じの方は多いと思いますが、これはけっこうやっかいな問題なんですよね。
 もっとも、「あ、これ正解知ってる」という人もいるでしょう。
 ズボン・スカートは「穿く」で、靴は「履く」でしょ、と。

 漢字の意味、つまり中国語での意味を考えると、全部「穿」で問題ないところだからです。
 「ズボン等は突き通すから『穿』だ」というのはよく見ますが、近代中国語*3では服もズボンも靴も靴下も、全部「つきとおす」という発想で「穿」を使います。
 実際、戦前(明治から昭和前期)の間は、中国語と同じ発想で、すべて「穿く」を使うのが普通でした。

 ただ、この「穿く」というのは主に明治以降のもののようです。
 それ以前のものを見ると、はきものについては古くから「履く」が使われています。

 今後、「はく」の表記はどうなるんでしょうか。
 個人的には、「腰から下につける」という意味の「はく」にひとつの表記があったほうが日本語として便利だと思います。
 明治から戦前にかけては、すべて「穿く」が使えたところです。
 でも、「穿く」が支配しかけていたところに江戸からの「履く」が復権して侵食してきたという流れを考えると、今後統一される望みはなさそうです。

Posted by 山田 雄一郎 at 22:05
プロフィール

山田 雄一郎さんの画像
山田 雄一郎
プロフィール
ブログ
リンク集
https://blog.canpan.info/hofu_nanboku/index1_0.rdf
https://blog.canpan.info/hofu_nanboku/index2_0.xml