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点訳ボランティア [2016年07月13日(Wed)]
点訳ボランティア


 「目が不自由な人に、図書を点訳」するボランティア活動をしたくなり、調べてみました。

 その結果、次のように、気になる点を見つけました。

@点字での日本語表示に慣れにくい。

 「目が不自由な人」を大きく区分すると、「生まれつき目が不自由な人」と、「病気や事故などの結果として目が不自由な人」に分かれると思います。

 「生まれつき目が不自由な人」を優先して、点字のルールを作成することになると思いますが、それが「病気や事故などの結果として目が不自由な人」をイライラさせることになる気がします。

 例えば、「私は学校へ行く」を点字で表示すると、「わたしわ がっこーえ いく」となります。

変換アプリ「eBraille」
https://ebraille.med.kobe-u.ac.jp/eBraille2m/

 国語の授業を受けた人で、「わたしわ」とか「がっこーえ」と書いてある文をイライラしないで読むことができるのは限られているように思います。

A指でなぞる点字がわかりにくい。

 wikiによると「平面から盛り上がった部分(点)によって文字・数字を表現し、通常用いられる点字は横2×縦3の6つの点で表されたブライユ (Braille) 式点字」と書いてあります。

 イメージとしては、サイコロの「6の目」のようなものとなります。

 「平面から盛り上がった部分(点)」と「そうではない平面」で「文字・数字を表現」するため、「目が不自由な人」が慣れるまで時間がかかります。

 さらに、下のような、点字の半分の位置を間違えると、読み取りを勘違いする例もあります。

コック(こっく)
−● −− ●●
●− ●− −−
−● −− −●

駄菓子(だがし)
→点字を触って「こっおよ」の次に「半字分」しかないことに気が付く可能性があります。
−− ●− −− ●− ●−
−● −● −● −− ●●
−− ●− −− −● −●


 私も、「動脈硬化や高血圧による失明」の可能性がゼロではないので、目が見える時から点字の読み方の勉強も兼ねて「点訳ボランティア」をしようと思ったのですが、挫折しました。

 何か他に良い方法はないかと考えていた時に、ネットで検索した内容で「点訳ボランティア」のほかに「音訳ボランティア」があることを知りました。

 ここで、「目が不自由な人」に、点字だけでなく、耳を使って情報を伝える方法が使えるのではないかということに注目しました。

 「目が不自由な人」に、点字だけでなく、耳を使って情報を伝える方法を簡単に書くと次のようになると思います。

@使用する文書又は電子ファイルを入手する。
A文書は電子ファイルに変換する。
B電子ファイルを音声ファイルに変換する。
C音声ファイルを配布する。
D音声ファイルを「USBメモリー」に保存する。
E「MP3プレーヤー」で「USBメモリー」に保存した内容を聞く。

補足
@
 電子ファイルとして「青空文庫」を使うことができますが、「青空文庫収録ファイルの取り扱い基準」に従って使ってください。

青空文庫収録ファイルの取り扱い基準
 著作権の切れている作品
 著作権の切れていない作品
http://www.aozora.gr.jp/guide/kijyunn.html

インターネットの電子図書館、青空文庫
http://www.aozora.gr.jp/

A
 一般的には、本を見ながらパソコンに入力します。スキャナーとOCRアプリを使えば、短時間で入力できます。ただし、文字認識の精度は100%ではないことに気をつける必要があります。

B
 例えば、音声作成ソフト「かんたん!AITalk3」があります。音声はwavファイルに保存します。

CDE
 手持ちの「MP3プレーヤー」で使える記憶媒体ならば「USBメモリー」以外の記憶媒体でも使用できます。
 「MP3プレーヤー」でも、「wav対応」と取扱説明書にかいてあるものもあります。


 最後に、「点字本」と「MP3プレーヤー」の優劣が問題になると思います。

 「点字本」でも「MP3プレーヤー」でも、「目が不自由な人」をサポートする人(家族等)が必要になります。

 「点字本」は、電源(電池)が必要ないという長所がありますが、本自体がかさばるし重いと思います。

 ところで、「視覚障害者等のための複製等」ができるのは、「視覚障害者等の福祉に関する事業を行う者で政令で定めるもの」しか行うことができないと定めてあります。

 個人が、「C音声ファイルを配布する。」ということは、著作権法に抵触するのか、私にはわかりません。

 「視覚障害者等の福祉に関する事業を行う者」が、「C音声ファイルを配布する。」ことにすれば、あまり問題はないような気がしますので、健康状態に不安を抱えている私は、大いに期待しています。

【ボランティア活動の最新記事】
Posted by 山田 雄一郎 at 14:34
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