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3.11被災地からのメッセージ [2011年11月02日(Wed)]

ブログで初めてお目にかかります。香川紗世と申します。
ハート・オブ・ゴールドに関わるようになって6年目になります。

さて、今回は改めて御礼が申し上げたく、機械音痴ながらブログに登場させて頂きました。

去る3.11の地震と津波が起きた後、カンボジアでも沢山の方が日本に思いを寄せてくれました。
その中のひとり、プノンペンにあるJardin Cafeのオーナーは、被災者への応援メッセージを
書く為に、場所を提供してくださいました。

そこで戴いたメッセージは、サマーキャンプを通して被災地の子供達に届き、

その後、メッセージを見た子供たちから、御礼の手紙が届きました。


その手紙を見たオーナーは、
「フィードバックしてくれ てどうもありがとう」「とっても美しい(手紙だ)」と言って、
目を細めて、丁寧に手紙を読んでくださいました。

実は、初めてオーナーに、3.11支援をお願いしに行った時、
「募金活動には協力できませんので」と一度断られました。
その理由は、「日本だけでなく、ここカンボジアにも、世界中にも、
今苦しんでいる人が沢山いるから」というものでした。
彼女自身も、フランスへ亡命した経験をもっているからでしょうか。
私も3.11活動に関わっている時に、そのことがいつも頭の片隅にありましたので、
彼女の言っていることがよく分かりました。

ただ、「少しでもいいから、日本に気持ちを届けたいんだ」と改めて伝えると、
「応援メッセージを書く為なら」と言って、Cafeの中にスペースを作ってくれました。

祖国を愛する人間と、苦しんでいる人を憂う人間が、
互いにほんの少しずつ距離を縮めたことで、何かが起きるというのは、ひとつの奇跡ですよね。
こんな小さな奇跡の積み重ねが、誰かの傷を少しずつ癒していくのかなと、ふと思ったりしました。


最後になりましたが、わたしたち日本人と一緒に心を痛めてくださったカンボジアの、
世界の皆さんに、この場をかりて心より御礼申し上げます。
また、お手紙を書いてくれた子供達と、手紙を届けてくださった皆さんにも、
心から感謝申し上げます。