本日事務所にわがままを聞いてもらい、裁判所見学に行ってきました
ECCC(Extraordinary Chambers in the Courts of Cambodia) への見学、スタディーツアーという形で2時間ほどお邪魔させていただきました。
外から見るECCC
法廷
少人数での見学でしたが、色々丁寧に説明をして下さり、とても勉強

になりました。
広報担当の方が日本人の方で難しい事を物凄い分かりやすく説明くださってとてもタメになった2時間でした。

いくら短期でも、やはりカンボジアに住んでいる限り【郷に入っては郷に従う】事は必要である上、歴史や文化を勉強する義務があるのだと改めて感じました

。
カンボジアの人たちがどのような気持ちでどのようにこの裁判を見守っているのかは到底全部は理解出来ませんが、少しだけでも状況や感情が理解できればと思って挑みました。
詳細はスタディーツアーに参加し、彼女の説明を受けるのが一番だと思うので、少し自分の感想を述べさせてもらいます…

やはり一番印象的だったのは関わっているカンボジアの皆様の姿勢でした

それぞれのポジティブな思い(これからの将来に対して:国や国民)を重ね合い、二度と同じことが起こらないよう、そして正義をもたらされる事を熱く

願いながら、この待ちに待った裁判を希望を持ちながらずーっと見守る。形には出来ないこの感情や思いをどうにか形にし、区切りを付けて未来に向かって行こうと思う姿勢。だからこそECCCが使っているモットーは「Moving Forward Through Justice」これが重く心に響く。ただ単に話したくないのではなく、話すきっかけや、場が無かった、何も変わらないと諦めていた人々に最高のきっかけとチャンスを与え、尚且つ次の世代を教育する、また過去や自分の傷の痛みをこらえてまで将来の事を考える姿に私は胸を打たれました。

そして日本が最大のドナーである(国際ドナーの50%)と聞いた時の母国に対しての誇りと嬉しさは言葉に出来ませんでした

日本人で本当に良かったと

初めてカンボジアに着てから3ヶ月以上が経ち、少し慣れすぎて当たり前に感じてしまい新鮮感を失いそうな時期です。そんな時にこのような機会をもらい、また改めて初心に戻る事が出来る良いチャンスでした

残り少ない歳月になってしまった時間を本当に大切にそして有意義に残り少ない日々を過ごしたいと思います

皆の戦いが無駄にならないように…
Lokta Dambang Dek(正義を象徴する像)