2011年5月13日、RCC文化センターにおいて、ソーシャルビジネスリーダー研修会を開催いたしました。
今回のテーマ『資金調達』です。
まず最初に「NPOから見た資金調達」として、当センター中村常務理事の講義を受けていただきました。
金融機関からはひろしま信用金庫お客様サポート部宍戸雅之氏・日本政策金融公庫こくきん創業支援センター所長井原邦夫氏をお招きし講義を行っていただきました。
「NPOから見た資金調達」として以下のテーマに沿って講義いただきました。
@企業とNPOの資金の性質の違い
A資金の種類
BNPOの事業展開フロー
C助成金応募方法
その後、宍戸氏・井原氏による創業時の資金調達として講義いただきました。
設備資金と運転資金について
資金計画の策定方法
収支計画の策定方法
事業運営に必要な運転資金と発生要因について
資金繰り計画の立て方
金融機関の種類と特性
融資申し込みと審査の仕組み
信用保証制度の概要
売上と費用、利益とキャッシュフロー、損益計算書とキャッシュフロー計算書の違い
キャッシュフロー改善のポイント
今回のセミナーは講義中心で、一日中、数字とのにらみ合いだったことからも受講者の疲労度がいつもと比べて増しているように感じ取れました。
アンケートの回答を見ると、資金計画と資金繰りの重要性が学べて良かったとの多数の意見を頂けているところから、学べる物が多かったのではないかと思います。
2011年05月16日
2011年05月09日
【報告】第12回ソーシャルビジネス研修会[2011/4/8実施]

2011年4月8日、RCC文化センターにて、ソーシャルビジネスリーダー研修会が開催されました。
今回のテーマは
『広報 〜広報を考える〜』です。
(株)ガリバープロダクツから、取締役編集長、大森富士子先生をお招きし、講義を行っていただきました。
講義の前半は、広報についての概論を学びました。広報は、広報する内容を見る人あってのこと。どんな人に伝えたいのか、また伝えたいことは何か、を明確にすることが必要なことだと教えて頂きました。広報というと、もちろんレイアウトなど見た目も大事になりますが、まずは文章を読む人をイメージし、コンセプトをはっきりさせることも大事だと学びました。
広報の概論について学んだあとは、具体的な手法として、文字の校正についての基礎知識を教えて頂きました。句読点の置き方、修飾語の位置、慣用句の言い回しなど、母国語である日本語を改めて見てみると、「伝える」言葉を普段あまり意識して使う機会が少ないのではと感じました。
文字について学んだあとは、紙面上のレイアウトについて教えて頂きました。
普段目にしている雑誌を見ていて違和感がないのは、レイアウトにも基本のルールがあり、それに基づいて作られているということでした。中でも、文章が縦組の場合は右開きが多く、横組の場合は左開きが多いこと、構図作成の比率には黄金比があることを教えて頂きました。レイアウトが『見る人に働きかける力』であり、重要である…ということがよく理解できたと受講生から多くの声を頂きました。今後、自団体で作成する販促物に役立つ知識を多く習得されたのではないかと思います。


受講後のアンケートからは、視線の流れ、色、言葉など気を付けるべき点を教えて頂けてよかった、今後ぜひ今日習った事を活かしていきたい、という意見を頂きました。