12月10日、1月14日RCC文化センターにおいて、ソーシャルビジネスリーダー研修会が開催されました。
今回のテーマは『財務会計』で、現広島信用金庫お客様サポート室
宍戸雅幸室長代理をお招きし講義を行っていただきました。
現在、NPO団体は活動を行ううえでの資金・人手不足に苛まされてお
り、現状から脱却する事が近々の課題となっており、本セミナーは現役
の金融マンが講義を行なっていただけるという事もあって、受講している
参加者は皆さん熱心に講義を受けられていました。
講義の内容は、前半が決算書の構成、企業会計原則、決算書の数値の読み方、振替伝票の
起票、決算書から見る企業の安定性から金融機関が見る決算書のポイントを解説いただきまし
た。
講義は主にパワーポイントで進められましたが、資料の合間合間に虫食いの箇所が設けてあり、
受講者に飽きを感じさせない工夫を用いられ、受講する側からも質問が飛び交い終始盛況な様子
でした。
後半では、各分析の手法を習いました。
イメージを植え付けるため、例題を用いて損益分岐点を演習したり、売上高の増減による限界利益率等様々な角度から数字を見る手法を学びました。
演習問題中は受講者全員電卓を一生懸命叩かれており、学習塾のような様相でした。
講義の最後にキャッシュフローの仕組み、必要性について学びました。
受講後のアンケートからは、今回の講義内容は自団体の経営の在り方や実務に生かす事が出来ると建設的な意見を多数いただきました。
2011年01月17日
2010年11月22日
【報告】第5〜7回ソーシャルビジネス研修会[9/10、10/18、11/12実施]
9月10日,10月8日,11月12日RCC文化センターにおいて、ソーシャルビジネスリーダー研修会が開催されました。
内容は前講義から引き続き、馬場先生による『事業計画』について講義いただきました。
事業計画については、講義時間延べ30時間を設定し、受講者が事業計画を検討していくうえにおいて基本的な要素を理解し、分析手法により経営戦略を打ち立て、より具体的な事業プランが策定出来るよう、ワークショップ形式による受講、発表、問答を繰り返しながら、最終目標である「経営戦略企画書」を個人個人で策定出来得るよう時間配分しました。 途中、講義の中で解決出来なかった事案については、各々持ち帰り宿題として提出、その場でフォローアップをされながら進めて頂きました。
●『事業計画』を立てるための手順について学んだこと
@事業ドメイン(As-is)の策定 ・・・ 業界の特性を考慮しながら、事業の有り方を明確にしどのような方向性で戦略を立てるか、足がかり・スタート地点を示し現状認識の一致を図っていくもの。
<要素>・現状顧客 ・ニーズ ・ノウハウ(知的資産、技術・生産性、人材等)
ASWOT分析 ・・・ 内・外部の環境分析を行い、自団体の強み、弱みを抽出
B新事業ドメイン(To-be)の策定 ・・・ 新事業の開始、改善改革するための事業価値を考え、現在の事業領域の要素で不足するCSF・課題を抽出
<要素>・ターゲット顧客 ・ニーズ ・中核となる能力はノウハウ
C経営目的を達成するための重要な成功要因の抽出
・現状と新事業ドメインを比較しギャップを埋めるための要素を、財務・顧客・業務プロセス・人材と変革の4つの視点により抽出
・抽出した要因について、顧客価値基準・収益性・実現性等を勘案し優先順位を決定
D経営戦略企画書の作成 ・・・ 重要経営課題を一つずつ取り上げ、組織の中で共有するとともに有効な戦略とアクションプランを考察し、具体的な事業項目と実施スケジュールを計画化させる。
今回の講義を事務局という立場から受けた感想として、『事業計画』という大きなプロセスを一人で行うには計り知れない労力と時間を費やし答えを見出すことは難極まりないことではなかろうかと考えていましたが、理念・方針の軸から周囲(関係者・お客様)からの意見を頂戴することが出来れば決して解決しないものではないと実感しました。
実際、受講者の方たちも当初は発表の都度、苦渋の表現をされていましたが、回が重なる毎に内容が、戸惑いから自信・確信へと変化していく様が匆々と合間見れました。
今回受講者が各々作成した成果物を次のセミナーへ引き継ぎ、財務会計の観点から、決算書の仕組み、損益分岐点、キャッシュフローについて受講する予定です。
内容は前講義から引き続き、馬場先生による『事業計画』について講義いただきました。
事業計画については、講義時間延べ30時間を設定し、受講者が事業計画を検討していくうえにおいて基本的な要素を理解し、分析手法により経営戦略を打ち立て、より具体的な事業プランが策定出来るよう、ワークショップ形式による受講、発表、問答を繰り返しながら、最終目標である「経営戦略企画書」を個人個人で策定出来得るよう時間配分しました。 途中、講義の中で解決出来なかった事案については、各々持ち帰り宿題として提出、その場でフォローアップをされながら進めて頂きました。
●『事業計画』を立てるための手順について学んだこと
@事業ドメイン(As-is)の策定 ・・・ 業界の特性を考慮しながら、事業の有り方を明確にしどのような方向性で戦略を立てるか、足がかり・スタート地点を示し現状認識の一致を図っていくもの。
<要素>・現状顧客 ・ニーズ ・ノウハウ(知的資産、技術・生産性、人材等)
ASWOT分析 ・・・ 内・外部の環境分析を行い、自団体の強み、弱みを抽出
B新事業ドメイン(To-be)の策定 ・・・ 新事業の開始、改善改革するための事業価値を考え、現在の事業領域の要素で不足するCSF・課題を抽出
<要素>・ターゲット顧客 ・ニーズ ・中核となる能力はノウハウ
C経営目的を達成するための重要な成功要因の抽出
・現状と新事業ドメインを比較しギャップを埋めるための要素を、財務・顧客・業務プロセス・人材と変革の4つの視点により抽出
・抽出した要因について、顧客価値基準・収益性・実現性等を勘案し優先順位を決定
D経営戦略企画書の作成 ・・・ 重要経営課題を一つずつ取り上げ、組織の中で共有するとともに有効な戦略とアクションプランを考察し、具体的な事業項目と実施スケジュールを計画化させる。
今回の講義を事務局という立場から受けた感想として、『事業計画』という大きなプロセスを一人で行うには計り知れない労力と時間を費やし答えを見出すことは難極まりないことではなかろうかと考えていましたが、理念・方針の軸から周囲(関係者・お客様)からの意見を頂戴することが出来れば決して解決しないものではないと実感しました。
実際、受講者の方たちも当初は発表の都度、苦渋の表現をされていましたが、回が重なる毎に内容が、戸惑いから自信・確信へと変化していく様が匆々と合間見れました。
今回受講者が各々作成した成果物を次のセミナーへ引き継ぎ、財務会計の観点から、決算書の仕組み、損益分岐点、キャッシュフローについて受講する予定です。
2010年08月20日
【報告】ソーシャルビジネスリーダー研修会(いろどり視察)
8月9〜10日 徳島県上勝町 鰍「ろどりに受講者と関係者で視察訪問させていただきました。
同社は経済産業省において社会的課題・地域課題の解決を目標として事業展開している先駆的企業としてソーシャルビジネス55選に選ば全国的にも脚光を浴びており、参加者一同この日を楽しみに待ちわびていました。
(視察日程)
初日 ◆木質バイオマス事業
・木質チップ破砕機の見学と第三セクター事業説明
・ボイラーサイロの見学(同右写真)
・仕組みと取り組み、現状の課題について
二日目◆上勝町の取り組み
・町の概要
・第三セクターの紹介
・若者定住のための取り組み
◆いろどり事業
・いろどり事業の仕組み
・生産者の状況、商品の紹介
・町全体への波及効果について
(視察をうけての感想)
上勝町は主に林業とみかん栽培で生計を立てられていたそうですが、昭和56年の異常寒波で栽培した木が枯死し、収入源が閉ざされてしまい死活問題となった町民が一丸となって力を合わせ、町づくりに本気になって取り組まれた結果、新しい産業として「いろどり事業」が生まれたそうです。
当初は売上も微々たるものでやればやるだけ赤字になり、撤退する声も上がってはいたものの、売れる葉っぱづくりを追求した結果、今日に至っているとのことでした。
<出荷前の箱詰後のなんてんとくりの葉>
町の担当者が「現在、上勝町は県内高齢化率一位であるにも関わらず高齢者医療費が県内最下位です」
それは、いろどり事業がきっかけで、つまものの生産者が年々増加し、現在では194軒が参画され平均年齢70歳(80〜90代の方も現役)で構成されているとのこと。
生産者の一週間のワークスタイルもサラリーマン同様平日朝から深夜まで勤しまれ、週末が趣味やゲートボールで余暇を楽しまれているそうです。
町の年金受給者が一転して納税者になっており、葉っぱ御殿も建設されているとか・・・・
驚きはまだありました。
事業継承に向けて、若者を定住させるための取り組みとして、集会所・老人ホームを取り壊し、定住者向けの集合住宅として改築されているそうです。
年間十数名のインターンを招致し、人材育成に力を入れられている点も一同感銘を受けました。 二日目最後に、JAとくしま上勝支所で出荷状況を見学させていただきました。
生産者の方々がその日に出荷するつまものを箱詰めして自家用車で出荷されていました。
出荷されてきた葉っぱは品質もよく種類も豊富で、現在では320品種に至るそうです。
まだまだ話は尽きませんが、この辺りで報告のまとめとさせていただきます。
同社は経済産業省において社会的課題・地域課題の解決を目標として事業展開している先駆的企業としてソーシャルビジネス55選に選ば全国的にも脚光を浴びており、参加者一同この日を楽しみに待ちわびていました。
(視察日程)
初日 ◆木質バイオマス事業
・木質チップ破砕機の見学と第三セクター事業説明
・ボイラーサイロの見学(同右写真)
・仕組みと取り組み、現状の課題について
二日目◆上勝町の取り組み
・町の概要
・第三セクターの紹介
・若者定住のための取り組み
◆いろどり事業
・いろどり事業の仕組み
・生産者の状況、商品の紹介
・町全体への波及効果について
(視察をうけての感想)
上勝町は主に林業とみかん栽培で生計を立てられていたそうですが、昭和56年の異常寒波で栽培した木が枯死し、収入源が閉ざされてしまい死活問題となった町民が一丸となって力を合わせ、町づくりに本気になって取り組まれた結果、新しい産業として「いろどり事業」が生まれたそうです。
当初は売上も微々たるものでやればやるだけ赤字になり、撤退する声も上がってはいたものの、売れる葉っぱづくりを追求した結果、今日に至っているとのことでした。
<出荷前の箱詰後のなんてんとくりの葉>
町の担当者が「現在、上勝町は県内高齢化率一位であるにも関わらず高齢者医療費が県内最下位です」
それは、いろどり事業がきっかけで、つまものの生産者が年々増加し、現在では194軒が参画され平均年齢70歳(80〜90代の方も現役)で構成されているとのこと。
生産者の一週間のワークスタイルもサラリーマン同様平日朝から深夜まで勤しまれ、週末が趣味やゲートボールで余暇を楽しまれているそうです。
町の年金受給者が一転して納税者になっており、葉っぱ御殿も建設されているとか・・・・
驚きはまだありました。
事業継承に向けて、若者を定住させるための取り組みとして、集会所・老人ホームを取り壊し、定住者向けの集合住宅として改築されているそうです。
年間十数名のインターンを招致し、人材育成に力を入れられている点も一同感銘を受けました。 二日目最後に、JAとくしま上勝支所で出荷状況を見学させていただきました。
生産者の方々がその日に出荷するつまものを箱詰めして自家用車で出荷されていました。
出荷されてきた葉っぱは品質もよく種類も豊富で、現在では320品種に至るそうです。
まだまだ話は尽きませんが、この辺りで報告のまとめとさせていただきます。
2010年08月19日
【報告】第四回ソーシャルビジネスリーダー研修会開催
7月9日RCC文化センターにおいて、第四回目ソーシャルビジネスリーダー研修会が行われました。
第三回に引き続き馬場先生による『事業計画』について講義して頂きました。
今回の研修の狙いは、「前回のワークシートを振り返り経営戦略企画実践研修〜事例ケースを学びながらグループ討議による実践体験」で、自団体の強みと弱みを分析し、着地点を見出すことです。
前回の研修で各団体から提出されたワークシートを元に、馬場先生に以下の要点でまとめていただき一覧表にしていただきました。
@理念・志
A現状・課題
B目指すべきゴール
C強み
Dゴール達成に向けこれから取り組むべきこと
E重要成功要因(最も必要な要素)
Fポイント
次にグループの中から一団体をモデルケースとして、グループ全員で外部環境と内部環境を分析していただきました。
中には、分析に繋げるためにモデルケースとなった団体の担当者が自団体の活動内容と自己紹介をグループ内で一生懸命PRされている姿も印象的でした。
時間を重ねる中で、チーム内で議論が活発になされていました。
馬場先生から・・・
「内部は見えているが、外部から見えにくいのがこういう場で話し合うことが
大切!客観的に見ることが出来る」
と、アドバイスを頂き、チーム内での議論が深まっていきました。
ワークショップで煮詰まった状況の中、心身をリフレッシュさせるため、、「脳トレ!」を推奨されているNPO法人コーチズの岩崎さんから活動の紹介を兼ねてガンバルーン体操を全員で教わりました。
道具も一人一人にプレゼントしていただき、受講者全員楽しそうに、時には悲鳴を上げながら講師に合わせて体操されていました。
最後に馬場先生より「分析することが目的ではなく、考えることが大切。それが発想の原点を生み出すきっかけづくりとなる」とコメントを頂きました。
参加者皆さんの活動をより良くしていくために、改めて見直す・分析するという作業をこれから実践して頂ければと思います。
次回の研修は、徳島県上勝町の「いろどり」を視察研修する予定です。
第三回に引き続き馬場先生による『事業計画』について講義して頂きました。
今回の研修の狙いは、「前回のワークシートを振り返り経営戦略企画実践研修〜事例ケースを学びながらグループ討議による実践体験」で、自団体の強みと弱みを分析し、着地点を見出すことです。
前回の研修で各団体から提出されたワークシートを元に、馬場先生に以下の要点でまとめていただき一覧表にしていただきました。
@理念・志
A現状・課題
B目指すべきゴール
C強み
Dゴール達成に向けこれから取り組むべきこと
E重要成功要因(最も必要な要素)
Fポイント
次にグループの中から一団体をモデルケースとして、グループ全員で外部環境と内部環境を分析していただきました。
中には、分析に繋げるためにモデルケースとなった団体の担当者が自団体の活動内容と自己紹介をグループ内で一生懸命PRされている姿も印象的でした。
時間を重ねる中で、チーム内で議論が活発になされていました。
馬場先生から・・・
「内部は見えているが、外部から見えにくいのがこういう場で話し合うことが
大切!客観的に見ることが出来る」
と、アドバイスを頂き、チーム内での議論が深まっていきました。
ワークショップで煮詰まった状況の中、心身をリフレッシュさせるため、、「脳トレ!」を推奨されているNPO法人コーチズの岩崎さんから活動の紹介を兼ねてガンバルーン体操を全員で教わりました。
道具も一人一人にプレゼントしていただき、受講者全員楽しそうに、時には悲鳴を上げながら講師に合わせて体操されていました。
最後に馬場先生より「分析することが目的ではなく、考えることが大切。それが発想の原点を生み出すきっかけづくりとなる」とコメントを頂きました。
参加者皆さんの活動をより良くしていくために、改めて見直す・分析するという作業をこれから実践して頂ければと思います。
次回の研修は、徳島県上勝町の「いろどり」を視察研修する予定です。
2010年06月24日
【報告】第三回ソーシャルビジネスリーダー研修会 開催
6月11日RCC文化センターにおいて、第三回目ソーシャルビジネスリーダー研修会が行われました。
今回は、馬場先生(中国地域CB/SB推進協議会幹事・中小企業診断士など、多岐に渡る分野で御活躍中)をお招きし、『事業計画のエッセンスを理解する、ミッション・理念・方針の検証、事例研究』について講義を行なっていただきました。
≪事業計画の研修内容(計5回開催予定)≫
◆事業計画のエッセンスを理解する ◆ミッション・理念・方針の検証
◆SWOT分析により事業を取り巻く内外の環境・市場の分析
◆事業目標と戦略の策定 ◆アクションプランの策定
◆売上・経費計画策定 ◆財務諸表の理解
まず、馬場先生から「一番大切なことは、ビジネスプラン事業計画をたてること!創業、起業、経営改善、革新にかかわらず、第一段階として全体を把握する」ことが必要であるとということを教わり、「成功の5原則」をキーワードに、チーム毎に成功についての目標を話し合い発表していただきました。
各チームとも長期計画に基づいた成功への具体的な目標を発表されていました。
●グループ毎の発表中の様子
午後から成功イメージの植え付け手段としてSWOT分析手法を学びました。
この手法について、内部環境の強みと弱み、外部環境の機会と脅威の視点で捉えながら、重要成功要因を導き出すものであることを参加者自らがワークシートに記入することで体験しました。
また、事例研究の一環として「NHK歴史秘話ヒストリア「雨にも負けぬサラリーマン〜宮沢賢治 最期の2年半〜」のDVDを鑑賞していただきました。
「宮沢賢治の犠牲的サービス精神/サラリーマンとしての資質が学べた。」
「この思想は、大いに役立つと思った。」
講義を受講された皆さんからの感想です。
誰に売るのか、どのように売るのか、ビジネスモデルやマーケティングをキッチリやっておくべきなど、宮沢賢治から学ぶことは多かったのではないかと思います。
次回「事業計画」セミナーは7月9日開催の予定です。
今回は、馬場先生(中国地域CB/SB推進協議会幹事・中小企業診断士など、多岐に渡る分野で御活躍中)をお招きし、『事業計画のエッセンスを理解する、ミッション・理念・方針の検証、事例研究』について講義を行なっていただきました。
≪事業計画の研修内容(計5回開催予定)≫
◆事業計画のエッセンスを理解する ◆ミッション・理念・方針の検証
◆SWOT分析により事業を取り巻く内外の環境・市場の分析
◆事業目標と戦略の策定 ◆アクションプランの策定
◆売上・経費計画策定 ◆財務諸表の理解
まず、馬場先生から「一番大切なことは、ビジネスプラン事業計画をたてること!創業、起業、経営改善、革新にかかわらず、第一段階として全体を把握する」ことが必要であるとということを教わり、「成功の5原則」をキーワードに、チーム毎に成功についての目標を話し合い発表していただきました。
各チームとも長期計画に基づいた成功への具体的な目標を発表されていました。
●グループ毎の発表中の様子
午後から成功イメージの植え付け手段としてSWOT分析手法を学びました。
この手法について、内部環境の強みと弱み、外部環境の機会と脅威の視点で捉えながら、重要成功要因を導き出すものであることを参加者自らがワークシートに記入することで体験しました。
また、事例研究の一環として「NHK歴史秘話ヒストリア「雨にも負けぬサラリーマン〜宮沢賢治 最期の2年半〜」のDVDを鑑賞していただきました。
「宮沢賢治の犠牲的サービス精神/サラリーマンとしての資質が学べた。」
「この思想は、大いに役立つと思った。」
講義を受講された皆さんからの感想です。
誰に売るのか、どのように売るのか、ビジネスモデルやマーケティングをキッチリやっておくべきなど、宮沢賢治から学ぶことは多かったのではないかと思います。
次回「事業計画」セミナーは7月9日開催の予定です。
2010年06月16日
【報告】ソーシャルビジネスリーダー研修会 開校!!
5月13日(木)〜14日(金)RCC文化センターにおいて、「ソーシャルビジネスリーダー研修」(主催:広島県)が開校しました。
研修期間は平成22年5月から平成24年1月で、計20回の講義が予定されており、今回は、川名和美先生(高千穂大学経営学部起業・事業経営コース教授)をお招きし『社会的企業の現状と課題』をテーマに講義を行なっていただきました。
社会的企業の現状について、社会性・事業性・革新性の視点から事例を交えながら、地域から注目される社会的企業の役割と課題について講義をいただきました。
≪5/13,14日の研修内容≫
◆社会的企業の現状 ◆参加者間の「他己」紹介 ◆課題分析・要因分析
◆分析結果発表 ◆事例研究・ディスカッション ◆各自の研修受講課題の発表
初日のオリエンテーションとして、参加者間の
「他己」紹介がありました。
参加者の方達は、初対面で緊張した面持ちの
中、限られた時間の中で相手の情報を聞き取
り名刺風にアレンジして発表されていました。
●相手から真剣に聴き取っている様子
午後からワークショップ形式により、自団体の課題や悩みを持寄り討議を行ない、類別に整理した後、「資金・人材・情報・戦略・地域連携等」に類似した問題点を集約し、問題点の深堀りを時間をかけて行ないました。
二日目は初日の振り返りとチーム毎の課題分析発表を行なった後、事例研究として「ファンドレイジング(寄付金集め)」に成功した事例と、事業として成功した事例を視聴し、成功した要因をディスカッションしていただきました。
研修最後に参加者一人ずつ、この研修で学ぶ課題を発表していただきました。
(まとめ)
二日間の研修を受けて、参加者全員の研修に対する意識が強いことを実感しました。
研修に対する意見もたくさん頂き、今後よりよいものにしていきたいと考えております。
このセミナーで参加者間の交流が深まり、全員が問題を共有し、受講した結果により問題の解決の糸口を見出していけることを期待しております。
研修期間は平成22年5月から平成24年1月で、計20回の講義が予定されており、今回は、川名和美先生(高千穂大学経営学部起業・事業経営コース教授)をお招きし『社会的企業の現状と課題』をテーマに講義を行なっていただきました。
社会的企業の現状について、社会性・事業性・革新性の視点から事例を交えながら、地域から注目される社会的企業の役割と課題について講義をいただきました。
≪5/13,14日の研修内容≫
◆社会的企業の現状 ◆参加者間の「他己」紹介 ◆課題分析・要因分析
◆分析結果発表 ◆事例研究・ディスカッション ◆各自の研修受講課題の発表
初日のオリエンテーションとして、参加者間の
「他己」紹介がありました。
参加者の方達は、初対面で緊張した面持ちの
中、限られた時間の中で相手の情報を聞き取
り名刺風にアレンジして発表されていました。
●相手から真剣に聴き取っている様子
午後からワークショップ形式により、自団体の課題や悩みを持寄り討議を行ない、類別に整理した後、「資金・人材・情報・戦略・地域連携等」に類似した問題点を集約し、問題点の深堀りを時間をかけて行ないました。
二日目は初日の振り返りとチーム毎の課題分析発表を行なった後、事例研究として「ファンドレイジング(寄付金集め)」に成功した事例と、事業として成功した事例を視聴し、成功した要因をディスカッションしていただきました。
研修最後に参加者一人ずつ、この研修で学ぶ課題を発表していただきました。
(まとめ)
二日間の研修を受けて、参加者全員の研修に対する意識が強いことを実感しました。
研修に対する意見もたくさん頂き、今後よりよいものにしていきたいと考えております。
このセミナーで参加者間の交流が深まり、全員が問題を共有し、受講した結果により問題の解決の糸口を見出していけることを期待しております。
2010年03月29日
【報告】地域コーディネーター研修開催!
2010年3月26日(金)広島YMCA会議室で、日本NPOセンター理事・事務局長の田尻佳史さんを迎え、「地域コーディネーター研修」を開催。
NPOのこと、団体支援のあり方、地域エリアコーディネーターに求められることなど、わかりやすくお話いただき、ポイントを押さえた内容に、参加者にも好評でした。
NPOのこと、団体支援のあり方、地域エリアコーディネーターに求められることなど、わかりやすくお話いただき、ポイントを押さえた内容に、参加者にも好評でした。
2010年03月23日
【報告】2009年度コミュニティビジネス起業塾終了!
ひろしまNPOセンターでは、広島市から委託を受けた「コミュニティビジネス・社会的企業育成促進事業(広島県雇用創生基金事業)」の一環として、『コミュニティビジネス起業塾』を開催しました。
コミュニティビジネスとは、「介護」や「子育て環境」、「まちづくり」など地域(社会)課題を解決しつつ、ビジネス・事業として成り立たせる新しい形のビジネスモデルです。
『コミュニティビジネス起業塾』は平成22年2月20日から3月20日の期間に計4回を開催し、約15名の市民が入塾されました。
講師陣は、中小企業診断士・産業カウンセラーの馬場宏二さんや民間経営コンサルタント社長をはじめ、自身が起業した経験を持つNPO代表などで構成し、それぞれの講師が自分の得意分野を中心に起業経験談、起業のノウハウなどについて講義されました。
参加した塾生からは、「経験談に基づいた講義だったのでわかりやすかった」、「CB起業したい気持ちが高まった」、「来年度も開講されれば参加したい」、「自分が起業する時には講師の先生にもう一度アドバイスをもらいたい」などの感想が寄せられました。
ひろしまNPOセンターでは、来年度以降も『コミュニティビジネス起業塾』を開催する予定です。関心のある方の多数のご参加をお待ちしております。
コミュニティビジネスとは、「介護」や「子育て環境」、「まちづくり」など地域(社会)課題を解決しつつ、ビジネス・事業として成り立たせる新しい形のビジネスモデルです。
『コミュニティビジネス起業塾』は平成22年2月20日から3月20日の期間に計4回を開催し、約15名の市民が入塾されました。
講師陣は、中小企業診断士・産業カウンセラーの馬場宏二さんや民間経営コンサルタント社長をはじめ、自身が起業した経験を持つNPO代表などで構成し、それぞれの講師が自分の得意分野を中心に起業経験談、起業のノウハウなどについて講義されました。
馬上清治さん(テクノファ中国コンサルタンツ株式会社代表取締役)による講義の様子
下宮勇生さん(有限会社S-Produce代表取締役)による講義の様子
参加した塾生からは、「経験談に基づいた講義だったのでわかりやすかった」、「CB起業したい気持ちが高まった」、「来年度も開講されれば参加したい」、「自分が起業する時には講師の先生にもう一度アドバイスをもらいたい」などの感想が寄せられました。
ひろしまNPOセンターでは、来年度以降も『コミュニティビジネス起業塾』を開催する予定です。関心のある方の多数のご参加をお待ちしております。
2009年04月24日
【報告】2月22日「シュレッダー付きNPO情報保護セミナー」開催!
2月22日(日)14:00〜16:30、幟会館においてシュレッダー付き「NPO情報保護セミナー」を12名の参加で開催しました。
今回の企画を提案いただいたNPO法人イーパーツの会田和弘さんには、インターネットを通した情報漏えいの問題など、情報の保護に関する現状と課題について講義を受け、参加された以下の団体へシュレッダーを寄贈しました。
・ええじゃん
・p−sonic
・NPO法人ベトナム友の会−ヒロシマ
・NPO法人広島自閉症の会
・NPO法人子どもコミュニティネットひろしま
・NPO法人もちもちの木
・ひろしま市民活動ネットワークHeart to Heart
・NPO法人ひろしまNPOセンター
イーパーツの会田さんから受賞・参加団体を代表して廿日市市の「ええじゃん」の栗林克行さんがシュレッダーを受けました。
主催:NPO法人イーパーツ
ひろしま市民活動ネットワークHeart to Heart
NPO法人ひろしまNPOセンター
今回の企画を提案いただいたNPO法人イーパーツの会田和弘さんには、インターネットを通した情報漏えいの問題など、情報の保護に関する現状と課題について講義を受け、参加された以下の団体へシュレッダーを寄贈しました。
・ええじゃん
・p−sonic
・NPO法人ベトナム友の会−ヒロシマ
・NPO法人広島自閉症の会
・NPO法人子どもコミュニティネットひろしま
・NPO法人もちもちの木
・ひろしま市民活動ネットワークHeart to Heart
・NPO法人ひろしまNPOセンター
イーパーツの会田さんから受賞・参加団体を代表して廿日市市の「ええじゃん」の栗林克行さんがシュレッダーを受けました。
主催:NPO法人イーパーツ
ひろしま市民活動ネットワークHeart to Heart
NPO法人ひろしまNPOセンター
【報告】2月10日「地域でCSR・SRをすすめるためのセミナー」開催!
2月10日(火)13:30〜16:50、広島YMCA本館4階において、「地域でCSR・SRをすすめるためのセミナー」を23名の参加で開催しました。
多くの企業の「CSR報告書」の第三者意見執筆を行なっているIIHOE代表の川北秀人さんに「地域で信頼される企業であり続けるために“地域・中小企業が本気でCSRをしなきゃいけない10の理由”」というテーマで基調講演をいただいたあと、飲食店や酒店を経営しながら広島市PTA協議会会長をつとめる重富寛さんより、「PTA活動へのお父さんの参加をCSRにつなげるための提言」を、料亭久里川支配人の森浩昭さんより、「誰も損をしない福祉の構造について」、2つの事例報告をいただきました。
また、日本財団CANPAN運営事務局の荻上健太郎さんより、「地域の企業のCSRを推進に役立つウェブサイトについて」ご報告をいただきました。
休憩をはさんで、「地域でSRを高めるためのミニワーク“世界一簡単なSRレポートをつくってみよう”」を行ないました。
参考のため収集した「企業のCSRレポート」
3〜4人のグループに分かれ、川北さんのファシリテートのもと、A3用紙を2枚使って、4ページの「CSRレポート」を各自で作成し、参加者全員で、それらをコメント・意見交換しあいました。
「法律を守っているだけで会社が守れるか。」「CSR≠社会貢献」といった川北さんの問題提起を受け、CSR・SRということが、企業・組織、そして社会が生き残るために必要だということ、現場から立ち上げていくことの大切さなど、様々な事例を交えて実感できたセミナー・ワークショップでした。参加者からは「難しかった」という声の他、「CSRに認識が変わった」「第三者評価の大切さを感じた」といった声が聞かれました。
多くの企業の「CSR報告書」の第三者意見執筆を行なっているIIHOE代表の川北秀人さんに「地域で信頼される企業であり続けるために“地域・中小企業が本気でCSRをしなきゃいけない10の理由”」というテーマで基調講演をいただいたあと、飲食店や酒店を経営しながら広島市PTA協議会会長をつとめる重富寛さんより、「PTA活動へのお父さんの参加をCSRにつなげるための提言」を、料亭久里川支配人の森浩昭さんより、「誰も損をしない福祉の構造について」、2つの事例報告をいただきました。
また、日本財団CANPAN運営事務局の荻上健太郎さんより、「地域の企業のCSRを推進に役立つウェブサイトについて」ご報告をいただきました。
休憩をはさんで、「地域でSRを高めるためのミニワーク“世界一簡単なSRレポートをつくってみよう”」を行ないました。
参考のため収集した「企業のCSRレポート」
3〜4人のグループに分かれ、川北さんのファシリテートのもと、A3用紙を2枚使って、4ページの「CSRレポート」を各自で作成し、参加者全員で、それらをコメント・意見交換しあいました。
「法律を守っているだけで会社が守れるか。」「CSR≠社会貢献」といった川北さんの問題提起を受け、CSR・SRということが、企業・組織、そして社会が生き残るために必要だということ、現場から立ち上げていくことの大切さなど、様々な事例を交えて実感できたセミナー・ワークショップでした。参加者からは「難しかった」という声の他、「CSRに認識が変わった」「第三者評価の大切さを感じた」といった声が聞かれました。