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2020年03月10日

平成30年7月豪雨災害 ひろしま復興支援基金 (B)これからもコース 活動報告<30>


ひろしまNPOセンター&コミュニティ未来創造基金ひろしま 復興支援活動
平成30年7月豪雨災害 ひろしま復興支援基金 〜ひろしまにともす、希望の灯り〜



(B)これからもコース


【No.30】遊ぼうかいぷらす(遊びを通して災害後の子どもの心のケアを行うための居場所づくり)
       <主な活動地域/三原市本郷町船木地区 助成金額/500,000円>


■活動報告

三原市本郷町船木地区の子どもたちを中心に、居場所づくり、心のケアにつながる活動を行いました。昨年8月より毎月開催してきた「冒険遊び場ふなき発見きち」は計3回開催し船木地区の子どもたちが地域の大人と交流しながら体験活動を行いました。6月には、地域住民によって小鳥の森の草刈りや整備作業を行い、夏休みには船木地区の子ども会を中心に子ども17名、大人8名で旧船木小学校においてキャンプを、船木コミュニティセンターではコンサートを開催。
キャンプは被災者の保護者からの声を受けて保護者の皆さんと企画、準備を行い実現しました。
昨年は災害によって子どもたちはもちろん親にとってもストレスの多い夏休みでしたが、友たちと過ごす楽しい時間は心のケアにもつながりました。
また6月には遊ぼう会ぷらすの東京メンバーを中心に、冒険遊び場経験者などを交えて活動報告会および情報交換会を開催し、これからの活動を検討しました。




■活動を通じて感じている課題

ふなき発見きちを開催している旧船木小学校は、閉校後の跡地活用の方法について地域での方向性が決まっておらず、予定通りに整備を行うことができませんでした。しかし子どもの多い船木地区においては、地域に他の公園もないため、災害後に再整備された校庭や小鳥の森は大切な遊びの場であり、今後も安心して遊ぶことのできる環境づくりを行うことが、子どもたちにとって非常に大切であると思われます。
また、浸水害によって様々なものが流されたりなくなったりした家庭にとって、災害前と同じようにキャンプやスポーツを楽しむことは難しく、道具を揃えることから始めなければなりません。子ども会活動においても同じ状況が見られ、地域で支えていくことはこれからも課題であると思います。




■寄付者(市民の皆様)へのメッセージ

災害によって大きな傷を受けた子どもたちを支援する活動に、全国からご理解とご支援をいただきましたこと感謝いたします。この活動は短期で完結するものではなく、心のケアについては長い時間と多くの人のお力を要します。この度のご支援による活動は、全国から応援していただけることを子どもたちや保護者の皆さんにもしっかりと伝わり、そのことが今後の力になると思います。本当にありがとうございました。






勉強会.png
ふなき発見きち1.jpg
キャンプ1.jpg
posted by わたる at 12:36| Comment(0) | 助成・寄贈
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