平成30年7月豪雨災害 ひろしま復興支援基金 〜ひろしまにともす、希望の灯り〜
ひろしまNPOセンター&コミュニティ未来創造基金ひろしま 復興支援活動
平成30年7月豪雨災害 ひろしま復興支援基金 〜ひろしまにともす、希望の灯り〜
(B)これからもコース |
【No.3】ピアサポート子育て相談センター(Smile Againプロジェクト 〜笑顔で見送れる日まで〜)
<主な活動地域/安芸郡坂町 平成ヶ浜 助成金額/490,004円>
■活動報告
【いつ】2019.4.21 / 2019.5.19 / 2019.6.9 / 2019.7.3 / 2019.8.7 / 2019.9.4
【どこで】 平成ヶ浜中央公園応急仮設団地集会所
【誰が】
ピアサポート子育て相談センタースタッフ,山村歌謡教室,学生ボランティア
【誰に】
平成ヶ浜地区被災者
【何を,どのように】
仮設住宅では壁が薄いため、声を出すことも遠慮しているという声や一人暮らしの方からは一日中誰とも話さない日が多くなってきたと聞いた。災害はひどいショックであったけれども、前を向いて行くためのサポートはどうしたらよいかを考え、「歌ったり、食べたり」の場を提供。歌唱療法のアドバイスができる歌謡教室と連携し、カラオケだけではなく、歌に合わせリズム動作を加える指導を行った。また、スタッフによるギター演奏、お笑いカラオケタイム、みんなで焼きながら食べるメニューで会話を楽しんだ。
■活動を通じて感じている課題
【食事を準備することの難しさ】
毎回、20〜25名への食事の提供をおこなうため、前日に買出し、集会所で下準備をして臨んだが、当日はどうしてもバタバタしてしまった。これは、ミニキッチンはあるものの調理をするほどの広さや機材が揃っているわけではなかったことも一因。スタッフ人数を増加してみたものの負担は変わらなかった。おそらく、準備や当日の段取りは、日頃から食事提供になれていることも大切と感じた。
みんなが集まったとき、「食べながら」ということは、とても大切ではあるものの、継続のためには負担を軽くするような工夫もしていきたい。
【ボランティア活動の減少】
仮設ができたころは、仮設住宅内の集会所で月に何回もボランティア活動が行われていたが、最近はほとんど活動がなくなったので、寂しいという声があがっている。まだまだ、一人にさせない周りの力が必要と感じる。多くのボランティアがもう1年経過したからと活動を終了した場合、全体的には一気に減少となる。終了ではなく1ヶ月に一度の訪問を2ヶ月に一度という間隔に減少しつつも「きっかけ」を提供する場の継続が必要だと感じる。
■寄付者(市民の皆様)へのメッセージ
2018年12月から定期的に訪問し、仮設住宅の皆さんとすっかり顔なじみになりました。今では、カラオケの合間に話も盛り上がり、あっという間に時間が過ぎてしまいます。帰り際に皆さんが「あー、今日も楽しかったわー。ありがとね。」、「来月も楽しみにしとるけんね。」と言われ、続けることの意味を感じています。仮設入居期限はあと一年。皆さんが仮設を出られる際、笑顔で見送るまで続けていきます。有難うございました。