山口市宮野上、荒谷ダム上の宮野財産区山林にて、桧皮採取見学会を開催しました!

前日の夕方からまさかの積雪があり、開催できるかどうか不安がありましたが、朝から快晴!
でもご覧のとおり、ダム周辺にはまだ雪が残っていました。
今回は宮野財産区の議員さんとプレスの方々を対象とした見学会です。
上の写真で私が指し示している、登山道(けものみちのように見えますが…私どもが作りました)から、約15分ほど山の中腹まで移動します。宮野財産区の皆さんは山での作業には慣れていらっしゃり、危なげない様子。プレスの方は機材を持ち運びながらの移動です!
傾斜はありますが、ちょうど見学する広さのある採取スポットへ到着。
熟練の職人が、桧の形成層(水分を上げる部分)を傷つけないよう慎重に採取していきます。この「形成層を傷つけない」ことが採取のポイントになります。
山中でのカメラ撮影!
自治体が管理する山の財産が、木そのものに価値があることはもちろんのこと、地域の文化財を守っていく財産に!

ちょうど月末なので、毎月の採取量を計量、結束し報告する過程についても見学していただきました。採取量は毎月報告し、どのような建造物に使われるのかについても報告する仕組みになっています。

この見学会の様子は3月1日付け毎日新聞地域面に掲載されました!
山口では檜皮葺や桧皮採取について、これからも広く知っていただく必要があると感じています。桧皮採取や拵え、屋根ふきなど、檜皮葺にかかる一連の作業について、もっと情報発信していこうと思います!
参加してくださった皆様、プレスの方々、ありがとうございました!