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桧皮葺師の徒然日記
「桧皮葺」(ひわだぶき)をご存知ですか?
桧皮葺とは、桧の皮を精製した材料を、
竹釘を使って打ちとめていく屋根建築の工法です。
例えば京都御所、清水寺、厳島神社などがそれにあたります。
このブログを通じて、伝統的な桧皮葺の工法や文化財、ひいては
あなたの街の神社・仏閣・歴史に興味を持っていただけると幸いです。
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2011年10月29日
安来・清水寺本堂〜屋根葺・東面〜
9月22日の東面の進行状況です。
この現場にいられる期間までに、東面の完成が出来なくてすいません!
個人的には、柿葺きの現場の機会が少なく大変勉強になりました。
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ササキマコト
at 06:26 |
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清水寺(島根県安来市)
2011年10月17日
安来・清水寺本堂〜箕甲野地〜
本堂屋根の『箕甲(みのこう)野地』です。
龍福寺本堂の箕甲野地と同様に、垂木は『弓垂木・ゆみだるき』が施工され『櫛型垂木』の入ったしっかりした『箕甲野地』です。
posted by
ササキマコト
at 08:22 |
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清水寺(島根県安来市)
2011年10月16日
安来・清水寺本堂〜鬼〜
本堂屋根の箱棟の両端に置かれる『鬼』です。
ほとんど痛みがないようなので再び使われます。
その場に図る物がなかったので正確な寸法は解りませんが、高さは1,2mぐらいあります。
近くで見ると、とても迫力があります!
posted by
ササキマコト
at 08:35 |
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清水寺(島根県安来市)
2011年10月15日
安来・清水寺本堂〜走先・軒付〜
南西面の隅葺きが終了すると、引き続き破風の『走先・はしりさき』の軒付けです。
軒が屋根にあたる箇所は、鉋が木口に当たらないので、軒の勾配に合わせながら先に木口を仕上げて取り付けします。
全体の鉋仕上げが終われば、残っている軒の色と合わせる為に『古色塗・こしょくぬり』をして仕上がりになります。
posted by
ササキマコト
at 05:06 |
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清水寺(島根県安来市)
2011年10月13日
安来・清水寺本堂〜こんな所に…〜
東面を順調に葺いたら柿板と柿板がくっ付いて、よく見てみると柿板同士に黒い固まりが…無理に剥がすと、蜂と思われる幼虫達の住みかになっていました。
こんなことは初めてです。
幼虫さん達、住みかを壊してごめんなさい。
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ササキマコト
at 05:07 |
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清水寺(島根県安来市)
2011年10月11日
安来・清水寺本堂〜平葺きの断面〜
柿葺きの平葺きの断面です。
長さ尺2、厚み1分の板を1寸間隔で葺いているので12枚重なり厚みは約1寸5分となります。
計算上では、厚みは1寸2分ぐらいになるはずですが、板の素性の反りや釘の締まり加減で、ちょっとした隙間が出来ます。この隙間が湿気などの通気の役割をすると師匠や年配の職人さんから聞いています。
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ササキマコト
at 05:40 |
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清水寺(島根県安来市)
2011年10月09日
安来・清水寺本堂〜隅葺き〜
東面を葺いている間に南西面の隅葺き終了です。
思わず『ほぉ〜!』と声の出る。
とても綺麗な仕上がりの隅だと私は思います。
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ササキマコト
at 04:44 |
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清水寺(島根県安来市)
2011年10月08日
安来・清水寺本堂〜隅葺き〜
西面が終了し南西面の隅葺きの作業風景です。
隅葺きの葺き足間隔は1寸1寸5厘で葺いています。
施工上、隅の足を途中5枚ぐらいで足を落としながら平葺きの足に揃えて葺きます。
落とした足で凹凸がでないように鉋で薄く削り納めながら葺く手間のかかる作業です。
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ササキマコト
at 05:19 |
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清水寺(島根県安来市)
2011年10月06日
安来・清水寺本堂〜隅葺き〜
柿葺きの隅葺きも桧皮葺きと同様に平葺きの足に合わせながら葺きます。
長さは平葺き板と同様の長さの尺2寸(約360mm)で木口が丸くなった大小様々な幅の『隅板』を使って葺きます。
写真では分かり難いですが、隅葺きも平葺きと同様に『込足・こみあし』で葺いています。
この屋根での込足の間隔は、8分、9分、9分5厘、1寸、1寸1分、1寸1寸5厘となって葺いてあります。
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ササキマコト
at 05:30 |
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清水寺(島根県安来市)
2011年10月04日
安来・清水寺本堂〜屋根葺き・西面〜
西面の平葺き完成です。
屋根面に仮設足場の骨組みが沢山立っているので中腰での移動するので大変でした。
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ササキマコト
at 06:16 |
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