国指定重要文化財古熊神社本殿、
正面から見て右側屋根に、小動物が穴をあけようとしたと思われる箇所が3か所見つかりました。
3か所のうち1か所は、貫通しており、補修工事を行いました。
このように散らかったひわだを取り除き、
修理しやすいよう、破損部分は特に丁寧に行います。
通常の2尺5寸皮では長いので、短い皮を使います。
古い部分と今回修理した新しい部分の取り合いに注意しながら葺いていきます。
古熊神社では小動物とみられる被害が頻発しています。
あたたかくて安全な屋根裏に侵入しようとしているのでしょうか。
このような場合でも迅速に修理できる体制を整えておくのが大事ですね。