瑠璃光寺五重塔で活躍する山口市観光ボランティアの皆さんを対象にした
作業見学会を開催しました!
山口大神宮内お嫡社は銅板の軒付(正面裏面の行き)が終わり、これから破風軒付に取り掛かるところで、野地の様子がまだよく見ていただける状態です。
作業場は狭い…のですが、せっかくなので桧皮拵えの様子も見学していただきたく、いつもの作業スペースはそのままに。桧皮拵えに使用する道具類や、瑠璃光寺で主に使用した製品(長平、軒、竹釘)も展示しました。
10時からの開始時間には夏を思い出させる晴天の中、
約25人の観光ボランティアの方にお越しいただきました。
まずは野地の工程を資料を用い説明しました。
小さい屋根だからこそ、、曲線の出し方など間近に見ていただけます。
いつも目にしていらっしゃる檜皮葺ではなく銅板葺の屋根だったのですが、
銅板の経年変化や、銅板道具の菊絞りを使用した施工方法など、ハイレベルな質問を次々にお受けしました。さすが観光ボランティアの皆さんです!
実際の銅板加工、檜皮葺の材料拵えの様子も見ていただきました。
山口市内にあるお嫡社ですので、完成後は銅板の色の変化など、
実際に見学されてはいかがでしょうか。
自社で主催したはじめての見学会で、至らない点も多々ありましたが、
暑い中参加していただいた皆様には心よりお礼申し上げます!
観光ボランティアの皆さんのますますのご活躍をお祈りいたします!
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