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ひわだや営業.jpgこのブログは
有限会社 ひわだや 佐々木真  が管理しています。

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2018年12月01日

長門国一宮 住吉神社 透塀の工事が始まりました。

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11月より、国登録有形文化財の住吉神社(山口県下関市)透塀の修復工事を行っております。
桧皮葺工事の様子をアップしていきたいと思います。

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2018年07月07日

古熊神社(山口市)屋根補修工事を行いました。

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国指定重要文化財古熊神社本殿、
正面から見て右側屋根に、小動物が穴をあけようとしたと思われる箇所が3か所見つかりました。
3か所のうち1か所は、貫通しており、補修工事を行いました。
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このように散らかったひわだを取り除き、
修理しやすいよう、破損部分は特に丁寧に行います。

通常の2尺5寸皮では長いので、短い皮を使います。
古い部分と今回修理した新しい部分の取り合いに注意しながら葺いていきます。
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古熊神社では小動物とみられる被害が頻発しています。
あたたかくて安全な屋根裏に侵入しようとしているのでしょうか。
このような場合でも迅速に修理できる体制を整えておくのが大事ですね。

2018年06月21日

防府市英雲荘のメンテナンス修理を行いました

防府市の英雲荘の1階屋根の雨落ち部分の修繕工事を行いました。
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桧皮葺は美しい軒を見せるため、雨樋をつけないことが多いです。
そのため、雨落ち部分は早く痛みますが、定期的に部分修繕を行うことで回復します。
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防府市英雲荘、昔は2階建ての建物は珍しく、
遠くは大平山や佐波川まで広く見通せたらしいです。
ゆめタウンもイオンも、鉄道高架もない時代。
目の前は瀬戸内海と松原、広い防府平野の景色が眼に浮かぶ様です。

施工範囲をまず決めます。
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古い桧皮を慎重に撤去。
下地材には痛みが回っていません。良いタイミングでの修理だと思います!

新しい桧皮を葺いて行きます。
いつもと同様、葺き足ピッチを気にしつつ、
今回は修繕なので、残った屋根の桧皮との高さバランスを調整することが重要。
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修繕部分のみ、目立ってしまいますが…
しばらくたってくると落ち着いて来ます。
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2階部分からよく見えますので、
防府市英雲荘、ぜひお越しくださいませ!(月曜日は休館日です)

2018年05月16日

森フェス〜野遊び温故知新〜に参加しました!

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今年もやってきました、森フェス!
GW、晴天に恵まれ、たくさんの森の仲間とともに、一日が始まります。

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桧皮葺も森の恵み。
道具や古い書籍などを展示させていただきました。

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今回のWSは、「建築模型の手法で作るツリージオラマ」

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動物のフィギュアを選び、その動物にあった状景を作っていきます。
建築模型で作られる樹木の手法は…面倒な作業…と思われがちですが、
手仕事好きな方に、ぜひ体験してほしい!!
銅線の把から、樹木ができあがる過程は、ワクワクしますよ☆

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この日初めての参加者の作品。
トナカイにあわせて、針葉樹と雪。
雪の中に数個、ミモザの黄色がアクセントになっています。

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ペガサスは想像上の動物ですね。
ドライフラワーのお花畑と、水飲み場に桜の木が満開です。

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ひわだを道や柵に使ってあります。道沿いにはカラーかすみ草のヘッド。
シーグラスの使い方が素敵で、この後いろんな方が参考にされていました。

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シナモンスティックの上をひつじが渡っています。
ひつじの背中に、こでまりの押し花!キュートです。

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造形材料は数に限りがあるなかで、ある素材を最大限に生かしながら創作していただきました!
特に芝シートは少なかったのですが、ポイント使いで、水面を入れたり、違う緑をつないだり、創意工夫とアイディアに脱帽、新しい発見と感動の一日でした。

今回は小学生の女の子、ご家族でのご参加が多く、30組の皆様にWSを楽しんでいただきました。
満席状態が続き、ご参加いただけなかった皆様には大変申し訳ございませんでした。また素材をバージョンアップして開催しようと思います。

このWSが建築や森、樹木に興味を持っていただくきっかけになれば幸いです。
関係の皆様にも大変お世話になりました!
楽しい一日を過ごすことができました。

WSは和+Life Style Space ひわだやでも毎週土曜に開催いたします。
よろしければ予約サイトをのぞいてみてくださいね。
https://reserva.be/hiwadayayoyaku/



錦の御旗製作所跡 檜皮葺屋根工事

山口市一の坂川沿いにある「錦の御旗製作所跡」、
こちらの整備に伴い、桧皮葺の屋根工事を行いました。
「錦の御旗」とは、戊辰戦争の時翻った、有名な旗ですね。
国道9号線バイパスから一の坂川沿い上流、ひとつばしのたもとです。

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裏板施工。サワラです。

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桧皮葺の屋根と塀がつながったつくりです。

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軒付け。

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厚みのある上目(うわめ)皮で葺き始めます。

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現場が狭いので、細心の注意を払いながら施工します。
ちょうどこのころ桜の時期だったので、お花見の方が足を止めて工事を見学してくださいました。

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お天気に左右されながらの工事でしたが、維新の史跡にふさわしい屋根にできたと思います!

「山口市の幕末維新の歴史」のページに詳しく紹介されています↓
http://oouchibunka.jp/yamaguchicity_histry/bakumatu_butai/03.html
ホタル散策のついでに足を延ばしてみられてはいかがでしょうか?