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くらしきパートナーシップ推進ひろば

市民のつくる「ちいさな公共」を支える、草の根の中間支援に取り組んでいます。
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1日サポセンPJ 第2回「事業戦略のコツとツボ」講座 [2009年10月04日(Sun)]
10月3日(日)10:10〜16:00、
場所は、ライフパーク倉敷 第1会議室



参加者は全部で11団体、14名でした。
ご参加下さった方々、本当にありがとうございました。 ・

この企画の正式名称は、「1日市民活動サポートセンター体験プロジェクト」。

平たくいえば、臨時・仮設の1日の、市民活動をサポートするセンターを体験してみようという企画です。センターといってもハード=建物ではなく、ソフト=プログラムにポイントを置いて開催しています。

前回は、「環境サポセン」と題し、倉敷市内で環境活動を行う団体・個人が集まり、交流するNPOサロンをメイン・イベントにして開催しました。

詳しくは 第1回サポセンPJ ブログ記事


●今回、第2回のメイン・イベントは、

起業支援のプロが教える「事業戦略のコツとツボ」

ということで、講師に山本裕司さん(中小企業診断士/マウントブック代表)をお迎えし、

「いつも事業に追われていて、先の事をじっくり考える時間がない」、
「助成金申請の直前に、あわてて事業計画を作っている」、
「このままではいけないと思いつつ、どうしていいかわからない」

といった悩みを抱えておられる団体さんを対象に、

実際にワークシートに記入しながら、事業計画を立てるという作業を通じて、
「事業戦略づくり」を学ぶ講座を開催しました。


【午前中】

■まずは講師紹介

山本さんは、民間会社、商工会議所、行政(倉敷市役所にお勤めでした)を経て、2009年4月独立されました。

現在、大阪府下の起業家支援施設で支援業務にあたっておられますが、助成金・補助金の審査等もされていて、そういった立場から、事業戦略の立て方&助成金申請のコツとツボを教えていただきました。


■NPOのマーケティング⇒書くことの意義

まず、「マーケティングとは、事業を継続するための仕組み」という説明の後、マーケティング計画の体系を教えていただきました。以下は、マーケッティングの体系を構成するもの。

・ビジョン:
 3年後、5年後、10年後、こういう状態(存在)になりたい!、
 地域に貢献したい!という姿
 これがあるから、日々地味なこともがんばれる
 事業の駆動力、モーター

・強みと弱み、機会と脅威(SWOT分析):
 現状分析(ライバルはいるのかとか、法律が変わったとか、
 自分の能力・知識・経験とか…を洗い出し) 
 ポイントは、全体で捉えてみること・広い視野で(上空から)みること

・ターゲット(お客さん):
 どういう感じの人にサービスを提供するのか。

・コンセプト:
 「何の事業をしているの?」に一言でこたえること
 誰に?、何を?、どのように?
 このコンセプトを事業計画に落とし込んでいく…。


次に、助成金の申請書を作成するにあたり、いきなり書き始めるかという問いかけがありました。

書くことには、

「整理ができる」、
「記録に残る」、
「抜けとダブりがなくなる」、
「コミュニケーションツールになる」、
「伝達力を高める」…

といった意義・メリットがあるという説明があり、

助成金の申請書を書くにあたっては、A4用紙1枚にハンドライティングで、図でまとめてからにしたほうがよいということを教えていただきました。

この講座を通じて、書くことの大切さを学びました。


■SWOT分析(個人ワーク&グループ共有)

個人ワークで強み、弱み、機会(チャンス)、脅威(リスク)をポストイットにできるだけたくさん書き出しました。

その後、グループ(だいたい3〜4人でしたね)内で発表し、情報共有&意見交換をしました。

〜お昼休憩&参加者交流(11:30〜12:45)〜


【午後】

■SWOT分析のグループ共有続き

この作業を通じて、グループ等で意見交換するするメリットを感じるとともに、
自分を客観視する必要性を学びました。

山本さんからは、
「追い風(チャンス)に強み」がいいのだが、そうとも限らないこともあることをあることを教えていただきました。

・松下幸之助さんが成功した理由(弱みを強みに、チャンスに)
 
 体が弱かった(弱み) → 事業部制を作り出した
 貧しかった(弱み) → お金への感謝、大切に使うようにした
 学歴がない(弱み) → いろんな人から意見を聞くことができた

・自分がチャンスだと思うことでも、皆がそう思う場合は競争が激しくなる(リスクがアップする)場合も。


■事業のターゲット(顧客)は誰?

「お客さんにどんなメリットがあるのか?」
「何が自分のサービスを受けさせるのか?」
ニーズや動機付けと呼ばれるもので、これらを明確にするとわかりやすくなるという説明をいただきました。

お客さんに「ありがとう」といわれるような、
つまりCS(コンシューマーサティスファクション)・感度・喜びを高めるような、事業をしていきましょうということを教えていただきました。


■A4 1枚にまとめてみよう(ポンチ絵づくり、約30分の個人ワーク)

紙には、以下の3点を書くように指示がありました。



・事業名
・私と協力者の関係がわかる図
・ターゲット

「矢印や主体を表わすマーク(○とか□とか)を変えたり、工夫をするとわかりやすい。」といった説明をいただき、各個人でポンチ絵を書きました。

それをグループ内で1人3分ずつで発表し、共有&意見交換。

書くポイントとしては、
・字をたくさん書かない
・対象や事業は3つまで。覚えられないし、対象がぼけるので。
・何度でも書き直せるので、ハンドライティングでどんどん書く。…

そして、このポンチ絵のすごいところは、

@助成金の審査員などは、これで全体像をつかもうとするらしい!
  別紙で添付すべき。
A団体内で情報共有にも使えるし、判断基準にもなるので、決断を下すことができる。


〜休憩(14:25〜14:40)〜


■ポンチ絵をもとにコンセプトをつくろう



「20字以内(5・7・5で17字という人も)ぐらいがちょうどいい。」という説明をもとに、
コンセプト「誰に?、何を?、どのように?」を個人ワークで作りました。

「これは、事業の軸になるものである!」


■コンセプトとターゲットができたら⇒4Pを考えよう

・Place(人材・仕入れどこから?、立地)
・Promotion(広告、宣伝、HP)
 ※第3者媒体もどんどん活用しよう。でも必ずしも自分の意図を伝えてくれないので注意。
・Product(商品・サービス)
・Price(価格)

マーケティングの方法として(例えば、カフェのオープン)、



人口48万人の倉敷市において、どこのあたりを狙うのかということだけではなく、
1人の人がコーヒーに生涯100万円を使うとすれば、
その半分はうちでという考え方もできる。


「また、マーケティングの第1人者コトラーは一番のプロモーションは満足した顧客であるといっており、やはり口コミが大事である、お客さんに「ありがとう」といわれる事業をしよう」と教えてくださいました。


■数字(お金)の話

大事なことを1点教えていただきました。



売上の予測から、経費を引いて利益をとるという予算の立て方と、
利益を先に決めておいて、売上や経費(原価)を決めていくという2つの方法がある。

「市民活動だから、NPOだから、ボランティアでではなく、
いいことをしているのだから、また、事業を継続させていくためにも、
利益は必要である」と教えていただきました。


■スケジュール表

「いわゆるガントチャートと呼ばれるスケジュール表は、わかりやすいし、進捗管理にも使えるので、事業計画を立てるとき、助成金申請をする際には、作りましょう。」


最後に、「ポンチ絵とスケジュール表は、助成金申請書類に添付しよう」という説明をいただき、そしてエールをいただいて、これで講座は終了。


■講座終了後、参加者全員で感想を述べ合いました

ちょうど助成金申請時期ということもあり、申請を考えている団体さんも多く「役に立った」、「すぐに使えそう」、「今日書いたポンチ絵をそのまま…」という声も聞かれました。

改めて絵に書いてコミュニケーションをとっていく手法の有効性を感じたという参加者も多く、「絵にしてみると、同じ団体でも認識がちがうことがわかった」という声も聞かれました。

ワークシートで、本当にわかりやすく、事業戦略づくりを学ぶことができ、参加者の満足度も高かったようです。


また、この講座の内容を基にしたブックレットを作成され、300円程度で販売されるということなので、参加できなかった皆さん、ぜひ楽しみにしていてください。



他にも、いくつかの「あったらいいな♪こんなサポセン」のコーナーが設置されました。

■情報コーナー  
  
  市民活動に関する情報の収集と提供のためのコーナー。
  
【NPO訪問】
  団体や活動について取材し、記事をまとめた壁新聞と通信づくりで、市民の皆さんにNPOの事をお伝えしていこう♪という取り組み。壁新聞を掲示しました!

【図書コーナー】
  市民活動を進める上で参考になる本の紹介コーナー。

【NPO情報ライブラリ】
  倉敷で活動されているNPOの情報を収集し、NPOの情報発信・公開を支援する仕組みづくりのための取り組みです。講座の最後に、取り組みの趣旨を説明し、参加された団体さんに情報提供のお願いをしました。詳しくは


■カフェコーナー  

  お茶やコーヒー、お菓子を準備し、
  講座の休憩の合間や作業中に利用してもらいました。



●第3回はNPOサロン「子ども(子育て)」を中心とした「子どもサポセン」を予定

  今回もご参加いただいた団体さんもありましたが、子育て支援の活動をされている団体さんに集まっていただいて、交流をしながら、倉敷の子育てのこれまでとこれからを考えたいと思います。

随時、当ブログで案内をします。



1日サポセン体験PJ運営スタッフ&NPOサロンコーナー担当 難波田(なにわだ)
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