
「ジャーをいくつ知ってますか?」[2024年04月04日(Thu)]
スーパー戦隊ものが大好き過ぎるご利用者さんのお話です。
色ごとにキャラ分けされたヒーロー達が協力して、悪の組織を倒していくアクションもののテレビ番組でね。
特撮映像を駆使した必殺技や大型ロボットでの戦闘シーンなどが、週末の、特に少年たちの心をわしづかみにしていて、一年ごとに新しいヒーローが誕生しているのですが。
ひまつぶしにも、その少年たちの中のひとりがいらっしゃいます。
ひまつぶしのワンシーン、ひまつぶシーン。
色ごとにキャラ分けされたヒーロー達が協力して、悪の組織を倒していくアクションもののテレビ番組でね。
特撮映像を駆使した必殺技や大型ロボットでの戦闘シーンなどが、週末の、特に少年たちの心をわしづかみにしていて、一年ごとに新しいヒーローが誕生しているのですが。
ひまつぶしにも、その少年たちの中のひとりがいらっしゃいます。
ひまつぶしのワンシーン、ひまつぶシーン。
古いものだと「ゴレンジャー」が有名、今放送されているものだと「ブンブンジャー」。
じゃあ、これまでにどれくらいの「○○ジャー」や「□□マン」が放送されたか調べてみると。

48戦隊も(驚)
これらをね、戦隊の名前はもちろん、隊員の名前や必殺技の呼び方、オープニングとエンディングの歌まで歌えてしまうご利用者さんがいます。
お歳は30行ってないだろうな。
彼の口から良く出てくるのは「バトルフィーバー」で、これは1979年に放送されていたもの。
なんで知ってるのって話です。
彼のもう一つすごいなぁと思うことは。
どうにかして仲間を作る技術。
あと思いの強さです。
彼は初めましてのヘルパーさんがいると。
「名前ー!」
と聞いてきます。
名前教えてでしょと言うと。
「名前教えてー!」
で、名前を聞けたら。
「◯◯ジャー知ってるー!」
これは彼の質問であり、知ってる?と聞いているのです。
いきなり本題に入るのです。
ヘルパーさんの反応が薄いと、他の戦隊ものの名前を挙げます。
次から次へと、番組の名前や必殺技などを挙げていき。
ヘルパーさんが困り続けると。
「森のくまさん知ってるー!」
と、童謡のタイトルに変わります。
こうなるとヘルパーさんも知ってるよとなり、少し一緒に歌ったりします。
戦隊ものの連呼。
これにヘルパーさんが答えられた、あるいは応えられた場合。
彼の眼は輝きます。
そのシリーズに関する色々な情報を更に挙げ、「そうだね◯◯だね」という返しをもらいながら。
「◯◯ジャーの歌歌うー!」
と。
一緒に歌まで歌えたら、彼に認められます。
次に会った時は初めから「◯◯ジャーの歌歌うー!」と来ます。
そう、彼は歌が好きなのです。
一緒に歌いたいのです。
でもここで、気を付けなければならないことがあります。
彼はにわかファンは嫌いです。
携帯で検索しようものなら。
私は2回、携帯を投げられました。
彼の推しのバトルフィーバーを調べた時と、私が小さい頃見ていた「サンバルカン」の歌詞を携帯で確認しようとした時の2回。
イカサマはしてくれるなと。
他のヘルパーさんも、歌が好きならYouTubeで流せばいいじゃんとパソコンで流してみるのですが。
「ダメー!」
僕はパソコンと歌いたいわけじゃないんだと。
私が歌えるのは「サンバルカン」と「ダイナマン」という番組の主題歌。
だけどどうも彼の推しではないようで、話せる友が本当に誰もいない時だけ、仕方ないなという感じで「ダイナマン歌うー!」と来てくれます。
今、ご利用者さんが嬉しそうに戦隊ものの話をしたり、一緒に歌えるヘルパーさんが2人くらいいます。
私との差は何なのか。
ノリの良さや歳の近さ、知っている戦隊ものの被りが多いなどいくつか理由はありそうですが一番は。
ご利用者さんの話をよく聞いていること。
そして寄り添っていること。
一緒に歌えるヘルパーさんも30代、バトルフィーバーはきっと知らないはず。
なのにどうして、どこかで調べたのでしょうか?
2人の関係を見ていると、ヘルパーさんもまた、ご利用者さんに質問をしていました。
◯◯さん、□□の必殺技は何だっけ?と。
すると嬉しそうに「◯◯ー!」と答えます。
さらには。
そうだ、◯◯さん、ブンブンジャーはどうだった?今は第何話だっけ?など、合間合間で質問返しを。
するとご利用者さんは、どうだったとか第何話だとか答えます。
そのヘルパーさんに、調べたんですか、それに今放送しているやつも見てくれているんですか?と尋ねると。
「いえいえいえ、全部彼が教えてくれるんですよ」
と。
参りました。
聞いて寄り添う、もしくは寄り添って聞く。
で、一緒に楽しむ。
友だち作りの基本ですね。
ご利用者さんは、戦隊ものの話が出来るヘルパーさん見つけた。
ヘルパーさんは、戦隊ものが好きなご利用者さんなんだね。
で、ご利用者さんはより自分が好きな、推しの戦隊ものの話に寄せていく。
ヘルパーさんは、その戦隊もののことは知らないから教えてと聞く。
知らないなのひと言、他人事で終わらせない。
あれはどうなのと話題を広げてみたり、深めてみたり。
結果、2人で楽しそうに、2人が生まれる前の番組の歌を歌っていると、そういうわけです。
ちなみにこちらのヘルパーさんは、ドライバーさんでもあり、前職までに障がいを持つ方との関わりがあったとは聞いていません。
仲良くなりたいと思うならすべきことは、相手に障がいがあるとかないとかは関係ないですね。
改めてそう教えられたようでした。
こんなヘルパーさんたちに、ひまつぶしは支えられています。
なので親御さんは、安心してひまつぶしをご利用ください。
ヘルパーの皆さん、いつもありがとうございます。
ひまつぶ氏むらかみ
じゃあ、これまでにどれくらいの「○○ジャー」や「□□マン」が放送されたか調べてみると。

48戦隊も(驚)
これらをね、戦隊の名前はもちろん、隊員の名前や必殺技の呼び方、オープニングとエンディングの歌まで歌えてしまうご利用者さんがいます。
お歳は30行ってないだろうな。
彼の口から良く出てくるのは「バトルフィーバー」で、これは1979年に放送されていたもの。
なんで知ってるのって話です。
彼のもう一つすごいなぁと思うことは。
どうにかして仲間を作る技術。
あと思いの強さです。
彼は初めましてのヘルパーさんがいると。
「名前ー!」
と聞いてきます。
名前教えてでしょと言うと。
「名前教えてー!」
で、名前を聞けたら。
「◯◯ジャー知ってるー!」
これは彼の質問であり、知ってる?と聞いているのです。
いきなり本題に入るのです。
ヘルパーさんの反応が薄いと、他の戦隊ものの名前を挙げます。
次から次へと、番組の名前や必殺技などを挙げていき。
ヘルパーさんが困り続けると。
「森のくまさん知ってるー!」
と、童謡のタイトルに変わります。
こうなるとヘルパーさんも知ってるよとなり、少し一緒に歌ったりします。
戦隊ものの連呼。
これにヘルパーさんが答えられた、あるいは応えられた場合。
彼の眼は輝きます。
そのシリーズに関する色々な情報を更に挙げ、「そうだね◯◯だね」という返しをもらいながら。
「◯◯ジャーの歌歌うー!」
と。
一緒に歌まで歌えたら、彼に認められます。
次に会った時は初めから「◯◯ジャーの歌歌うー!」と来ます。
そう、彼は歌が好きなのです。
一緒に歌いたいのです。
でもここで、気を付けなければならないことがあります。
彼はにわかファンは嫌いです。
携帯で検索しようものなら。
私は2回、携帯を投げられました。
彼の推しのバトルフィーバーを調べた時と、私が小さい頃見ていた「サンバルカン」の歌詞を携帯で確認しようとした時の2回。
イカサマはしてくれるなと。
他のヘルパーさんも、歌が好きならYouTubeで流せばいいじゃんとパソコンで流してみるのですが。
「ダメー!」
僕はパソコンと歌いたいわけじゃないんだと。
私が歌えるのは「サンバルカン」と「ダイナマン」という番組の主題歌。
だけどどうも彼の推しではないようで、話せる友が本当に誰もいない時だけ、仕方ないなという感じで「ダイナマン歌うー!」と来てくれます。
今、ご利用者さんが嬉しそうに戦隊ものの話をしたり、一緒に歌えるヘルパーさんが2人くらいいます。
私との差は何なのか。
ノリの良さや歳の近さ、知っている戦隊ものの被りが多いなどいくつか理由はありそうですが一番は。
ご利用者さんの話をよく聞いていること。
そして寄り添っていること。
一緒に歌えるヘルパーさんも30代、バトルフィーバーはきっと知らないはず。
なのにどうして、どこかで調べたのでしょうか?
2人の関係を見ていると、ヘルパーさんもまた、ご利用者さんに質問をしていました。
◯◯さん、□□の必殺技は何だっけ?と。
すると嬉しそうに「◯◯ー!」と答えます。
さらには。
そうだ、◯◯さん、ブンブンジャーはどうだった?今は第何話だっけ?など、合間合間で質問返しを。
するとご利用者さんは、どうだったとか第何話だとか答えます。
そのヘルパーさんに、調べたんですか、それに今放送しているやつも見てくれているんですか?と尋ねると。
「いえいえいえ、全部彼が教えてくれるんですよ」
と。
参りました。
聞いて寄り添う、もしくは寄り添って聞く。
で、一緒に楽しむ。
友だち作りの基本ですね。
ご利用者さんは、戦隊ものの話が出来るヘルパーさん見つけた。
ヘルパーさんは、戦隊ものが好きなご利用者さんなんだね。
で、ご利用者さんはより自分が好きな、推しの戦隊ものの話に寄せていく。
ヘルパーさんは、その戦隊もののことは知らないから教えてと聞く。
知らないなのひと言、他人事で終わらせない。
あれはどうなのと話題を広げてみたり、深めてみたり。
結果、2人で楽しそうに、2人が生まれる前の番組の歌を歌っていると、そういうわけです。
ちなみにこちらのヘルパーさんは、ドライバーさんでもあり、前職までに障がいを持つ方との関わりがあったとは聞いていません。
仲良くなりたいと思うならすべきことは、相手に障がいがあるとかないとかは関係ないですね。
改めてそう教えられたようでした。
こんなヘルパーさんたちに、ひまつぶしは支えられています。
なので親御さんは、安心してひまつぶしをご利用ください。
ヘルパーの皆さん、いつもありがとうございます。
ひまつぶ氏むらかみ