「利用者さんが黒い日|白い日」[2026年09月02日(Wed)]

ヘルパーさんと、ニュースを見ながら盛り上がる利用者さん。
「何を盛り上がっているの♪」
「金曜日の嵐が楽しみだ!」
「え、そんなこと楽しみにしないでよ、黒い黒い(汗)」

「施設の連絡帳に、ひどいことが書いてあるんですよ」
「なんて書いてあるんですか?」
「今日は牛乳パックでハロウィンの飾りを作ったんですが、利用者さんは横で、かわいくないって言っていましたって」
「やめてぇ職員さん泣かせるの、嘘でもいいからそこはかわいいって言ってあげないと、黒い黒い(汗)」

「今日は要求のハードルが高いな」
「どうしたんですか?」
「YouTubeの動画を止めた画面を描き写してぬり絵にしてって話なんですけど、いつもは簡単なイラストを選んでくれるのに今日は…」

「…今日はキャラクター五人を描いてって」
「キャラクター、どれか1人か二人にしてあげて」
「絶対ダメ、全員描くの!」
「黒い黒い(汗)」
今日は利用者さんたち、黒いなぁ。
そう思っていたら…。
二枚目の写真のヘルパーさんが、何かの拍子に指を切ってしまって。
嵐が楽しみと豪語していた利用者さんが。
「大丈夫!血が出た?痛くない?!」
「なんだ優しいじゃん♪」
施設で職員を泣かせたかもしれない利用者さん。
さっきまで笑っていたのに、えらく暗い表情になっています。
「今になってまずいことしたなって思ってるの?」
目をぐるん(YESってこと)て。
「良かったよ優しくて、明日、職員さんにごめんねってしなね♪」

ぬり絵所望の利用者さんに、またなんか言われています。
「今度はどんな高い要求を?」
「いえいえ、描いている横で、間違ってないよ、上手に描けているよって、はげましてくれてるんです」
「それすごく優しい♪」
三人とも、真っ黒じゃなかった♪

描きあがったイラスト画に、色を重ねる利用者さん。
「これ成功だよ、枕元に置いて一緒に寝るね♪」
いやんもぉ、真っ白じゃん!
ひまつぶ氏むらかみ




