タップルート財団によるプロボノ・マッチングサイト『Taproot+』 [2014年11月18日(Tue)]
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() Tweet 米国のプロボノ・マッチングの草分けともいえる、タップルート財団(Taproot Foundation)。この度、マーケティングやデータベース構築、事業計画の策定などのスキルや専門性を持ったボランティア(プロボノ)と支援を必要とするNPOのマッチングサイト『Taproot+』を開設しました。 NPOは『Taproot+』で支援を必要とするプロジェクトを公開することができます。タップルート財団では、NPOが、自分たちが本当に必要としている支援内容を具体的な業務レベルにまで分解し、正確に伝えることが出来ていないケースが多いことを踏まえ、募集しているプロジェクト内容を精査し、不明確な点を修正するなどの支援を行います。 一方、プロボノは、同サイト上でNPOが募集している業務を閲覧することができます。NPOのオフィスに出向いて作業を行うものやインターネットを活用しながら遠隔で支援できるものなどが掲載されています。興味深いのは、タップルート財団では、NPOが求めるスキルとマッチしたプロボノを獲得するために、LinkedIn for Volunteerなどの提携パートナーのWEBサイトなどに情報を掲載することがあるという点です。同財団では、将来的には、NPowerやDataKindなど、他のプロボノ団体と連携することも視野に入れているそうです。 一旦、NPOとプロボノがともにプロジェクトを実施することに合意すれば、『Taproot+』上でそのプロジェクトの進行手順や締切を設定したり、進捗状況を確認したりすることができます。 タップルート財団は米国内に5つのオフィスを構えており、過去13年間にわたり、3,000を超えるプロボノ・プロジェクトを手掛けてきました。インターネットを活用した『Taproot+』の開始により、今後は米国全土にまで事業を拡大していきます。 これまでもNPOとボランティアのマッチングを行うWEBサイトは多く存在してきました。しかし、タップルート財団のように、リアルの世界でのマッチングにおいて確たる実績を作り、さらに長年に渡り培ったそのプロジェクト管理のノウハウをWEBサイトを通じて提供できるところは見当たりません。日本でもプロボノ元年と言われて久しいですが、こうした動きが加速することを期待したいですね。 【2014/10/27 THE CHRONICLE OF PHILANTHROPY記事参照】 長浜洋二 著 Tweet ![]() ![]() ![]() ボランティアの記事一覧へ≫≫≫ NPO|ファンドレイジング|ボランティア|寄付|社会的起業|CSR|ソーシャル・マーケティング|マネジメント|パートナーシップ|教育|メディア|まちづくり|公共政策 |