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『広報会議』(2015年3月号)

『「社会課題先進国」日本のNPO、なぜ広報が必要なのか?』を寄稿


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『宣伝会議』(2012年3月1日号)

『マーケティング部門と密接に連携 これからのCSR活動の形を考える』の座談会に参加


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『宣伝会議』(2011年5月15日号)

『米国NPOに学ぶ、WEBサイト活用ケーススタディ』を寄稿


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NPOのWEBサイトに不可欠な25の基本機能と要素 [2015年03月31日(Tue)]


今や、WEBサイトを持たないNPOは無いと言っても良いくらい、WEBはNPOにとって不可欠なコミュンケーションツールとなっています。まさに、名刺代わりですね。昨今では、WEBサイトを構築するための無料ツールも出回り、それほど高い技術や専門性がなくても簡単にWEBサイトを製作することができるようになりました。

コミュニケーションツールとしてのWEBサイトの特徴としては、まず、自団体で管理運営するオウンドメディアであることが挙げられます。つまり、自分たちの都合の良いタイミングで、好きな情報を、好きなだけ発信(公開)することができるということです。また、FacebookやTwitterのようなフロー型の情報発信ツールと違い、情報を蓄積することができるストック型のため、潜在的な訪問者からは「ここに来れば何でもある」という役割も期待されています。

同じストック型のブログとの違いは、ブログが日記のように気軽に、かつ迅速に、イベントの様子やスタッフのつぶやきのようなライトな情報を発信するのに使用される一方、WEBサイトでは団体の基本情報や活動内容、イベント、人材募集、各種キャンペーン情報など多岐にわたる公式な情報が発信されることに加え、寄付や会員の獲得、資料請求やメルマガ登録、問合せなどの様々なアクションを誘導することができる点でしょう。

前置きが長くなりましたが、この記事では、NPOが運営するWEBサイトに不可欠な25の基本機能/要素について紹介しています。

(1)ナビゲーションと情報のアーキテクチャー
ページ読み込み時間の速さ、直感的な分かり易さ、コンバージョンのし易さなど、米保健社会福祉省が運営する“Usability.gov”を参照しながら、ユーザビリティーに配慮したサイトを構築する。

(2)SEOに配慮したCMS(コンテンツマネジメントシステム)
昨今では、アプリやプラグインなどが充実した“WordPress”が主流になりつつあるが、SEO対策のプラグイン“yoast”を利用することでSEO対策が可能となる。

(3)モバイルフレンドリーなアダプティブ・デザイン
モバイル端末の普及が急速に進むなか、モバイルフレンドリーなWEBサイトの構築は不可欠。Google Webmaster Toolsを活用してモバイル端末でのWEBサイトのパフォーマンスを評価する。

(4)コンテンツ作成計画の文書化
テキストコンテンツ、映像コンテンツ、インフォグラフィックス、ポッドキャストとウェビナーなど、コンテンツ作成計画を策定する。

(5)コンテンツ・プロモーション計画
コンテンツは閲覧されないと価値がないため、GoogleやBingなどの検索広告やソーシャル・プロモーションなど、安価に実践できる、費用対効果の高いプロモーションを実施する。

(6)人間味の演出
活動分野が何であれ、コンテンツの中に人の顔が掲載された画像などを盛り込む。

(7)スタッフ/理事のプロフィールと顔写真
信頼性を高めるためにも、活動を支えるスタッフや理事の紹介をする。

(8)エピソードや受益者の声
活動の対象者は誰なのか、どのように受益者の生活を変えてきたのかなど、寄付者の寄付意欲を掻き立てるための強力なツールとして、具体的な受益者からの声を掲載する。

(9)団体の意図する行動への誘導
団体の意図する行動へ誘導(Call to Action)するためのリンクを分かりやすく設置する。
【例】テーマに沿ったブログ記事の中にそっと埋め込む、など。

(10)メールマガジンの購読
単に、“subscribe to our newsletter”と記載して登録へ誘導するだけでなく、“join our community” や“join the movement”などの魅力的な表現にする。

(11)問合せページや各ページのフッターへの住所記載
オフィスの実在住所を記載することで信頼性を高める。

(12)問合せページへの電話番号記載
ステークホルダーに対して連絡手段を提供する。Eメールが便利ではあるが、直接電話することを好む人もいることに配慮する。

(13)雇用主番号とNPOの法人格の明示
米国に拠点を置くNPOは、雇用主番号(EIN:Employer Identification Number)を記載するとともに、団体紹介ページと寄付ページにはどのNPO法人格を有しているかを記載する。

(14)全ページへのソーシャルメディア・リンク
ソーシャルメディアで情報が共有/拡散されるように、全てのページのフッターかヘッダーにソーシャルメディアへのリンクを設置する。

(15)LinedIn
特定の狙いがあるのであれば、ソーシャルメディア・リンクの中に“LinkedIn”を加える。

(16)信頼性の担保
もしアピールできるようなものがあるなら、第3者機関による評価サイトへのリンクを設置する。

(17)ADA準拠のナビゲーション
障害者が使い易いように「米国障害者法(Americans With Disabilities Act)」に準拠する。

(18)画像のaltタグ設定
SEO対策としても、ADA準拠としても有効である。

(19)Google/BingのWEBマスターツール登録
GoogleとBingのWebmaster Toolsへ登録することにより、WEBサイトのパフォーマンスが即座に評価できる。

(20)XMLサイトマップ
WEBサイトが膨大で複雑な場合、XMLサイトマップを作成し、検索エンジンのロボットに引っかかりやすくする。

(21)301リダイレクトの設定
301リダイレクトを設定することにより、SEO対策にも効果がある。

(22)ソーシャルメディアの対応
WEBサイトのみならず、全てのソーシャルメディア・ページやプロファイル・ページで適切なメッセージ配信、情報コンテンツ、団体の意図する行動への誘導が行われているか確認する。

(23)プライバシーポリシー
団体のことを知らない人にとっては、とりわけプライバシーポリシーの掲示とその遵守が重要である。

(24)HTMLタグの記述
WEBページのコンテンツと同様、SEO対策にとって重要な“title”と“description”タグに注意を払う。

(25)リターゲティング広告用タグ
広告予算がある場合、リターゲティング広告を活用するべきであるが、寄付の完了(thank you)ページにリターゲティング広告用のウェブビーコン(ピクセルタグ)を埋め込み、新たな寄付を訴求する。

この記事で紹介した内容は、まさに基本中の基本。さらに効果的なWEBサイトにするにはある程度の投資も必要になるでしょう。

冒頭でも述べたとおり、WEBサイトは単なるWEBカタログではなく、ステークホルダーとの間のインタラクションを醸成し、団体の意図する行動へと駆り立てる優れたコミュニケーションツールです。だからこそ、提供している製品やサービスの受益者や支援者など、団体のステークホルダーを見極め、その人たちにとっての使い易さや価値を提供できるものでなければなりません。

経営リソースの乏しいNPOにとって、オウンドメディアとしてコントロールし易く、時間も地域も簡単に飛び越えることができるWEBサイト。どこまで使いこなせるかが、今後のNPOの活動の中枢になってくるのではないでしょうか。

【2015/03 FundRaising Success記事参照】




長浜洋二 著





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