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『広報会議』(2015年3月号)

『「社会課題先進国」日本のNPO、なぜ広報が必要なのか?』を寄稿


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『宣伝会議』(2012年3月1日号)

『マーケティング部門と密接に連携 これからのCSR活動の形を考える』の座談会に参加


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『宣伝会議』(2011年5月15日号)

『米国NPOに学ぶ、WEBサイト活用ケーススタディ』を寄稿


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B2B企業によるコーズマーケティングと地域エコシステムの構築 [2015年03月30日(Mon)]


米マサチューセッツ州で、地元NPOに対する新しい寄付プログラムが開始されました。このプログラムは、ニューイングランド地方で社会起業の普及促進を行うNPO、Technology Underwriting Greater Good(TUGG)が運営する、“優先サプライヤーネットワーク”と呼ばれるもので、地元のIT企業が定期的に購入する製品やサービスのうち、特定のパーセントが、TUGGを経て、地元のNPOに寄付されるという仕組みです。製品やサービスには、事務備品、ケータリング、運送、企業ロゴの入った販売促進用のTシャツ、ピザ配達など多岐にわたります。

地元のIT企業が“優先サプライヤーネットワーク”に参加している企業に注文する際に、発注金額の3%〜10%がTUGGに寄付されます。つまり、ネットワークに参加しているサプライヤーは、売上の一部を犠牲にして、それを地元NPOに寄付するということです。サプライヤーにとってのインセンティブは、地元に対する社会貢献と、IT企業による発注が増える可能性です。

IT企業の大半は、製品やサービスの購入をインターネット経由で行うため、同プログラムは、ネットでの購入に慣れた“Millennials”(2000年代に成人を迎えた人々)が目にするところとなります。このことから、社会貢献に興味のあるこれらMillenialsによる発注が拡大していくことも期待できます。

これまでのところ、“優先サプライヤーネットワーク”には、運送会社のMercury Business Servicesと販促品を製作するAwards Coの2社が参画。前者は、全ての新規アカウントに対して3%を、後者は、1発注につき5%を寄付します。今後、さらに15〜20社ほどサプライヤーを拡大する予定です。一方、寄付の恩恵を受けるNPOは27団体となっています(3月末現在)。

この事例は、いわゆるコーズマーケティング、もしくは寄付つき商品についてですが、BtoC企業ではなく、BtoB企業によるものである点が特徴です。昨今、個人消費者向けの寄付つき商品はかなり浸透してきましたが、法人向けのものはあまりお目にかかりません。一般的に、BtoB企業はこうした寄付つき商品と縁遠いと思われがちですが、このように、B(IT企業)→B(サプライヤー)→B(NPO)→C(消費者)という流れを作ることができるのです。

また、大手企業によるコーズマーケティングではなく、地方で活躍する地元企業が連携しネットワークを作り、社会的インパクトの創出と地域活性化を行うという点でも非常に興味深いと思います。まさに、地方におけるエコシステムの確立ですね。日本でも拡がりそうな仕組みですね。

【2015/03/16 The Boston Globe記事参照】



長浜洋二 著





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