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『広報会議』(2015年3月号)

『「社会課題先進国」日本のNPO、なぜ広報が必要なのか?』を寄稿


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『宣伝会議』(2012年3月1日号)

『マーケティング部門と密接に連携 これからのCSR活動の形を考える』の座談会に参加


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『宣伝会議』(2011年5月15日号)

『米国NPOに学ぶ、WEBサイト活用ケーススタディ』を寄稿


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NPOセクターのリーダーシップ開発機会の不足と人材育成 [2014年12月26日(Fri)]


戦略コンサルティング会社、Kinsey & Companyが実施した調査結果によると、NPOセクターのリーダーは、イノベーションと計画実行力のバランス、トップ・エグゼクティブチームの形成、成果を得るためのコラボレーションなど、全てのカテゴリーにおいて自らの能力が不足していると回答しています。

この調査は、NPOや財団、社会的企業などのリーダー/経営層約200人に対して、リーダーシップの確立のために不可欠な要素と、個々の要素に対する実際の評価について調べたものです。

調査結果によると、回答者が共通して不可欠なリーダーシップスキルとして挙げているものが4つあります。イノベーションを起こす力と計画を実行していく力の両方を備えていること(58%)、力を発揮するリーダーには有能なチームが必要であること(53%)、他者とコラボレートしたり、複数のステークホルダーを巻き込む能力に長けていること(49%)、成果を出し、事業の質を改善できること(40%)の4つのスキルです。

これに対して、社会問題解決を個人や組織の成功よりも優先すること、リーダーシップの共有、エコシステムや環境に対する理解を持つこと、データやエビデンスの活用などについては低い評価となっています。

上述の4つのスキルについて、自ら、及び同僚がどのくらい実践できているかについて回答されています。イノベーションと実行力の両立に自信を持っているのは、わずか32%に過ぎません。また、自らが能力のあるチームに囲まれていると答えたのは20%ですが、他のリーダーについては、倍の39%が良いチームに恵まれていると答えています。コラボレーション力については24%が、そして成果を追求することについてはわずか18%が自信を持っていると回答したに止どまります。

また、リーダーシップ開発をサポートするに有益なのは何かという質問に対しては、理事や資金提供者からのコーチング(40%)、他のセクターを跨るネットワーク(42%)、経験する時間(49%)、研究休暇(49%)という結果になっています。

これらの結果は、米国のソーシャルセクターにおいて、リーダーシップ開発への投資が慢性的に不足していることを示しています。実際に、企業セクターにおいては、従業員一人当たり年間で120ドルがリーダーシップ開発に投資されていますが、ソーシャルセクターでは29ドルに留まっているようです。この調査結果でも、“OJT(On the Job Training)”でスキルを磨いた(70%)、実践で試練を与えられた時や転職時に成長の機会を得た(67%)、ソーシャルセクター以外でスキルを得た(52%)となっており、自らを成長させる機会が所属する組織や環境で得られない実態が浮き彫りになっています。

本調査では、(1)リーダーシップ開発に対する更なる投資、(2)リーダーが実際に必要としているリソースへの注力と提供、(3)企業セクターの人材によるメンタリングやコーチングの3つが短期的な提言として挙げられています。

私が主催している、NPOマーケティングで社会を変える!『草莽塾』は、日本のNPOセクターにおいて、こうしたリーダーシップ開発やスタッフ教育の機会がないことに対する1つのソリューションです。企業では、しかも大手になればなるほど、新入社員時から様々な研修プログラムが用意されていますが、NPOではそうした機会が殆どありません。そもそも団体として教育や人材開発に対する理解が乏しく、意欲のあるスタッフが自腹で学ぶというケースさえ散見されます。

人が育たないところに、新しい、優秀な人材は入ってきません。そして、人に投資しない組織にもセクターにも成長はありません。助成財団や企業CSR、さらに個人も含め、NPOの支援を行うものは、短期的な成果だけを求めるのではなく、長期的な成果である“人作り”も支えていくべきでしょう。NPO側でも、こうした人材育成に充当するための特別な支援プログラムを作ってみても良いかもしれませんね。





長浜洋二 著





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