CANPAN ブログ検索
Loading
  • もっと見る
«NPO講座「ターゲットに伝わるチラシを作ってみよう!」in御殿場のご案内(11/29) | Main | 『NPOマーケティング・フォーラムin福岡2014』開催のご案内(12/13)»
プロフィール

長浜洋二さんの画像
Google

Web全体
このブログの中
最新記事
カテゴリアーカイブ
ビデオリサーチ執筆コラム
logo_vri.jpg
01271000_54c6e32f59479.jpg

『広報会議』(2015年3月号)

『「社会課題先進国」日本のNPO、なぜ広報が必要なのか?』を寄稿


sendenkaigi_20120301.jpg

『宣伝会議』(2012年3月1日号)

『マーケティング部門と密接に連携 これからのCSR活動の形を考える』の座談会に参加


sendenkaigi_20110515.jpg

『宣伝会議』(2011年5月15日号)

『米国NPOに学ぶ、WEBサイト活用ケーススタディ』を寄稿


https://blog.canpan.info/hijichomoku/index1_0.rdf
https://blog.canpan.info/hijichomoku/index2_0.xml
営利企業がNPOから学べる6つの教訓 [2014年11月04日(Tue)]


非営利であるNPOと営利の企業は、それぞれ存在目的は違えど、資金や人材、テクノロジーなどの経営リソースを適切に配分しながら、達成するべきゴールに向かって組織を運営していくという点では同じといえるでしょう。

NPOセクターにおいては、これまでは、企業セクターで蓄積されたマネジメントのノウハウやテクノロジーなどを全部もしくは一部取り入れながら組織運営を行ってきました。まだまだマネジメントがしっかりしていると言える団体は数えるほどしかありませんが、この記事では、逆に、企業がNPOから学べる組織運営のポイントを6つ紹介しています。

(1)タイミングの重要性を認識する
NPOでは、自然災害に対する緊急支援などを通じ、危機的状況にあるときには、流通やコミュニケーションがタイムリーに行われなければならないことを理解している。企業においても、競合が新製品を発売する場合など、常に次に起こりうる状況を予測して計画することは、市場に迅速に反応するためにも不可欠である。赤十字社が、9/11テロの後に新規を集めて緊急通報システムをアップグレードしたことがメディアに取り上げられた際に批判されたように、タイミングとは、正しいことを正しい時期に行うことだけではなく、それがどのように“受け止められるか”を意識しておくことである。

(2)信頼関係を構築・維持する
NPOでは、受益者や支援者などと信頼関係を構築するのは非常に難しく、また、すぐに壊れてしまうことを理解している。企業の経営層も、サプライヤーや顧客、従業員との間に信頼関係を構築しなければならない。

(3)高い倫理基準を持つ
NPOであれ企業であれ、高い倫理基準を持つ組織で働くスタッフは長くその組織に留まる傾向にある。また、高い倫理基準を持っていることは口コミでも広がり、支援者や能力の高いスタッフ、顧客を集めることに繋がる。実際に、営利企業でありながら社会や環境問題の解決に貢献するという目的を持つ「ベネフィット・コーポレーション」では、労働慣行や調達などにおいて自発的に高い倫理基準を満たしているが、設立コストはかかるものの、長期的にみると経済的な恩恵を受けている。

(4)タダより高いものはないことを理解する
ボランティアは高い価値を持つ一方、最終的な責任を負うわけではなく、トレーニングも必要で、スタッフと同じように人種差別主義者や性差別主義者として経営層を悩ませることもありうる。ボランティアにはマネジメント、インセンティブ、トレーニングが必要であるが、企業においても、インターンや学生など、無料もしくは安価に活用できる外部の人材リソースを抱えているが、こうした人材が組織の信頼や社会の認知を損ねるリスクがあることを認識しておかなければならない。

(5)情熱が人を動かすことを理解する
NPOを動かすのは情熱であるが、企業においても同じことが言える。経営層は、自社の製品やサービス作りに情熱を注ぎ、株主にその情熱を伝えなければならない。もし、自社の製品やサービスを社会に普及させ、顧客のニーズを満たしたいという強い想いが持てるなら、その想いは自然と周りに伝染していく。マイクロソフト創設者のビル・ゲイツは、過去にはコンピューター・ビジネスに、現在は社会課題の解決に情熱を注いでいる。

(6)スタッフを信頼する
NPOにおいて信頼されていると感じているスタッフやボランティアは仕事のパフォーマンスが高い。実際に、企業セクターにおいても、信頼されていると感じているスタッフは、そうでないスタッフと比べ、顧客サービスを改善し、売上記録を伸ばすというデータがある。このことを実現するためにも、徐々にスタッフの責任を増やし、測定可能な明確な目標を与え、スタッフ間における仲間の信頼を醸成するような取り組みを行う。

この記事は、米Yahoo! Small Businessに掲載されているものであるため、主たる読者は中小企業でしょうが、上述の6つのポイントは大手企業に対しても言えることですね。これまでは、企業からNPOへ組織マネジメントのノウハウやテクノロジーが一方的に輸出(移植)されてきましたが、いよいよ逆に、営利企業がNPOから学べることが増えてきたように思います。

特に日本企業では、提供する製品やサービスの改善レベルにとどまり、結果として不要なモデルチェンジや価格競争が当たり前になっています。つまり、イノベーションを起こせなくなっているということです。NPOの組織運営には、こうした状況に対するブレークスルーのヒントが多く含まれているのではないでしょうか。

この分野については、今後の自分の研究テーマとしてしっかり追いかけて行きたいと思います。

【2014/10/15 Yahoo! Small Business記事参照】




長浜洋二 著





にほんブログ村 その他生活ブログ NPO・NGOへ にほんブログ村 その他生活ブログ ボランティアへ

マネジメントの記事一覧へ≫≫≫

NPOファンドレイジングボランティア寄付社会的起業CSRソーシャル・マーケティングマネジメントパートナーシップ教育メディアまちづくり公共政策
トラックバック
ご利用前に必ずご利用規約(別ウィンドウで開きます)をお読みください。
CanpanBlogにトラックバックした時点で本規約を承諾したものとみなします。
この記事へのトラックバックURL
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
トラックバックの受付は終了しました

コメントする
コメント