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『広報会議』(2015年3月号)

『「社会課題先進国」日本のNPO、なぜ広報が必要なのか?』を寄稿


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『宣伝会議』(2012年3月1日号)

『マーケティング部門と密接に連携 これからのCSR活動の形を考える』の座談会に参加


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『宣伝会議』(2011年5月15日号)

『米国NPOに学ぶ、WEBサイト活用ケーススタディ』を寄稿


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社会課題の解決を加速させるためのNPOの統合・合併 [2014年10月28日(Tue)]


米ペンシルバニア州ランカスター(人口約6万人)にあるLancaster Museum of ArtとDemuth Museumが、約30ヶ月にもわたる協議を経て、統合を発表しました。2つの施設は名前も含め、そのまま残りますが、ミッション、理事会、スタッフ(10人→6人に削減)は1つになります。統合の理由は、特にスタッフとガバナンスという経営リソースを最大化することにあります。

統合というと、組織運営の失敗という印象を受けがちですが、特に地元の議員や財団などの出資者から奨励・支持された場合、その統合は強さとバイタリティを象徴するものとなります。ランカスターのケースも、地域の財団や市長により認められ、コミュニティ全体としてポジティブな影響を持つものとして伝えられました。このような統合の場合は、単なる経営リソース不足を解消するためではなく、コミュニティのポジティブな認知を得ることになります。

統合・合併の要因を調査した結果では、93%は、サービス提供を拡大し、長期にわたる財政基盤を安定化させるためと答えています。また、75%は、統合しなければ無くなくなってしまうであろうプログラムや事業を救済するためと答えています。この結果からも、NPOが拠って立つコミュニティという存在が統合を行うかどうかの決定に大きな影響を与えています。

一方で、統合・合併は必ずしもハッピーエンドで終わるというわけではありません。統合を考えているNPOは、その統合に影響を与えるすべてのデータを調査しなければなりません。2010年のSacramento PhilharmonicとSacramento Operaの統合では、もともと顧客の重複による無駄なコストの削減を狙ったものでしたが、実際には、重複部分はわずかであったにも関わらず統合を行い、意図した結果にはなりませんでした。このケースでは、統合が必ずしも唯一の対策ではなかったのです。

National Council of Nonprofitsは、NPOの統合・合併のネガティブなイメージを払拭するために、“コラボレーション”“戦略的提携”さらには“パートナーシップ”などと呼んでいます。これらの言葉にみるように、少なくともNPOが理解しなければならないのは、自団体1つだけで社会課題を解決できるとは思わないことです。NPOセクターでは、企業セクター以上に団体同士の横の繋がりが薄いように感じていますが、取り組む社会課題の大きさや複雑さを考慮すると、統合・合併というかたちであれ、提携であれ、コラボレーションであれ、何らかのかたちで共に社会課題を解決するという姿勢が必要です。

【2014/09/26 NONPROFIT QUARTERLY記事参照】




長浜洋二 著





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