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『広報会議』(2015年3月号)

『「社会課題先進国」日本のNPO、なぜ広報が必要なのか?』を寄稿


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『宣伝会議』(2012年3月1日号)

『マーケティング部門と密接に連携 これからのCSR活動の形を考える』の座談会に参加


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『宣伝会議』(2011年5月15日号)

『米国NPOに学ぶ、WEBサイト活用ケーススタディ』を寄稿


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ショートメッセージを活用したカウンセリングによる若者の支援サービス [2014年09月05日(Fri)]


Crisis Text Lineは、いじめ、自傷行為、薬物乱用、自殺思考、家庭や人間関係のトラブルなど、13歳〜25歳の困難な状況にある若者に対して、24時間年中無休・無料で相談・カウンセリングのサービスを提供しています。

そのコミュニケーションに使用されているのは、これら若者が普段から慣れ親しんだモバイル端末の「ショートメッセージ」(テキストメッセージ)です。同団体では、特に10代の若者が日々の生活の中でショートメッセージを多用していることに着目し、その投稿を受け付けるWEB上のプラットフォームを提供しています。ある調査結果によると、米国の10代の若者は月平均で3,339件のショートメッセージを発信しているそうです。

投稿されたメッセージに対しては、専門的なトレーニングを受けたスタッフが返信(カウンセリング)を行っていますが、毎月7,000件以上のメッセージをやり取りしているそうです。

興味深いのは、Crisis Text Lineでは、蓄積したデータを共有することが若者の支援に繋がるという考えのもと、研究者や政策担当者、他のNPO、保護者、教育者などが、団体が保有している約60,000件ものカウンセリング・データにアクセスできるようにしていることです。

例えば、自傷行為を行う若者からのメッセージは21時〜22時に最も多い、性的指向に関する相談は日曜や月曜に多い、アラスカ州、ケンタッキー州、モンタナ州では自殺思考に対する助けを求める一人当たりの件数が最も多いといったデータを取得することができます。これらのデータは当然ながら個人が特定できないようになっています。

データにアクセスするためには、収集する個人情報の利用手段や情報管理について厳格なガイドラインに従う必要があります。

この事例は、2つの点でお手本になるものだと思います。1つ目は、サービスの受益者である若者とのコミュニケーション・ツールとして、従来から活用されている電話に加え、現在、若者の間で当たり前のように使用されているショートメッセージに着目した点です。まさに受益者の視点でサービスが設計されていますね。

そしてもう1点が、社会課題の解決に向けて、様々なステークホルダーとの協働を積極的に進めている点です。複雑かつ広範に渡る社会課題は、当たり前ですが、1団体だけでは解決は不可能です。蓄積したデータを協働パートナーと共有することで、若者を取り巻く社会課題の解決に向けた施策の効果を高め、解決のスピードを上げていくことができます。

日本のNPOセクターでもこうした取り組みが生まれてくると良いですね。

【2014/08/18 THE CHRONICLE OF PHILANTHROPY記事参照】





長浜洋二 著





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