WEBサイトのユーザビリティ改善と画面の表示速度の高速化 [2012年05月21日(Mon)]
Googleが提供する「PageSpeed」では、WEBサイトのURLを入力するだけで、簡単にWEBサイトの表示速度をスコア形式で測定することができます。さらに、どのような改善策を施せばスピードUPを図れるかレコメンドデーションも表示されます。このスコアは実際にかかる時間ではありませんが、WEBサイトのパフォーマンスを把握するのには有用な指標となるでしょう。100点満点のスコアのうち、50点以下のサイトは大きな改善が必要だとされています。
THE CHRONICLE OF PHILANTHROPYの調査によると、ボーイズ&ガールズ・クラブ・オブ・アメリカ(Boys & Girls Clubs of America)がPCのスコアで87点、モバイルのスコアで82点という高いスコアを獲得しています。同団体では、実際に過去半年間、モバイルデバイスからのサイト訪問者が増加しているため、CSS3やHTML5などの最新のWEBテクノロジーの導入に向けたテストを行っているそうです。 一方、米赤十字社(American Red Cross)は、PCで46点、モバイルで52点と、かなり低いスコアになっており、早急に改善が必要な状態になっています。緊急救援の時など、WEBサイトでの対応に問題がないのかと不安になりますね。 たかだか表示速度の話とあなどるなかれ。WEBサイトの表示速度が遅いことが原因で、寄付者などの支援者を失っている可能性があります。実際に経験があるでしょうが、サクサク動くWEBサイトに一度慣れてしまうと、動きの遅いサイトに出くわした時のストレスは相当のものですね。イライラが募り、他のサイトに移行してしまったという経験があると思います。WEBサイトを運用する側としては、こういった細かい点まで、潜在的なサイトの訪問者に対するユーザビリティに配慮する必要があります。 ちなみにこのサイト『飛耳長目:アメリカにみるNPO戦略のヒント』のスコアは、82点。スピード改善に向けて、「ブラウザのキャッシュを活用する」ことがレコメンドされていました。皆さんも是非お試しください! >>「PageSpeed」の利用はこちらから 【2012/04/30 THE CHRONICLE OF PHILANTHROPY記事参照】 Tweet マネジメントの記事一覧へ≫≫≫ NPO|ファンドレイジング|ボランティア|寄付|社会的起業|CSR|ソーシャル・マーケティング|マネジメント|パートナーシップ|教育|メディア|まちづくり|公共政策 |