Peace Corpsボランティア経験者のNPOでの就職 [2011年09月29日(Thu)]
米国連邦政府が運営している、開発途上国にボランティア派遣するピースコー(Peace Corps)では、ボランティア参加をした人が、その後、NPOで就労するというケースが増えているようです。
ピースコーで過去にボランティアを行った11,000人を対象に実施した調査『A Call to Peace: Perspective of Volunteers on the Peace Corps at 50』によると、1960年代にボランティアを経験した約20%の人が、その後、主としてNPOで働いているそうです。さらに、直近の過去10年間でみると、約3分の1もの人ががNPOで働いています。 ピースコーでボランティアを行った60%は、開発途上国での体験がキャリア選択において大きな影響を及ぼしたと回答しており、58%は、自分のコミュニティにおいて積極的にボランティアを行っています。また、45%は、途上国の人たちを支援するために資金集めなどを行っています。 日本でも、ピースコーと同様の制度として、JICAが運営する青年海外協力隊やシニア海外ボランティアなどがありますが、海外赴任後にどのような職業についているのか興味がありますね。いずれにせよ、こういった制度/組織を通じて非営利の世界で経験を積んだ人たちが、高い意欲や専門性を持ってNPOで本格的に活動できるようになればありがたいです。 Tweet ボランティアの記事一覧へ≫≫≫ NPO|ファンドレイジング|ボランティア|寄付|社会的起業|CSR|ソーシャル・マーケティング|マネジメント|パートナーシップ|教育|メディア|まちづくり|公共政策 |