世界中で10億ドル以上の寄付をした14人の慈善家 [2009年09月03日(Thu)]
1917年に創刊した世界有数の経済誌『フォーブス』(Forbes)の調査によると、現在、世界中で活躍している慈善家のうち14人が、少なくともその生涯を通じて10億円以上をNPOなどの慈善団体に寄付しています。
同調査は、世界中で793人の億万長者について調査したものです。トップは元マイクロソフト(Microsoft)の創設者ビル・ゲイツ(Bill Gates)で、280億ドルを寄付。同氏の寄付は、ゲイツ財団(Bill & Melinda Gates Foundation)をつうじた寄付ですが、その大半は開発途上国の病気や貧困を撲滅する活動に充てられています。あらためて言うまでもないですが、他の慈善家へ与えた影響も非常に大きいものがありますね。 これに次ぐのが、投資家のジョージ・ソロス(George Soros)で72億ドル。3位はインテル(Intel)の創設者ゴードン・ムーア(Gordon Moore)で、南アフリカの熱帯雨林保護や海洋生態系の保全を支援する妻の財団へ68億ドルを寄付しています。4位がゲイツ氏とも交友の深い投資家ウォーレン・バフェット(Warren Buffett)で、64億ドルとなっています。 興味深いことに、世界中の億万長者の45%しか米国に住んでいないにもかかわらず、なんと、14人のうち10人が米国人です。米国人以外では、アジア地域で唯1人でもありますが、香港最大の企業集団の長江グループ創設者、李嘉誠(Li Ka-shing)が名を連ねています。 それにしても、これほど米国人が多いというのも驚きですね。アンドリュー・カーネギー(Andrew Carnegie)やデビッド・ロックフェラー(David Rockefeller)など、財を成した人は慈善家としても社会に貢献するという伝統が根付いているのかもしれません。 【2009/08/24 Forbes.com記事参照】 寄付の記事一覧へ≫≫≫ NPO|ファンドレイジング|ボランティア|寄付|社会的起業|CSR|ソーシャル・マーケティング|マネジメント|パートナーシップ|教育|メディア|まちづくり|公共政策 |