読まれる助成金申請書を書くコツ [2009年02月14日(Sat)]
団体のタイプや活動分野にもよりますが、NPOの資金源のなかでも助成金は大きなウェイトを占めます。このためNPOにとっては、助成金獲得に向けた申請書のライティング・スキルを身につけることは必須といえますが、助成金を提供する側にとって、どのような申請書であれば読みたくなるものでしょうか。
【1】シンプルにまとめる 申請書を読む側にとって、簡単に内容が理解できるものでなければならず、シンプルな文章構成、冒頭の1文で趣旨が分かる簡潔な段落、重要なポイントの箇条書きなどが最低限守るべき点。1ページにもわたる長い段落や詳細な脚注や参考文献などは避ける。 【2】専門用語を使わない 自団体の中や特定の活動分野でしか使われていない専門用語や言い回しは避ける。 【3】常に読み手を意識して書く 会話をするときに相手を意識しながら話すのと同様に、読み手のことを意識して書く。読み手には、助成団体のプログラム・オフィサーばかりではなく、申請書が目に触れるすべての人が含まれる。 【4】会話調になるように心がける 会話調であることにより、自動的に、長たらしく、くどい言い回しを回避し、専門用語を控え目にできる。また、助成の最終決定は個人が行うため、パーソナル感を醸成することは助成金獲得に向けて非常に重要。 助成を行う側にしてみれば、限られた時間の中で何百、何千という申請書に目をとおし、内容の可否を判断しなければなりません。いかにシンプルに趣旨を伝えることができるかは助成金獲得のための不可欠のスキルといえます。活動分野の専門家でない人に読んでもらいフィードバックをもらうということも効果的ですね。 【2009/02/09 The NonProfit Times記事参照】 ファンドレイジングの記事一覧へ≫≫≫ NPO|ファンドレイジング|ボランティア|寄付|社会的起業|CSR|ソーシャル・マーケティング|マネジメント|パートナーシップ|教育|メディア|まちづくり|公共政策 |