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『広報会議』(2015年3月号)

『「社会課題先進国」日本のNPO、なぜ広報が必要なのか?』を寄稿


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『宣伝会議』(2012年3月1日号)

『マーケティング部門と密接に連携 これからのCSR活動の形を考える』の座談会に参加


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『宣伝会議』(2011年5月15日号)

『米国NPOに学ぶ、WEBサイト活用ケーススタディ』を寄稿


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大恐慌時におけるフィランソロピー/寄付と金融危機 [2008年11月23日(Sun)]
米国新大統領に選ばれたオバマ氏ですが、Franklin Delano Roosevelt(フランクリン・ルーズベルト)が世界恐慌時に大統領に就任した1933年の時と状況が酷似しているということで、歴史家などから注目を集めているようです。

ご存じのとおり、世界恐慌は“大恐慌”ともいわれていますが、1929年10月24日(木曜日)のニューヨーク、ウォール街の株式市場の大暴落に端を発し、全資本主義諸国に波及しました。「暗黒の木曜日(ブラック・サーズデイ)」などと呼ばれることもありますね。

では、NPOやファンドレイジング/寄付に与える影響はどうなのでしょうか?Planned Giving(プランド・ギビング:遺産を60歳のうちに寄付すれば、そこから一生年金がもらえるというもの)のコンサルティングを行う、Robert F. Sharpe & Company, Inc.は、1929年〜33年に世界中を襲った大恐慌時における寄付の状況と現在の金融危機におけるそれを比較した報告『Philanthropy in Uncertain Times: A Retrospective 1931-1949』を発表しています。

報告書によると、1931〜1933年の間、寄付は大きく減少しており、1940年代の中/後半になるまでは1931年のレベルに戻っていません。しかし、恐慌の影響は分野によって異なっており、芸術関連分野では大きく寄付が減少した一方で、1930〜38年の間、49の大学に対する寄付はわずか2.3%しか減少しなかったようです。

何が変わったのかというと、寄付の内容が大きく変わっています。健康、教育、芸術、宗教、ソーシャル・サービスの分野では、遺産や他のプランド・ギビングの全寄付に占める比率が、1933年には70%を超えるまでに達しており、1940年頃になってようやく20〜30%に戻ったとのこと。

大恐慌の時代でも、米国人は変わらず寄付をしていたようですが、その方法が変わったようですね。現在の金融恐慌でも同じことが言えるのかどうか単純には言えませんが、歴史から学ぶことは多いように思います。

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