「山女」 早池峰山 感想メモ [2023年07月19日(Wed)]
「山女」。 京都シネマ、シアター3。 ずしーーーン。グワアアーー 音が、前と横の方からも聞こえて来る。 ちょっと音の出る方向がばらついてる感じで、同じ列の左端の人がしゃべってるの?と 思った時があった。 音、重圧感あって、重なっていてよかった。 光が暗いのもリアリティあってよかった、けど、 暗すぎてほとんど見えないところがあった。 山男の洞みたいな空間の場面。 音と光が、現代の日常とかけ離れていて、映画館のだいご味があって、 映画館に行って良かったと思わせてくれた。 ただ、森山未來への演出が、もうちょっとなああーー 残念な感じ。 もっと動けるし(ゆっくり繊細にと言う意味)、せっかく彼を使うなら、 なんとかならなかったか、、、と思ったりした。 山男は、民話の中の重要な要素。 メイクも、平板かな? 山形県での撮影みたいだったけど、 早池峰は、実際には麓からそれほど離れてる感じじゃないんだよね。 川が広い。 透子さんが、厚い存在感。 福永監督が、好きなことテーマを撮ってるんだな。 いろんなモノや情報に溢れかえってる現代に ひととき、そういうものがないことの意味を考えさせる。 大事なことを。 嬰児を川に流すのは、昭和初期でもあったのではないか? 遠野の河童は赤い。 それは赤子だからという伝説を聞いたことがある。 映画では、布でくるんであった。 雷のシーン、神話だなあ。 弟役が、うまかった。 |