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「山女」 早池峰山 感想メモ [2023年07月19日(Wed)]


「山女」。

京都シネマ、シアター3。

ずしーーーン。グワアアーー

音が、前と横の方からも聞こえて来る。

ちょっと音の出る方向がばらついてる感じで、同じ列の左端の人がしゃべってるの?と
思った時があった。

音、重圧感あって、重なっていてよかった。

光が暗いのもリアリティあってよかった、けど、

暗すぎてほとんど見えないところがあった。

山男の洞みたいな空間の場面。

音と光が、現代の日常とかけ離れていて、映画館のだいご味があって、
映画館に行って良かったと思わせてくれた。

ただ、森山未來への演出が、もうちょっとなああーー
残念な感じ。
もっと動けるし(ゆっくり繊細にと言う意味)、せっかく彼を使うなら、
なんとかならなかったか、、、と思ったりした。
山男は、民話の中の重要な要素。
メイクも、平板かな?

山形県での撮影みたいだったけど、
早池峰は、実際には麓からそれほど離れてる感じじゃないんだよね。
川が広い。

透子さんが、厚い存在感。

福永監督が、好きなことテーマを撮ってるんだな。

いろんなモノや情報に溢れかえってる現代に

ひととき、そういうものがないことの意味を考えさせる。

大事なことを。

嬰児を川に流すのは、昭和初期でもあったのではないか?

遠野の河童は赤い。

それは赤子だからという伝説を聞いたことがある。

映画では、布でくるんであった。

雷のシーン、神話だなあ。

弟役が、うまかった。











夏ツバキ [2023年07月14日(Fri)]


6月の半ばでほぼ落花したけど、

今年は夏ツバキが、次々とよく咲いた。

花弁が落ちた瞬間から、目に見えないくらいの小さな黒い虫がやって来ていた。

何かを食べるのか?何してる?

落ちた時点で、次の変容が始まる。変容? 分解かな。

そして、雨に打たれ、陽に照らされ、腐敗し、それの繰り返し。

花弁の外側は、元々毛羽立っているのだが、

いぶした銀色になる。

少し硬い繊維でそれが斜めに傾いてるビロード。

たった一カ月もたたないうちに。

そのまま乾いて、シルバーの何かになる。






IMG_4876.jpg

tubakiIMG_4877.jpg


あと何回だろう、
せめて20回くらいは、夏ツバキの変身を見たいものだが




クスコの夢 [2023年07月14日(Fri)]


クスコの命日が7月5日。

クスコは、17歳と少し生きた猫。

この夏は、忘れて過ぎる前に気づいた。

(忘れるくらいが良い)

特に何をしたという事はないけど、写真と骨壺をリビングに出した。

翌日、7月6日から7日に移り変わる頃か、

ごちゃごちゃとした夢を見ていて、その中で出て来てくれた

私がトイレ便座に座っていると、

左のほうの足元から、ポンポーーーンッと
私の左の側を下から上に向かって飛びあがって行った。

その気配がそんな感じだった。

クスコは、すごく運動神経が良い猫で、

例えば、押し入れの戸が開いた状態で、

布団が上の方まで積んであって、上までの隙間が

20センチくらいのところへ

畳から、ふすまの戸と直角になっている壁をめがけて一旦そこを蹴って、

次に布団の上に乗っかって行ったのだ。

ホップ、ステップ、ジャンプは3段階だが、

2段階で。
畳の上でまずお尻を振って飛ぶ準備して、ポン(壁をけって)ポーーーン(角度を変えて布団へ向かう)

ああ。言葉で説明するのが難しいが、

ポんポーーーン と 角度を変えてジャンプできるのだ。

クスコの命日の翌々日の七夕に

ポンぽーーーーン、と左の脇の方を飛んで行ったのだ。

トイレの上の方に、私には見えない布団でもあったのかな?