伊藤千代子、95歳、にぎやかなお別れの一日 [2012年11月21日(Wed)]
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みっちゃんのおばちゃん 50年間、そう呼んできた、 たぶん親戚の中で、一番世話になった95歳の叔母が人生を終えた 92歳まで一人で暮らし、 そのあと、は、二上山のふもとで入院生活だった 医師から危篤と告げられてから2週間生き続け 驚異的だと言われたそうだ 亡くなる10日前に見舞いに行った顔と 死に化粧をされた顔は 全く違っていた。 誰だかわからない、顔。 95歳とは思えない、しわのない、小さな顔になっていた こういうきれいな顔になることも信じられないが でも、親族と本当に親しい人達だけの 通夜と告別式 ひ孫が6人、元気に泣いたり走りまわったり この人の周りには、たくさん 人が集まる この人に世話になった人がどれほどたくさんいたのだろうか、と思う お好み焼きのおばちゃんだった 子どものころから、 50年間、 楽しい時も病の時も うつ症状の時も 家に帰れない時も この叔母が、何も言わず、私の話を聞き、受け入れてくれた 耳の良い人だった 近所のうどんやによく食べに行った ヘルパーに行く前に、1時間休憩しにいってたのは、 4年くらい前のこと。 それにしても 95年というのは、なんと長い人生だろうと思う いや、長くないのかな そういえば、死ぬのが怖い、怖い と 昔からよく言っていた 最期は、恐いと思ったのかな? 多くの思い出がある小さな家は 今は駐車場になってしまった けど いろいろな場所をすごく良く覚えている こういう人が、近くにいてくれたことが 自分を支えてくれていたと思う そして、不思議に ずっと、そういう状態が変わってないと 自然に思える |





