赤坂憲雄氏の声、ラジオ深夜便、〜東北学〜狩猟文化 [2011年10月25日(Tue)]
ラジオ深夜便が聞こえてたので、
だれだろう?この声は、この話は?と 音を大きくすると、 なんだって〜? 「東北学の提唱 云々」と言ってるではないか! え、まさか、この人が、、、 とにかく、声だけ聞いてると、 30代の静かで謙虚な研究者と言う感じ。 論文を書き続けている人は、 こうも、淡々と丁寧に、乱れることなく話せるのか。。。と 感じ入ると共に、こっちがすごく落ち着く話し方だ。 それにしても、この人は、プロフィールからすると 50代後半だけど、 驚くべき不思議な若さを感じさせる声だ。 東北学を提唱した理由についてや、 (柳田國男民俗学への疑問、 東北は縄文を起点に語られるべきではないのか?ということなど) 1990年代、東北を歩き始めたころ、 「おしん」の世界・・・寒い・暗い・貧しい・・・は終わったと感じていたが、 震災で、それらの昔の姿が露わになったような気がする、ということ、 などなど、を、訥々と、しかし、熱を持って明快に話されていた。 (このあたり、省略すると、ちょっと誤解が生まれるかもしれない、すいません) 今は、東北の復興会議メンバーとして 福島への3つの提言、 @除染、A医療(継続的な内部被ばくなどの検査)、B自然エネルギー特区化 をしているそうだ。 ご本人は東京生まれだけど、 お父さんは福島県出身なので、自分自身は福島、東北に 根をおろして生きて行く(こうい言い回しではなかったけど)という ような覚悟が聞きとれた。 東北全体を将来的に自然エネルギー特区に、というシナリオを持っていると言う 壮大な話だ。 (自主避難の権利と保障の現実的な話とは、肌合いの違いも感じるが、 長い展望として、それが実行されるようにチェックしていきたい、とも言われていた) 偶然だったけど、ラジオで声と話が聞けてよかった、 また起きてきて、 忘れないように書きこんでるわけ。 ・・・・・・・・・・・・・・ 『東北学3号』、福島市の古本屋(てんとうふ)さんから夏にネットで買いました。 介護民俗学の提唱+実践者の六車由美さんの 「人身御供と殺生罪業観」を読みたかったからだ。 本の中身を見たら、そうだそうだ、 私は、昔、こういうの知りたかったんだ、、、、という内容がずらり まだ、全部読んでないけど、 で、その中にインタビュー「ケガレと差別」があり、 赤坂氏が辻本正教氏にいろいろなことを聞いている。 この第3号は総特集「終了文化の系譜」であり、 帯には「瑞穂の国に亀裂が走る!濃密に残る狩猟と供犠の風景」とある。 夏からずっと狩猟や動物供儀とか特に頭に残ってたので (元もと、そうなんだが) 9月、KYOTO EXPERIMENT のチラシの中に 「Matadouro (屠場)」というブラジルのダンスのタイトルを見た時は すごくこれが気になり出した。 それが、MarceloのWSに出ることになっていったんだった。 |