原爆被害者相談員の会は、病院で患者さんの福祉相談を行う医療ソーシャルワーカーが、その専門性を活かし専門ボランティアとして被爆者相談や毎年8月6日には「証言のつどい」を開催しています。
被爆者相談の専用携帯電話は090−7375−1211です。ご利用ください。 ここでは、会の活動予定や活動報告を掲載します。 |
当会では例年12月に
「12・11基本懇意見書にこだわる被爆者問題シンポジウム」を企画しておりますが、
新型コロナウイルス感染症対策として例年よりも開催時期を早め、
三密を避ける観点から今年は講演会とさせていただきます。
当会の12・11シンポジウム(講演会)は被爆75年を迎える本年で第40回となります。
原爆被害を含めたすべての戦争被害に「受忍」を強いる意見をのりこえるため、
ふたたび被爆者をつくらないためにと被爆者に寄り添いともに歩んできた40年間ですが、被爆者支援の取り組みの一つとして、
当会では1995年に被爆者の自分史『生きる 第1集』を刊行し、2016年に第5集を刊行しました。そして今後、第6集の刊行を目指し動き出すことに致しました。
そこで、あらためて「被爆者が自分史をつくる意味とは何か?」「自分史づくりをサポートする意味は何か?」という原点から学び、
基本懇意見書にこだわり被爆者支援活動を続けた私たちの出発点や、ソーシャルワークの在り方が再確認できるよう、
改めて被爆者支援の基本に立ち返れるような学習会を企画することに致しました。
元日赤・原爆病院の医療ソーシャルワーカーとして長年被爆者支援に従事され、
当会の創設にも関わられた若林節美さんより
『あらためて、ソーシャルワークにおける被爆者の自分史づくりを問う』というテーマで
ご講演いただきたいと思います。
ソーシャルワーカー業務が多種多様化している今日において、若林さんの実践に基づいた講演はソーシャルワーカーを含め支援者にとっても被爆者自身にとっても大変有意義な学びになると思います。
ぜひこの機会を活用いただき、ふるってご参加ください。
また、周囲の方々にもご案内いただければ幸いです。
*原爆被害者の基本要求パンフレットを活用しますのでお持ちの方は持参ください。
お持ちでない人は当日会場にて200円で配布いたします。
* なお三密を避ける観点からマスクを着用いただき、手指消毒などにはご協力ください。
* 遠方のため来場が難しい方はリモートで対応しますので、事務局までご相談ください。
日時 :2020年10月11日(日) 10:00〜11:30
場所 :広島市中区地域福祉センター(大手町平和ビル内) 大会議室1、2
広島市中区大手町4丁目1-1 пF082-249-3114
テーマ:『あらためて、ソーシャルワークにおける被爆者の自分史づくりを問う』
講師 :若林節美さん(元日赤・原爆病院医療ソーシャルワーカー、こぶしの里施設長)
資料代:500円
【問い合わせ先】原爆被害者相談員の会
〒730-0051 広島市中区大手町5-16-18 大手町パルビル 4階
専用携帯:090‐7375‐1211(三村)