昨夏季に続き蝉の羽化の写真を撮りました。公開します。
背が割って羽化
足でぶら下がり羽を徐々に開く
裏側から
羽化の周辺
蝉は、卵⇒幼虫⇒成虫へと変態する。雌は枯木に産卵し、多くの蝉の卵は翌年の梅雨の頃に孵化する。その後、枯木の表面まで出た後に最初の脱皮をおこなった幼虫は土の中に潜りこみ、何年も地下生活に入って、数回の脱皮を行う。
羽化を行うため、晴れた日の夕方に地上に出てきて周囲の木や柵などに登ってゆく。羽化のときは無防備でアリやハチなどに襲われるため、周囲が明るいうちは羽化を始めない。夜間(PM8〜9時頃〜)に羽を伸ばし、敵の現れる朝までには飛べる状態にするためである。
成虫として生きる期間は以前1週間程度と言われていたが、2000年代頃からは調査の結果、1か月程度と考えられるようになっています。