ぽかぽか陽だまり

先日、全員で『しりとり』に挑戦しました。

最初は・・・
「できるかな〜」
「えぇ〜！頭を使うのはやれんわ〜」

などと不安そうにされていましたが、しりとりがスタートすると、

他の人の順番にコッソリと、

「○○があるよ」「△△もあるね」とスタッフに教えてくれる利用者さんたちでした。

そしていざ自分が答える順番になると・・・

「まぁ〜。何があるろうか？わからん」

と頭を悩ませる皆さんです

そして今日はまた、スタッフの想像を超える答えがたくさん出てきました。

ちりとり→りんご、と順番が回ってきた利用者さんが出した答えは・・・

「ごめんさんせ」

そういえばこの利用者さん、女性スタッフを呼ぶ時に、

「あねさま〜」

と声をかけておられ、タイムスリップしたような気分でした

「よ〜っし！負けんよ〜」

という声が聞こえてきたので、慌ててカメラを持って行ってみると、



利用者さん 対 機能訓練指導員の腕相撲対決が始まっていました。

「おぉ〜っ」と力が入る男性利用者さんに、女性スタッフはかなわなかったようです。

その様子を見ていた女性利用者さんにもやる気スイッチが入り、



こちらも熱戦が繰り広げられていました

ハマグリの貝殻を使って、来年の干支『イノシシ』の親子を作っています



先日、こんな会話が聞こえてきました。

「イノシシの子どもにも鼻がある？」

「そりゃ〜あるいね！人間の子どもにも鼻はあるんじゃけぇ」

「豚のような鼻？」

「そうじゃないかねぇ」

「それじゃ、牙もある？」

「牙はどうじゃろぅか？」

そこで、調べてみました。『２歳以下のイノシシ、とくに縞模様の残る子どもでは、ふつう犬歯(牙）は外から見えません』とのこと。

利用者さんに教えてあげなければ

『結婚式を３日後に控えた高円宮家三女の絢子さまが、皇居にまつられている皇室の祖先らに結婚を報告された』というニュースを見ました。

そこで利用者さんに、
「結婚式には行かれますか？」と聞くと、

「そうね〜まだ招待状が来ていないけど、行こうとは思っとるよ（笑）」

「それなら何を着ていくかね〜」

介護現場で妄想と言うと、”物を盗られた” など、ネガティブな妄想をイメージしますが、今日の妄想はポジティブ妄想でみんなで大笑いしました

ろうきん益田支店さんに飾らせていただいている作品を、新しい作品に入れ替えました

そして持ち帰った作品の片付け作業に取り掛かりました。

「新聞に包むん？」

「テープは？」と慣れた手付きの利用者さん。

新聞紙に包みテープで止めたら、来年の作品展まで大切に保管しておきますね

洗濯して乾いたタオルをたたんでもらいました。

山になったタオルを見て、

「あねさま〜　これはどうやって、たたんだらいいの？」

と利用者さん。

てっきり他の利用者さんに聞いているのかと思ったら、

「あねさま〜　あねさま〜」という声が聞こえ、

どうやら女性スタッフのことを呼んでおられたようです。

あねさまと呼ばれたのは初めてで、まるで江戸時代にタイムスリップしたようでした

誕生日まであと３か月の９８歳男性利用者さんとの筆談での会話です。

スタッフ：「９９歳の誕生日祝いで食べたいものは？」

利用者さん：「もも」

スタッフ：「では、誕生日にやってみたいことは？」

利用者さん：「散歩」

スタッフ：「もちろん奥さんと一緒に？」

利用者さん：「若い美人の子と」

スタッフ：「そんなこと奥さんにバレたら怒られませんか？」

すると、先ほどの答えに二重線を引きながら大きな声で、

「それなら、なかったことにしてくれ」

と大笑いしながらスタッフに話されました

来月のカレンダーのイラストを書いて、下絵を利用者さんに見てもらいました。

イヌ年からイノシシ年にバトンタッチをするイラストです。

「何に見えますか？」と少し自信ありげに聞いたのですが、

スタッフの耳に入ってきた言葉は・・・

「ブタじゃろう？」

こちらも自信ありげに答えておられました

そう言われてみると、豚に見えなくもない。
何か足りないと気付いて、慌てて大きく牙を書き加えました。

「イノシシに見えませんかね」と聞くと、

「そう言われればそうか・・・」とのこと。

スタッフを傷つけまいとフォローしてくれる利用者さんでした



お気を使わせます

『炭坑節』を聞きながら、踊りの練習をしました。

「掘って〜掘って〜　また掘って〜」

座ったままではありましたが、皆さんお上手です。

「今から練習すれば、来年の盆踊りに参加できますね」と言うと、

「それまで生きられるかわからんよ」と笑う利用者さん。

でも、本日最高齢９９歳の利用者さんはやる気満々です

来年のお盆には、皆で炭坑節に合わせて踊りましょうね

先日から作っていた干し柿がついに完成しました

「ひもにひっかかりゃ〜ええんじゃけぇ、何かないかね？」

という利用者さんの言葉で、庭から枝を拾ってきて貼り付け、



干し柿が出来上がりました。あとはひもに引っ掛けて、



完成品はこちらです。



「これが本物なら、柿同士がひっついてすぐカビになるけど、その心配はないね〜」

「それにしても、柿らしい色の布があってよかったね〜」

美味しそうな干し柿が出来上がりました