ぽかぽか陽だまり

送迎中に見えるお店の看板に興味津々の利用者さん。

ゆめタウンの看板を見て、

「you me（ゆーみー）って言ったら何をする所なの？」

９９歳で “you me” と読むのがすごいですね。

そして、「これは何の店かしら・・・」と次の看板を見て、

「あっ、ここは夏の帽子を売ってるの？」と言われました。

さて問題です。ここは何のお店でしょう？

正解は・・・

「イエローハット」でした

なるほど〜

先日から庭のあちこちに穴が開いており、何だろう？と不思議に思っていました。



ご近所さんの情報だと、夜中に何やらブヒブヒ鳴いていたとのこと。

どうやら犯人はイノシシだそうです

「甘い球根だけ食べるんよ〜。チューリップとかを選んで食べるけぇね」

と教えてくださいました

この話を利用者さんにすると、

「そりゃ〜イノシシも生きていかにゃやれんけ〜。一生懸命なんじゃろう」

雑草でも引いてくれるならいいけど、よりによってチューリップとは・・・

歌好きの利用者さんたち

「さて、今日は歌本片手に歌いましょう！」と話すと、
「この歌を知っとるろうか？歌えんでや・・・」



なんて言っている皆さんですが、歌い始めると必ず一緒に歌いだしておられました。



『二人は若い』をうたった時に、皆さんのパートナーの呼び名についての話になりました。

「“あなた” なんか呼ばれたことないでや」

「わしも、“あなた” なんか呼んじゃ〜おらん。『よ〜い！』ちゅ〜て呼びよったわ」

歌の世界と現実の世界では少し違うようです



続いて歌ったのは『365歩のマーチ』。

「一日一歩、三日で三歩、三歩進んで二歩下がる」

そこで脳トレです。
「さて問題です！結局何歩進んだでしょう？」

すると、
「・・・・・1歩しか進んじゃ〜おらん」

今日も皆さんお元気です

最近咲かなかった、陽だまりの庭の白色のつつじ。

それが今年は満開です



庭にきれいに咲いたので、送迎中も白色のつつじが目に入ります。

そんな話を利用者さんとしていると、

「白色がありゃ〜ピンクや赤のつつじを引き立たせてくれるろうね」

と教えてくれました。

ピンクと白と赤と・・・それぞれお互いを引き立たたせているのですね。

お風呂の時間、スタッフに質問する利用者さん

「ねぇねぇ〜教えて！”ストラップ” って何？」

「子どもが、座ってばっかりじゃ〜いけん。せにゃ〜いけんよって言うんよ。じゃけぇ、”はい！はい！” って返事はしたんじゃが・・・」

はて？何のことだろう？と思いましたが、詳しく話を聞いてみるとわかりました。

”ストラップ” ではなく、”ストレッチ” だったようです

今の利用者さんの脚力で、どんなストレッチだったらできるか？
体に負担なく筋力保持できる運動は？

スタッフも一緒に考えていきますので、頑張りましょうね。

今、自宅の庭の “つつじ” が満開だと話す利用者さん

今日も、「生けんさい」と切って持って来てくれました。



早速、花瓶に生けると、

「うちのつつじが今、見頃でや！あんた見てみんさい。わしを負かすぐらいじゃけ〜」

自分で言いながら照れる利用者さん。その笑顔が素敵です

先日、利用者さんと一緒に”菖蒲”の花作りをしました。

それを見た今日の利用者さんが

「ま〜あれは何？」

と興味を持たれたので

「作ってみましょう！」

と一緒に手を動かしてもらいました。

見本を目の前に、さっそく作業開始です



「なかなか真っすぐ折れないわ」

と言いながらも、手は動き



スタッフが少し席を外し戻ると、見本とは違ったオリジナルアレンジも加えられていて



素敵な”菖蒲の花”が完成しました

こうして、他の利用者さんの刺激を受けて、また頑張る利用者さん

素敵な相乗効果です

「あっという間に5月が来るじゃない！なんと早いて〜ね」

「最近はこいのぼりがあんまり泳いじゃ〜おらんて〜ね」

こんな話から、”かしわ餅”　の話になり・・・

「知っとるかね？柏の葉っぱを巻いて作るからかしわ餅っていうんよ」

「中のあんこは、こしあんでも粒あんでもどっちも好きよ」

「おいしいて〜な〜」

と、話が盛り上がり作ってみることにしました。

といっても、食べれないかしわ餅です

スポンジを白い布で包み、お餅を作る人



柏の葉っぱを切る人



包んでみると



出来上がりました

「こが〜にいかい（こんなに大きな）かしわ餅がありゃ〜ええね」

「ほんと！美味しげなね〜」

完成したのがお昼前だったので、みなさん食べたくなったようです

先日から知恵の輪に挑戦する利用者さんたちです。

今日も朝からカチャカチャと指先を動かしておられます。



しばらく手を動かしておられましたが

「やっぱり駄目だわ〜来年までできん」

すると、部屋に入ってきたスタッフが目の前でさっと知恵の輪を外すと

「え〜どういうこと？手品みたい」

と、目を丸くして驚き、スタッフから知恵の輪を取り、再び挑戦が始まりました

その、チャレンジ精神が素晴らしいです

今年中に、できそうですよ

今日は91歳の利用者さんの誕生日会でした。

朝、「今日は誕生日会をしますよ」と話すと

「来年までは歳はとれんから、今日しっかり祝うちゃんさいな」

とのこと。続けて話を聞くと

「いっぺんに二つも年は拾われん今度祝ってもらうためのは、もう一年頑張らにゃ〜いけんけ〜な。」

その通りです。

一日一日元気で過ごすこの積み重ねが、一年となり、そして一つ歳を重ねていくんですね。

当たり前のことですが、誕生日を迎えるという重みを感じました。