桜
[2018年03月31日(Sat)]
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勝つと思うな
思い出の品
今日の女性利用者さんのカバン、
「何が入っているのかな?」と思うくらい、ずっしり重さを感じました。 そのことを話すと、 「そりゃ〜お父さんが入っとるけぇ」とのこと。 「亡くなられたご主人が?」と不思議に思い、話を聞くと、 ご主人の写真を持ち歩いておられるのだそうです。 見せてほしいと話すと、昼休みに小声で、 「あんただけに見せるんじゃけ〜ね」と言いながら、 愛しのご主人の写真を見せてくれました 恥ずかしそうにコッソリ見せてくれたのですが・・・ そんな時に限って、次から次へとスタッフが部屋に入って来るので、結局皆に写真を見られてしまった利用者さん 「まぁ〜!結局、皆に見せてしまったわ」 と話しながらも、今日一番の笑顔でご主人の思い出話をたくさん聞かせてくれました
今日のしりとり
春が来た
寝言?
スイセン
「これを持ってきたでや」
と自宅で咲いたスイセンの花を持って来てくれた利用者さん。 花瓶に生けて眺めながら、これを工作できないかという話になりました。 折り紙の手順を調べて、 「私はここまでなら折れるよ。あんた、こっからやりんさい」 と各自で分担が自然にできました。 茎作りを担当する人もいれば、花瓶作りの担当もいて、本物のスイセンを並べて見比べながら作成しました。 「こりゃ〜花の香りはせんが枯れんけぇ、ええてぇね」 と満足のいく作品になったようです お昼寝から起きてきた利用者さんに、 「ちょっと!見てみんさい!」 と嬉しそうに声をかけておられました
思い込み
昨日、今日と雨が降り、また冬に逆戻りをしたような気がします。
気持ちだけでも春を呼び込みたいので、春らしい歌を歌うことにしました。 「春よ来い、早く来い〜(略)赤い鼻緒の べべ 履いて〜」 「あれ?○○さん、べべは服じゃないですか?じょじょですよね」 「ありゃ?違うたね。はっはっはっ〜」 そして次の歌では・・・ 「赤い毛氈敷き詰めて〜お内裏様は下の段〜」 「あれ?できれば上の段に上げてもらえないでしょうか?」 「ありゃ?私は何て歌ったかいね?はっはっはっ〜」 思い込みってありますよね。それではもう一度・・・ 「赤い毛氈敷き詰めて〜お内裏様は中の段〜」 「えぇ〜なかなか上の段に行けませんね」 少し歌詞が違っても、こうして元気な笑い声が聞けたことが一番大切です 歌の効果があったのか、午後からは青空が出てきました
雨だからこそ
今日は春分の日。
「暑さ寒さも彼岸まで」というので、もうすぐ春が来るかと思っていたら・・・ 今日はとても寒い でも部屋の中では、満開の桜のちぎり絵を作成中です。 一生懸命に青空を貼り付けている利用者さんに、イラストの中のおじいさんのズボンを何色にするか相談すると、 「なんぼ〜おじいさんでも、地味な色はやめんさいよ」 と話す利用者さん 「わたしゃ〜相撲も見る時に、お客さんの服を見るんじゃけど、おじいさんやおばあさんでも派手な服を着とんさるけぇね〜。この間はねぇ・・・」 ファッションチェックをしている87歳でした。
しりとり
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