ぽかぽか陽だまり

朝から天気が良く、縁側でひなたぼっこをしていた利用者さん

太陽の動きに合わせ、まぶしくないように体の向きを変えながら過ごしておられました。

回転式の椅子が役に立ち、「上手に回りますね」と声をかけると、

「回転焼きじゃ〜」と笑っておられました

利用者さんが、お花を持参してくださいました
早速、花瓶に生けてもらったのですが、



その際にお花がポロっと落ちてしまいました

「かわいそう」
「もったいないねぇ」ということで、

小さな瓶に水を張り、落ちた花を浮かべてみました



とてもキレイで、「まぁ可愛い」と好評でした

陽だまりの庭にも彼岸花が咲きました。
次第に色が褪せてきたので、枯れない彼岸花を作ってみました。

「ここを丸くすりゃ〜ええんじゃね」



完成作品に大満足の利用者さんは、

「ちょっと！こりょ〜見ちゃんさいや！」

と大きな声で他の利用者さんたちに声をかけておられました

手に取り、熱心に出来栄えを確認する方もおられ、



出来上がった作品がこちらです



ろうきん益田支店さんに展示させてもらっています。

鶴と亀の作品を見て、
「鶴と亀がすべった〜　後ろの正面だ〜れ」
と歌い出す利用者さん

「この歌は何でしたっけ？」と聞くと、「か〜ごめ　かごめじゃ」。

懐かしいですね

そこで、子どもの頃よく歌っていた歌を思い出してみました。

「あんたがたどこさ」と歌うと、
「肥後さ　肥後どこさ・・・」と皆さん続けて歌われました。

次は、
「ずいずいずっころばし　ごまみそずい」

「俵のねずみが米食って・・・」と歌うと、皆さん元気に「チュ〜チュ〜チュ〜」。

「よく知っておられますね〜」ということで、全員で握りこぶしを作り、歌に合わせて順番に指でさしていきました。



ところが、皆さんこの遊びは「知らんよ〜」とのこと。
新しい遊びだったのですね

テレビで “新そば” の紹介をしていました

「美味しそうじゃな〜」

「こっちにも、よこしんさいや」などと皆さんが話していると、

「私は、そばはあんまり食べないの」と９８歳の女性利用者さん。

続けて・・・
「どんな良い新そばよりも、私はあなたのそばがいい」

だそうです

縁側を歩いていた利用者さんの足がピタリと止まりました。

「ここは、ぬくいなぁ〜」

今日は曇り空でしたが、縁側には時々日が当たってほんのり暖かい

急いで椅子を用意すると、
「すまんなぁ〜」と早速椅子に座り、嬉しそうな利用者さん

もうすぐ１０月。これから縁側でのひなたぼっこが気持ち良い時期ですね

晴れ女の利用者さん。

「今日は曇っとるねぇ」と心配しておられましたが、

「見てみんさい！空が明るぅなってきたでや」と嬉しそう。

外を眺めながら、

「彼岸花が咲いとる。ちゃんと彼岸に咲くんじゃけぇ偉いてぇねぇ〜」

と感心しておられました

明日は秋分の日。
小学校の運動会が行われるようです。明日天気にな〜れ

朝から天気が良く、１００歳の利用者さんが「ほんと今日はいい天気ねぇ〜」と外を眺めておられたので、窓際に椅子を移動させて会話を楽しんでもらいました。



「子どもの頃、おじいさんが庭のナツメを取って食べさせてくれたのよ」

とナツメの木を眺めながら思い出話をされ、

「こんなにいい天気だから、家にいるより出てきて良かったわ〜」

という嬉しい言葉も聞かれました。

９月１８日は敬老の日。『空』も長寿のお祝いをしてくれました

「赤とんぼって、どこが赤いんでしたっけ？」と質問すると、

「羽根が赤いんじゃないの？」

「体全体が赤いんじゃろう」

「そう言われたら分からんねぇ」と記憶が曖昧で、赤とんぼの写真を確認しました。

すると体が赤いことが分かり、赤い布を探して作成しました



作品を見ながら歌う曲はもちろん、
『夕焼け小焼けの赤とんぼ〜　おわれて見たのはいつの日か〜』

１００歳以上の人口、１０万人あたりだと島根県が１位だそうです。

また、先日のニュースで鹿児島県の１１７歳の女性が世界最高齢になったということで、それを利用者さんに話すと、

「わしがなんぼじゃったかいな〜。

　９７歳ということは１１７引く９７・・・

　あと２０年かそりゃ〜やれんでな

　まぁ、あと１０年は頑張ろう」

と話しておられました。

まずは益田市の最高齢を目指しましょう
応援します！

ちなみに島根県の最高齢は１０７歳。
その方のインタビュー記事に、

「何事も先案じ（心配）せんと、その場その場で解決できたら結構や」

と長寿の秘密が書かれていました。

そこで、陽だまりの利用者さんにも秘訣を聞いたところ、



「しっかりのんきに暮らす」とペンで書いて教えてくれました。

これらは共通の思考ですね