ぽかぽか陽だまり

夏休みでひ孫さんたちが泊りにきたという利用者さん。

朝お迎えに行くと、玄関には元気なひ孫さんたちがいて、

「おばあちゃん、行ってらっしゃ〜い」と声を揃えてお見送りしてくれました。

「行ってきま〜す」と手を振って出発するとすぐに、

「もう家の中が賑やかなのよ〜」
「小さいのに生意気を言うのよ〜」
「ちびすけたちがねぇ・・・」と話が尽きません。

しかも、嬉しそうにお話されます
子どもにはお年寄りを元気にするチカラがありますね

歌でもうたおう！と歌本を用意しました。

歌が大好きな９０歳の女性利用者さんに、“せ〜の〜さんはい！”の掛け声をお願いすると、

「よし分かった」と張り切っておられましたが・・・

「せ〜の〜はい！」

この掛け声では歌うことができず、

「“さん” が抜かっとったな」と反省して掛け声のやり直し。

すると、「せ〜の〜はい！ありゃ、また抜かった」

それでは掛け声を変更し、今度は「いちにのさんはい！」でお願いしました。

すると今度はうまくいき、皆さん大熱唱でした

人生の大先輩からは、いろいろ学ぶことが多く、

「年をとりゃ〜足が動かんようになったりするが、口だけは衰えんてぇな〜」

と元気に話す利用者さん。

続けて、

「それじゃが、可愛がられる年寄りにならんといけんと思うんじゃ！」

と力説しておられました。

それが『年寄りの心得』だそうです

毎日暑い日が続きます
今日も朝から庭でセミが大合唱。

セミといえば、昨日楽しい会話が聞かれました。

「セミって言っても、いろんな種類がおるんよね」

「そう。鳴き声もいろいろあるんよ」

「ミーンミーンやら、ツクツクボーシってね」

「ジジジジって鳴くのは？」

「じぃじぃゼミじゃない？」

「ばぁばぁゼミはおらんかいね？ばぁばぁは、ここにおるわぁ〜（笑）」

皆さん大笑い　明るい利用者さんたちです。

ちなみに、ジジジジ・・・と鳴くのはアブラゼミだそうです。

昔の遊びについてお話を聞いていました。

夏は・・・

「家の近くに川があったからね、毎日川で泳ぎよったよ」

「海までは遠いけぇ〜川で泳いどった」などと、川で泳いでいた方が多く、

「“すいじん” をしよったね」と９８歳の女性利用者さん。

「そうそう。“すいじん” なぁ〜」と懐かしそうな８５歳の男性利用者さん。

「すいじんって何ですか？」と聞くと、

「潜って、川の向こう岸まで行くのよ」とのこと。

川で泳ぐ、わんぱく・おてんばな子どもたちの姿が目に浮かびました

陽だまりの工作では何度も登場している、アイスクリームの蓋です。

金の枠を伸ばして、



花びらの形に切って、



貼り付けて、



素晴らしい流れ作業のおかげで見事に完成



キラキラ輝くひまわりが出来上がりました

今年の利用者さんへの暑中見舞いは、郵便ハガキではなく『うちわ』のプレゼントです。

最近一番の笑顔写真を貼り付けたうちわを贈りました。

自分の顔写真は恥ずかしいかな？と思っていましたが、これが大好評でした。

「まぁ〜これを持って帰っていいんかね？」

「家で使うけぇ〜な〜」

「こりゃ〜いつ撮ったんかな？」

何度もうちわを手にとっては、自分の写真を見てニコッ！

あおいで机に置き、しばらくするとまたうちわを手にとり自分の顔を見てニコッ！

皆さん、この繰り返しでした

その姿を見ているスタッフのほうが、ほっこりした気持ちになりました

今日は朝から気温も高く、益田市の１２時の気温は３５．１度

体温と変わらない暑さです

・風呂上りに
・トイレから戻ったら
・歌をうたったら
・手作業をしたら

ことあるごとに「一口飲んどきましょうか〜」と、お茶を差し出し続けた一日でした。

「セミが鳴きだすと梅雨が明ける」と、先日利用者さんが話しておられましたが、陽だまりの庭でもセミが大合唱

頑張ってこの夏を乗りきりましょう

昨日、中国地方の梅雨明けのニュースを聞いたら、なんだかよけいに暑く感じてしまいました

そんな時、『ピンポ〜ン』と玄関のチャイムが鳴りました。

いつも陽だまりを応援してくださっている方から、自宅で作った大きなスイカの差し入れでした。

しかも、この暑い中自転車で持って来てくださいました

「冷やしてあるので、皆さんでどうぞ」とのこと。

ありがたいことです

早速冷蔵庫に入れておき、おやつにいただきました。

もちろんスイカは甘くて美味しいのですが、重たいスイカを自転車で運んでくださったというこの気持ちが、より一層美味しさアップにつながり、幸せなおやつ時間でした。

真っ赤なスイカを食べると、夏を感じますね〜

笑いヨガの第二回がありました。

今日は、『は行』で笑ってみることに

「はっはっは〜」「ひっひっひ〜」

この次は『ふ』ですが・・・

「ほっほっほ〜」

「早いですよ！ふっふっふ〜ですよ」

「そうか〜」

なんて大笑いしながら、あっという間にレクリエーションの時間が終了。

最後に先生から、
「毎日暑いですが、笑ってこの夏を乗り切りましょう！」
とお話がありました。



「家に一人でおったら、こんなに笑うことないけぇね」と利用者さん。

帰る頃には、「はぁ〜帰る時間かいね？」と名残惜しそうにされていました。