ぽかぽか陽だまり

「今日は、ここにおった３人で同窓会をしたんよ〜」と話す利用者さん

そこにいたのは８５歳の利用者さんとスタッフ２人。
同級生ではないけどな・・・と思いながら話を聞くと、３人とも益田市立益田小学校の卒業生なのだそう。

そこで始まったのが校歌斉唱です。

「流れも清き~益田川〜」

こればっかりは卒業生でないとわからないのですが

朝はどこか元気がなくて、

「はぁ〜何もかも忘れてしもうて・・・なんと情けないことじゃ」

と話しておられましたが、校歌の歌詞は完璧！
しっかり大きな声で歌う姿が素敵でした

先日から作っていた“春らしいもの”が完成しました

今日は貼り付け用の台紙を作り、バランスを見ながらボンドで貼り付けてもらいました。



完成した作品を見て、

「まぁ〜なんとええね」と話す利用者さん。



一気に春らしくなりました

菜の花をいただきました
よく見ると、細長い花と丸っこい花があります。



この花をくださった方からクイズです

『これらの菜の花は、何の野菜の花でしょうか？』

「知らんよ〜」

「違う野菜なんかね！？」

今日は残念ながら正解が出ませんでしたが、答えは・・・

細いのが『小松菜』。丸いのが『白菜』でした。

そして菜の花を眺めていると、今日もウグイスの鳴き声がよく聞こえてきました。

「うちのほうでも、よぅ鳴くよ〜」

「前はあんまり上手じゃなかったが、この頃は上手に鳴くんよ」

すると、

「鳴くのはオンかいね？メンかいね？」と利用者さん。

誰もこの答えを知らず、早速調べてみました。
鳴くのはオスで、縄張り宣言や威嚇の声なのだそうです。

ウグイスの鳴き声を聞きながらのお花見でした

いつものように皆さんが歌をうたっていると、

「ホーホケキョ」とウグイスの鳴き声が聞こえてきました

「今、聞こえましたか？ウグイスが鳴きましたよ」と言うと、

「ほんと？聞こえんかったよ」と皆さん。

そこで、耳を澄まして鳴き声を聞こうとしたのですが・・・

そんな時に限って、ウグイスが鳴かない

「恥ずかしいんかねぇ？」

「きっと皆さんと一緒にうたいたいんですよ！」

ということで、ウグイスと一緒に熱唱しました

氷川きよしがうたう『無法松の一生』をうたっていた男性利用者さんが、

ちょっと気晴らしをしようと縁側に出て、足を温めておられました。

「こりゃ〜なんとええな〜」と足がぽかぽかです



ひなたぼっこをしながら、もう一度『無法松の一生』を流すと・・・

部屋での歌声とは違って、急に大きな声に。

そしてうたい終わると、「この歌はなぁ〜」と曲の解説が始まりました

これも、お日様効果でしょうか？

午前中、歌でもうたおうということで歌詞本を手にうたいました。

この歌詞本は１０年前、当時通ってくださっていた利用者さんの手作りです。



「次は “星影のワルツ” を歌いましょう」と言うと、

「さぁ~うたえるかな？どうじゃろうか？」と心配しておられましたが、

「せ〜の！さん、はい！」のかけ声にタイミングは完璧で、

「別れ~ることは辛いけ~ど♪」

と元気な歌声が聞こえてきました。

そして、この後の歌も「さぁ〜うたえるかな？」と、このやり取りを繰り返しておられました

もしかして、「うたえるかな？」と言ってみただけかしら

この利用者さん、昨日まで少し風邪気味で元気がない様子だったので心配しましたが、

今日は元気な歌声が聞かれ、うたうことで肺の運動にもなりました

もう一つ、春らしい作品を思いつきました！

そこで、作業工程と完成予想を説明したところ、

「まぁ〜。そが〜なものになるんかね」

「ええね〜！」

と張り切って手を動かす皆さん。

ですが、しばらくして部屋に入ってきたスタッフに、

「何を作ってるの？」と聞かれると・・・

声をそろえて、「さぁ〜？」





これを作るんですよと再度説明すると、

「そうじゃった」と思い出し、また手を動かされました

完成が楽しみです。また紹介しますね

「帰る前に一曲歌っておこう♪」ということで、皆さんよく知っている “旅の夜風” を熱唱しました。

歌い終わって、

「田中絹代と、ありゃ〜誰じゃったかいな〜？」

「上原謙じゃろ〜？」

「そうそう青大将のお父さん！」

「ん？若大将じゃない？」

「おぉ〜そうじゃった」

と大笑い

上原謙さん！息子さんがもう少しで蛇になるところでした

今日は春分の日

生物が冬の寒さを耐え忍び、春の訪れと共に活発に動き出そうとする時期です。
またお彼岸ということでお墓参りをされる方も多いかと思いますが、

陽だまりでは・・・『ぼたもち』です。

今朝「今日のおやつは、ぼたもちを準備しようと思います」と話すと、

さっきまで、「今日は、なんやらしんどいね〜」「なしてろうか？」

と気持ちが落ち込んでいた利用者さんから、

「そりゃ〜ええな〜食べるでな！」

と元気な答えが返ってきました

「足が悪いから、最近はお墓参りもできない」という皆さんですが、今日のぼたもちの食べっぷりを見たら、ご先祖様も安心しておられることと思います

脳トレに挑戦の利用者さん。（９７歳）

「＋」「−」「×」「÷」のどれかを書き入れて、計算式を完成させてもらいました。

「勉強させるんか〜」と笑っておられましたが、しばらく問題を見つめると、

「鉛筆を貸してください」と言って問題に取りかかりました。

解き終わると、二枚目の問題に挑戦！

今度は数字を書き入れて、左右の合計を同じにします。



悩みながらも全問正解素晴らしい！

そして三枚目、ひらがなの穴埋め問題では、

「さ○○○」⇒「さるまた」

「○○つ」⇒「みっつ」

「○○○○ん」⇒この問題は最後まで悩んでおられ、

「これでいいか・・・」と書かれた答えが、

「さんたくん」

可愛らしい回答でした