ぽかぽか陽だまり

バドミントンの羽の先を使った『巨峰』が出来上がりました

器用に紫色の紙で丸く包み、



箱に貼り付けました。せっかくなので説明を書いて、



葡萄の茎にしようと、庭から枝を拾ってきたスタッフに対して、

「こが〜な細い木じゃ〜つまらんわ〜ね。大きな葡萄なんじゃけ〜探してきんさい」

と最後までこだわって完成した作品がこちらです。



これを持って、早速屋外歩行訓練に出かけました

どこへ出かけたのでしょうか？・・・その様子はfacebookで紹介しています。

昨日、９６歳の女性利用者さんが、

「山鳩が鳴きよったんよ」と教えてくれました。

その鳴き声は・・・

「てて〜ぽっぽ　てて〜ぽっぽ」

すると他の利用者さんも、

「子どもの頃、『てて〜ぽっぽ』って言いよったね〜」

とても可愛い鳴き声でした

今日の利用者さんにその話をすると、

「そうよ〜。てて〜ぽっぽって鳴くよ」と。

皆さんは、どのように聞こえますか？

ちなみに山鳩は別名で、キジバトって言うそうです。

朝お茶を飲みながら職員に向かって、

「あんた若いね〜これからじゃ〜ね」と利用者さん。

「○○さんも、まだまだこれからですよ」と言うと、

「だめだめ〜。若い時には夢も希望もあったけどね。今はもう病気をしないことと、人に迷惑をかけないこと、それだけを思っとるんよ」

と話されました。

「病は気から」と言いますが、この方はいつも笑顔で穏やかに過ごしておられます。

そのことで、病気をしないこと・人に迷惑をかけないこと、どちらもすでに実行しておられるのだと思います。

８４歳、奥が深いです。

先日、食事前の嚥下体操を始めようとすると、

「テレビを見て！（卓球の）愛ちゃんが結婚会見するんといね！」

と利用者さんが教えてくれました。

それからＣＭが流れたので、

「急いで体操しよう」と皆さん張り切って体操に参加されました。

この日の利用者さんは全員女性で、

「ご主人は、なんと男前じゃね〜」

「愛ちゃんの振袖もええわ〜ね」

いつもは “食い力” の利用者さんたちですが、皆さん箸を持つ手が止まり、テレビにくぎづけでした

朝から天気も良く、送迎の車内で「散歩に行けばいいような天気じゃね〜」と話していた利用者さん。

午後から、帽子をかぶって庭へ向かいました。

先日、花の苗を植えたので、その花を眺めると、



そのまま中学校の方向へ。野球部の練習風景を見ながら、

「私は浜田高校の和田投手が好きで、昔はよく応援にも行ったんよ〜」

と懐かしそうに話しておられました。

若い頃には、子どもさんを甲子園まで連れて行ったという思い出話も聞かせてくれました。

秋の風を感じ、思い出話をしながらの屋外歩行訓練でした

敬老の日のプレゼントは、最近一番の笑顔のアップ写真を、手作りフレームに貼り付けました。

感想は様々で、

「まぁ〜。こんな（この）おばあさん誰かね？恥ずかしい」

と照れる方や、

「今度息子が帰ったら、見せてやろう〜」

と言われる方、

「見て〜。モデルみたいでしょ？」

と他の利用者さんに見せる方もおられました。

ある利用者さんには、写真が見えないようにそ〜っと裏返して渡しました。

すると手を合わせて、

「ありがとうございます」と、

そこまでは良かったのですが、裏返してご自分のアップ写真を見たとたん・・・

あまりの驚きに写真がひっくり返ってしまい大笑いでした。

最近にない一番大きな声で笑っておられました。

あまり多くを語らない利用者さんですが、夕方乗車してから、

「写真は（車に）のせてある？」

と職員に確認する姿がとても嬉しかったです。

敬老会で挑戦した『貫一・お宮』の芝居がとても好評で、

「次は違うお話でやってみよう」と盛り上がっています

「誰でも知っているお話がいいよね〜」

「桃太郎は？」

ということで、登場人物について相談が始まりました。

「桃太郎と鬼と、家来の・・・」

「犬」「猿」「きじ」

さすが皆さんよく知っておられます。

すると、ある利用者さんがボソッと、

「さる・とり・犬・亥」

いのししは出てきませんよ。それは干支です

今日も敬老会のイベントがありました

午前中は大正琴の演奏会。



演奏が始まる前にお風呂に入ろうと思っていた、ある利用者さん。

脱衣場まで行かれたのですが・・・

『演奏が聴きたいけ〜部屋に帰ろう終わってから入ってもええろうね』

と速足で戻られました。足取りはかなり軽やか。

演奏が始まると、皆さん大きな声で伴奏に合わせて大合唱です

演奏をする職員が、

「ほとんど練習できていないのですが」と言うと、

「まぁ〜。私ら〜も歌えるか分からんけぇ。楽しく歌いましょうや」

と利用者さん。楽しい時間が過ごせました

今日は『敬老の日』

「多年にわたり社会につくしてきたお年寄りを敬愛し、長寿を祝う日」

ということで、今日のお昼ご飯はめでたいお赤飯



最近食欲がないという利用者さんは、

「まぁ〜。楽しみなね」

と嬉しい言葉が聞かれました。

小豆づくしではございますが・・・お彼岸ウイークでもあるので、おやつは手作りおはぎ。



皆さん、見事に別腹の様子でした

帰りには、最近の笑顔のベストショットを手作りのフレーム付きでお渡ししました。



「まぁ〜。これは私〜」と感激の利用者さん。

この写真は、ご本人もご家族の方もきっと喜んでくださると思います

ある利用者さんは、帰りに出迎えてくれた奥さんに、照れくさそうにそっと見せておられました。

奥さんも、

「まぁ〜。いい顔　孫たちにも見せよう」

と話しておられました。

皆さんの笑顔がたくさん見られた敬老の日でした

帰る時間には、いつものように皆さんの長寿を祝して万歳三唱で締めくくりました。

利用者さんたちの好きな曲、『金色夜叉』。

貫一・お宮の恋の話に、

「ロマンスじゃね〜」と８９歳の女性利用者さん。

すると９４歳の女性利用者さんから、

「あんた、そんなことがあったかね？」と質問が。

「ない！」と即答の利用者さんでしたが、

「３０若返ったら、分からんね〜」とのこと。

８９−３０＝５９　５９歳のロマンス

その後、質問をした利用者さんが突然・・・

「やれ、おかし〜」と思い出し笑い

つられて皆で大笑いでした